個人事業主としての道

本当、お久しぶりの更新になります。ふじです。

子育て中に記録として残しておいたnoteですが、ある時期を境に筆を執ることがなくなってしまいました。今回は自分の中の気持ちや棚卸しも兼ねて書いていきます。

とある新聞社に編集部として所属された私は、日々いろんなことをネタに記事を書いていました。

新聞社には、「キャップ」と呼ばれる記者たちを取りまとめる統括がいます。編集長の右腕のような役割を果たします。

私はキャップに文章の書き方から企画・ネタ集め・入稿まですべてを教わりました。まさか自分が独立するとは思いませんでした。

夫にnoteで書いていた記事を見せたところ「これは自分でお仕事取れるんじゃない?」と言われたことから始まります。

試しに初心者向けの「ランサーズ」というクラウドソーシングサイトでプロフィールを登録し、募集している依頼に提案をかけてみます。

最初は勝手がわからず、単価も低くぼちぼちやっていました。記者もライターも変わらず、

「お金をもらって書く」

ということがずっと頭にあったので、常に読み手のことを考え、クライアントさんのことを考えながら書いていました。提案をすると依頼をいただける。でもそれは「新聞記者」だった私の経歴を見て、判断してくれたんだと思います。ポートフォリオはありましたが、個別で提案時にお送りする程度でした。私はただひたすら、自分が今持てるすべての力を出しながら、毎回の依頼をこなしていました。

あるクライアントさんが言いました。「次もお願いできるかな?」

これは一番最初に依頼を受けたクライアントさんからの言葉でした。

その後、その次に受けたクライアントさんからも同じ言葉を言われるようになりました。

今までは「新聞記者」だった私のステータスで判断してくれていたクライアントさんが、私の仕事を見て「継続したい」と言ってくれました。

自分の能力が認められた瞬間で、仕事のスキルを見て判断してくれたのは本当にありがたいことでした。

それと同じ時期に、今度は直接メッセージに依頼が来るようになりました。

「自分の価値とは」と思いながらがむしゃらに取り組んだ1か月間。

「業務委託契約を結びませんか」と言われるまでになりました。2社のクライアントさんから同時期に。

自分が飛び込んでみて初めて「私を必要としてくれる人がいる」と肌で感じる出来事となり、それ以来「独立してもやっていけるんじゃないか」と思うようにもなりました。あまりにも直接依頼されることが多いからです。

「自分とは」「自分の価値とは」これは、飛び込んでみないとわかりません。強みもわかりません。後から実感することだと思います。

業務委託契約を結んでからは、個人事業主としての準備を始めました。

自分で書いていて思いますが、こんなことはまれです。2か月で独立したというのは、あんまり聞かないです。自分でも調べました。

私の場合、今のIT系の市場で「たまたま需要があった」それだけです。

「新聞記者なんかこれから食べていけない業界だ」と言われていたほど斜陽産業です。新聞に限らず、出版・放送・マスコミすべてです。

自分がどうやって生きていくのか、どうありたいのか、どんな働き方が向いているのか。ライフイベントが発生するごとに考える転機です。

趣味で始めた書き物が、いつしか仕事になり、自分で仕事をとれるようになった。

これだけでも、自分の人生には十分すぎるくらい贅沢な経験だと思います。

でもできることなら、個人事業主として実績も積みたい。積んでいつしかもう一度記者に戻りたい。これは夫も知らない私の野望です。

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個人事業主になってから思ったことなどは次回書いていきたいと思います。


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