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褒められ慣れてなかった

前回の話の蛇足というか、ちょっとした日記というか。

髪を短く刈ってった翌日に職場に行ってみますと。
いつも構ってくれるおばちゃんがさっそく「あ、髪切ってる」と目を付けてきた。

「いいやん、かわいいかわいい」などと言われるけど、なかなか反応に困ってしまうぞ。
お礼を言いつつも困っていると、
「あ、そういうこと言われたくないタイプ?」
と聞かれてしまった。

言われたくないというか、うーん、つまりその。
照れる。
褒められ慣れていない・・・!!

嬉しいんだけどね、面と向かって言われたら照れるじゃないですか。

あんまり日本人って、その人のいいところをストレートに言わない文化よね。
多分、多くの日本人は、何か肯定的なことを言われたら喜びよりも戸惑いの方が先に来ると思う。
慣れていないからですね。そういう社会で育っていない。

でも私、人のことを褒めるのは好きでめっちゃする矛盾。
それはもう、心の底からそう思ってるから、相手が照れようが「そんなことないです・・・」と謙遜してようが関係ない。
(そして素直に喜んだ人は、正直あまり見たことがない)

ただただ思ったことを、そのまま伝えているだけなのですから。
それはある種、私なりの表現なんですよ。
言いたいことを人に伝えてるだけ。

なんだけど、どうにもその逆は慣れてないらしい。
素直になるのが苦手なんですよね。嬉しいんだけどね、照れが先に出てくるわ。

でもそれじゃあ、これまでと同じになってしまうから、ここはひとつ。
「・・・すごく嬉しい♡」と言ってみた。

その後も、それなりに喋る間柄の方たちからは「短くなってる!」と驚きの声が聞こえた。
しまいには、行きつけのお弁当屋さんの店員さんまでもに気付かれると言う。
(私も店員してたことあったけど、確かによく来る人だと普通に顔を覚えてしまうことを忘れていた)

でも、わざわざ気付いて声をかけてくれるなんて。
その後、いつもならスルーする街頭アンケートにまで協力してしまったくらいには、私は喜んだ。

人間、素直になるのがよいのですよクスさん。
素直であろう、人間。

自分に素直になること。
自分を、人を受け入れること。
これができるかどうかが結構人生を左右すると思うのは、私だけではないでしょう。

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