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【朝の音楽記事vol.2】ログマロープ/日食なつこ 〜これがやりたかったんだよ〜

皆さま、おはようございます。
朝の音楽記事です。2記事目です!
ぜひ、読んでみていただけたら幸いです!

ログマロープについて

曲タイトル:ログマロープ
アーティスト:日食なつこ
作詞・作曲:日食なつこ
発売日:2017年1月11日
タイアップ:M1グランプリ2023のプロモーションビデオ

日食なつこさんの曲作りは“私がずっとやりたかったこと“

日食なつこさんの楽曲は基本的に「ピアノ」を軸に成り立っている曲がほとんどです。
ほかの楽器が入ってはいますが、主役はあくまでも「ピアノ」だということがわかります。

私は幼い頃からピアノを習っていたこともあり、普段曲を作るときは基本的にピアノで行っています。

子供の頃に曲を作り始めた時もピアノで行っていたのですが、その時に思ったことは「この曲の音をできるだけピアノで表現できないかな〜」ということです。

元々ピアノで作っている曲ですから、リズムだったり、雰囲気だったりもピアノで「こんな感じです!」といった方が伝わりやすいと思っていて、「なんならピアノのままで曲を完成したいな〜」なんてことを思っていました。

だいたいの曲っていうのはピアノやキーボードの他にギター、ベース、ドラムを基本として、ストリングス、打楽器、コーラス、その他にも色々な楽器や音が入っています。
それらの音が加わっていくと曲が良くなるのは間違いないのですが、どうしてもピアノが影に隠れがちになってしまうのは避けられないことです。

でも私はピアノの音が一番好きなのでやはり”ピアノの音を前面に押し出したいな”という気持ちがどこかであったんですよね。

そしてテレビで日食なつこさんの曲を聴いたときに、私は思わず「やってる人いるじゃん!」と言ってしまいました(笑)

「これだよ!これがやりたかったんだよ!」と。

しかも、ピアノが主役で思いっきり前面に押し出されている!

私が初めて日食なつこさんの曲を聴いたのは、テレビ朝日の「EIGHT-JAM」(当時は「関ジャム完全燃SHOW」)で紹介されていた「水流のロック」でした。
放送が終わった後にすぐ、曲を調べてずっと聴いていました。

この曲はみなさまもご存知だとは思いますが「M1グランプリ2023」のプロモーションビデオで使用されています。

ベースとなるピアノが転調していく

私が一番この曲で好きなのはやはりピアノの部分です。
特に曲のベースの部分を担っているピアノ部分が華麗に転調していくのが好きです。

私なりの解釈なのですが、このピアノがどんどん転調していくなかで、メロディの音程は変わらないという感じは「もがき」のようなものが表現されているなと感じました。
自分の軸はきっちりあるんだけど、心の中の感情はザワザワとフワフワとしている様子が想像できます。
ある意味曲の中で“ピアノが暴れている”ような感じだなと思いました。

実際日食なつこさんがこの曲を書いた頃は「一番沈んでいた頃」だったそうで、曲が書けずにもがいていたとのことでした。

日食なつこさん、ログマロープに関しての記事↓↓

そしてグッととくるのが、最後の最後に散々転調しているんだけども、もとのイントロと同じ音程に戻ってくるというところ。
「色々迷って、苦しんだけどやはりこれで勝負したいんだ!」と言っている人間の姿が浮かびます。
まさにM1グランプリという舞台で闘っている芸人さんのようです。

ピアノの衝撃に負けないくらい力強い歌詞と歌声

そしてピアノのインパクトだけではなく、歌詞と歌声も凄いです。
私がすごく心にグサリときた歌詞は以下の部分です。

考える時間をください 背水の陣で言って気づく
考える時間なんて腐るほどあった

日食なつこ 「ログマロープ」

私も常に「時間がもっとほしい。ゆっくり考える時間がもっとほしい」と感じているんですが、ふと「あれ、今まで考える時間ってあったよね?」と感じてしまうこともあるんです。
”あの時のあの時間。考える時間に充てれたよね”
この感情って皆さん感じたことがあるんではないでしょうか。

でも「時間がない」という言葉は一種の言い訳で本当は怖かっただけなのかもしれない。
行動して失敗するのが怖かっただけなのかもな〜とこの歌詞思ってしまいました。

最近私は「時間がない」という感覚を持たないようにしています。
いろいろと時間を捻出するために本なども読みましたが、私たちがいきなり時間を増やすことは難しいです。
だったら、限りある時間で最大限のパフォーマンス、作業量ができるように整えることが大切なのではないかという結論になりました。

