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地域課題解決の支援を実感できる クラウドファンディング型ふるさと納税の取組み

こんにちは!
随分と涼しくなってきて、この時期服装に悩みがちな公共チームの小野です!

皆さん今年のふるさと納税はお済みでしょうか? 年末が一年で最もふるさと納税の寄附をする人が多い時期で、みなさんもどこに寄附しようかお悩みかもしれません。
そんな方に!今回はクラウドファンディング型のふるさと納税についてご紹介します。



クラウドファンディング型ふるさと納税ってなに?

現在のふるさと納税では、申込の手順として返礼品を先に選んでから寄附を行うことが一般的です。あわせて寄附された金額の使い道を選ぶことができます。

クラウドファンディング型ふるさと納税は、この申込の手順とは逆に、自治体の抱える問題解決のため、寄附の「使い道」を具体的に明示し、そのプロジェクトに共感・支援した方から寄附を募る仕組みです。

*クラウドファンディング:多数の人による少額の資金を調達する仕組みで、クラウド(群衆)とファンディング(資金調達)を組み合わせた造語。

クラウドファンディング型ふるさと納税でも、返礼品から選んだふるさと納税と同様に税額控除をうけることができます。

クラウドファンディング型ふるさと納税実施の支援

私たちは自治体のふるさと納税業務支援の一環で、クラウドファンディング型ふるさと納税の立上げ支援もおこなってきました。

通常のふるさと納税を「地場産業の振興」や「シティプロモーション」に活かしつつ、クラウドファンディング型ふるさと納税を多くの人からの地域課題の解決支援策として支援しています。

その中から今回は喜多方市での取組みについてご紹介します。


そばの魅力を伝えるイベントの開催をふるさと納税で支援!

福島県喜多方市にある飯豊山では、豊富な伏流水が流れており、冷涼な気候とが大きくそばの栽培に適した土地であることから昔からそばの栽培がおこなわれており、つなぎを一切使わないそば粉100%の手打ちそばである「山都そば」が名産となっていました。

「そばによる村おこし」として山都そばを堪能できるイベントの実施が行われていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントが中止に。
こうした状況のなか、新たな形式での「そばまつり」を実施しイベントを継続するために、全国の方に山都そばを知っていただき支援を集めるクラウドファンディング型のふるさと納税を実施することになりました。

喜多方市は初めてクラウドファンディング型のふるさと納税を実施するということで、何を書くべきか、どんな画像を使うべきか、などページの作成からサポートしながら、立ち上げを行いました。

もともと喜多方市では、返礼品としてそばを提供していましたが、本イベントの実行委員会と現地パートナー企業が調整を行い、このプロジェクト限定の返礼品を提供していただき、山都生そばを実際に味わっていただけるようご提案しました。

喜多方の山都そばという文化を知っていただき、その文化を継承したいという思いをふるさと納税を通じて多くの人に知っていただくことができ、結果として目標としていた100万円の寄附を達成することができました!



寄附支援をより実感できるクラウドファンディング型ふるさと納税

今回は喜多方市の事例をご紹介しましたが、弊社では他の自治体でもクラウドファンディング型のふるさと納税の立ち上げ、広報支援などを行っています。

実際にクラウドファンディング型ふるさと納税に携わってみて、返礼品はもらえずともその自治体にお住まいの方からの寄附も多く見受けられました。自分たちが応援したい、でもやり方が分からない、という市民にとっての入り口としても、ふるさと納税が活用されていることが分かりました。

自分たちの寄附が直接支援になることを実感できる。
その思いが、市民の方からの寄附につながっているのではないでしょうか。

また別の機会に他プロジェクトについてもご紹介します!

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