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災害時に役立つアロマテラピー

この度は能登半島地震により犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

自分が住んでいる地域にも、今後必ず起きる大地震。
災害時にアロマテラピーで何が出来るか、自分が持っている知識や情報をシェアしたいと思います。

芳香蒸留水で行う口腔ケア

避難生活において、水不足で歯磨きが出来ないなど口腔内の清潔が保てないことにより、口腔内の細菌塊が寝ている間に気管や肺に落下して、誤嚥性肺炎を引き起こすことが懸念されます。
阪神淡路大震災の死亡者のうち、震災関連死で最も多くを占めたのが肺炎であり、その多くは高齢者の誤嚥性肺炎と見られています。
NHKの情報番組でも、震災関連死として肺炎が取り上げられ、口腔ケアの重要性と、ウェットティッシュによる口腔ケアの方法が伝えられていました。

研究によると誤嚥性肺炎の原因となる代表的歯周病原性菌ジンジバリスに対して、以下の芳香蒸留水に抗菌効果が認められています。
①タイム・ブルガリス
②ジャーマン・カモミール
③ラベンダー
④ローズゼラニウム
⑤ローズ
⑥レモンバーベナ

東日本大震災の際には、福島県の小さな避難所にミントウォーターを届けたところ、ヘアケアや口腔ケアに老若男女問わず使用され好評だったとのこと。(ヘアケアとしては頭皮にスプレーしマッサージを行うドライシャンプーとして使用します)
抗菌効果だけでなく違和感なく使用できることも大切なので、ミントウォーターでの歯磨きは受け入れやすいと考えます。
また、市販の歯磨き粉は口腔内が乾燥するため、水不足の環境下では使用しない方が良いとのこと。
災害時の備えに、芳香蒸留水も用意があると役に立ちます。
※芳香蒸留水はオーガニック原料で保存料など含まず、口に入れても安全なものを使用すること、飲用ではなく歯磨きやうがいとして吐き出すことが前提です。
参考:アロマトピア No.138 


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