そしてつけ加えるとしたら、やはり”行動すること”。
時間がないと嘆く前に行動することが大事なんだなと年を重ねるたび、日々感じさせられます。

「言い訳しないで、早くやりなさい!」と喝を入れられる感覚でしたね(汗)

気合いを入れたい時に聴く

私はお笑いが大好きでM1グランプリも毎年追っかけているのですが、ここ数年は開催前にプロモーションビデオが公開されていてバックには曲が流れていてその曲のチョイスが絶妙なんですよね!
昨年はこの「ログマロープ」が採用されていて、その時に初めて聴いたのですが、、、私は聴いた瞬間に心を掴まれました。
最初に“刺さるようなピアノ“のイントロが流れてきたときには鳥肌が立ちました。
「すごい曲だ!」ってなりました。

M 1という舞台で闘う漫才師の方々の細かい表情を映し出しているこのプロモーションビデオ。
舞台裏の様子はもちろん、決勝に進む9組が発表されるシーンにこの曲は合いすぎてる!と思いました。
エントリーナンバーと名前を呼ばれた方々のと呼ばれなかった方々の表情を本当に細かく映していてスタッフの方のM1への愛が感じられたり、「本気」な人たちがたくさん見られるいい映像だと思います。
人間臭くて、正直で、まっすぐな。
そんな映像です。
まだYouTubeでプロモーションビデオが観られるので、「ログマロープ」とともにご覧になっていただけたらと思います!

そして、私はこの曲はズバリ「気合いを入れたい時」に聴きます!

先ほども言いましたが、“刺さるようなピアノ“のイントロによって頭がスカッと目覚めるような感じがします。
歌詞も相まって「甘ったれたことは言ってらんないな」という感情がわきます。
前回ご紹介させていただいた、倉木麻衣さんの「Your Best Friend」は「安心したい時に聴く」のにおすすめですが、この曲は全く逆ですね。

少し緊張感を持ちたかったり、自分に喝を入れる時に聴くのがおすすめです。

なんだか日食なつこさんに「さあ、思いっきりもがいてこい!」と言われているような感じです、、、!

この記事を読んでくださっている方も、もしかしたらこれから何か勝負をする場面だったり気合いを入れる場面が来るかもしれません。
というか今日がそうだよ!って方もいるかもしれない。
そんな時にぜひおすすめの曲です。

すごいことをやっている!ぜひこちらも観てください

ライブの映像もすごいんです。
私は、YouTubeで公開されているものを見たのですが、本当にすごいんです。
このアップテンポでピアノもある程度忙しい感じの曲を弾き語りでパフォーマンスされています。
この曲、、、私も何度かカラオケで歌いまして、今も絶賛練習中なのですが。

めちゃくちゃ難しいんですよ、、、!

何も楽器をもたずに歌うのもかなり難しい。
早いのもそうなのですが、リズムも中々複雑な部分もあり私はかなりまだ置いていかれます。
それをライブで日食なつこさんはピアノを弾きながら歌っているんです!
あきらかに手元のピアノは忙しいはずなのに、そんなことも感じさせないくらい力強く、歌声がブレることもなく歌ってるんですよね。

私が観た動画はこちら↓↓

この映像では日食なつこさんとドラムの方のみがステージにいますね。
シンプルな構造のバンドスタイル。
アコースティックライブとはまた違う雰囲気な感じがしますね。
でもまさに“音を楽しんでる“って感じです。
「いつか生ライブでログマロープを聴いてみたいな」と思わせてくれる動画です。

日食なつこさんの曲はあくまでもピアノが主役なのですが、そのピアノのおかげで他の楽器がさらに輝くという効果があると私は思っています。
この曲でも、ドラムの方が輝いてみえますね。
ボーカルとハモっているのもすごくいいですよね!

あと原曲のほうではギターが入っているんです。
でもメインという感じではなく後ろで鳴っているという感じです。
激しい曲だけどあえてギターが主張していない感じも他の曲とは違う魅力が感じられて素敵ですよね。
曲作りの勉強になりました!

生きていたら必ず何回かは「ここが勝負だ!」って日がありますよね。
そこまでではなくてもちょっと今日は気を引き締めなきゃなということがあると思います。
そんな自分を鎮めるために穏やかなものを投入するという方もいると思いますが、あえてこの「ログマロープ」のような曲に背中を押してもらうというのもいいのではないでしょうか。
私は少なくとも今年は何回もこの曲にお世話になりそうな気がします。

皆さまもぜひ聴いてみてくださいね。
ここまで読んでくださりありがとうございました♪

今日も皆さまにとって素敵な1日になりますように。
素敵な音楽とともに頑張りましょう♪


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