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「肩こりラボ×Fit Boxing」機能解剖学に基づいた体の使い方

折角エクササイズをするなら効果的に、そして体を傷めずに行いたいですよね。
そこで、以前、自宅にいながら誰でも簡単に行えるストレッチ動画の制作にご協力いただいた「肩こりラボ」丸山氏に、Fit Boxingを用いたボクシングエクササイズの動きについて、機能解剖学に基づいてご説明いただきました。

↓ストレッチ動画はこちら↓

動画「機能解剖学に基づいた体の使い方」

基本姿勢

基本姿勢は全てのFit Boxingの動きの中で『要』となる重要な姿勢です。パンチやダッキングの動きにも繋がります。

ポイント

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基本姿勢-お腹

腹筋は4種類あり、表層から「外腹斜筋」「内腹斜筋」「腹直筋」「腹横筋」

☆今回意識するのは一番奥の「腹横筋」

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 腹筋を意識して、きついズボンを履く時にお腹をへこませるイメージ
 背中を丸まらないように保ったまま、お腹だけをへこませる。

基本姿勢-胸

胸を開く、あるいは斜め上に押し出すイメージを意識。
胸を張ると肩をすぼめてしまうので腕に力が入りパンチが打てなくなる。
肩には力を入れないようにする。
お腹を引き込んで腹横筋を意識させた状態で胸を斜め上に向ける。
この時背筋を意識する

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☆今回意識するの背筋の箇所 「脊柱起立筋」
 脊柱起立筋とは背骨を起こす筋肉
 脊柱起立筋が働く状態だと肩が力まない状態になる。

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基本姿勢-股関節

ステップを踏む時に股関節のスプリングを効かせながらステップを踏むことが大事。
股関節を使うことで重心がぶれず、膝や足首のケガの予防にも繋がり、腰の負担も減っていく。膝はあまり曲げずに鼠径部を少し折る

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※ステップは両足の踵を浮かせた状態です。最初は難しいので、後ろ足の踵だけ浮かせます。慣れたら両足の踵を浮かせてみましょう。

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基本姿勢-膝

ステップの前後の動きの際に膝がつま先のラインよりもさらに前に出さないのを意識する。

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基本姿勢まとめ

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・お腹→お腹の引き込み、腹横筋を使う
・胸→脊柱起立筋を使いながら胸を出す
・股関節→股関節を使って折る
・膝→膝が前に出ないようにステップを意識する


ジャブ

ジャブを打つ上で一番怪我をしやすいのは肘。
ジャブを打った時に肘を伸ばしすぎてしまう状態は怪我をしやすい。
ジャブを打つ際は完全に伸ばしきらない状態を意識。

ストレート

ストレートの要点は腹筋、股関節、肩甲骨の3つ。ストレートの捻じる動きには腹斜筋(外腹斜筋、内腹斜筋)を使う。
身体の回旋を生むには股関節の動きが重要。
左の股関節を軸に回旋させるイメージ。

フック

フックを打つ際に肩と肘と手首の高さを揃えるのを意識。
また肩を痛めないために大切な事として、引く際に腕を引くのではなく体幹ごと引く
この状態で体幹を回しながら打つ。意識するのは腹斜筋

アッパー

アッパーを打つ時に肩を痛めないため意識するのは2つ。
1つ目は軌道
斜めに打たないようにし、きちんと体を捻じり真下から上に向けて打つということ。
2つ目はパンチを打つ高さ
パンチは相手の顎に向けて打つ。上げすぎると肩に負担がかかってきてしまうのでパンチを打つ高さに注意する。

パンチ動作の注意点

肩甲骨から腕を伸ばしていく。

「肩までが腕」

というイメージ。使い筋肉は前鋸筋。前鋸筋を使う事で肩甲骨がしっかり可動していく。

ダッキング

股関節のスプリングを使って沈み込む動作。
頭の位置は前と後ろの足を結ぶ線上に頭がくるよう意識。
下に沈み込んで立ち上がる際に膝が過伸展状態(伸ばしすぎ)にならないように気を付ける。
立ち上がった時も少し曲がった状態をキープすることで太ももの筋肉で膝を支え関節の負担が減る。


■肩こりラボとは
肩こりを専門的に扱う鍼灸マッサージ治療院。「通ってもらうためではなく、治っていただくための治療院」をモットーに、肩こりや首こりだけでなく、腰痛や膝痛・スポーツ選手のコンディショニングも行う。カスタムメイド医療の理念のもと、カウンセリングに重きを置き、患者との対話を大切にする。「肩こりに悩まされない体づくり」を追求し、個々の具合や要望を踏まえ、鍼マッサージと運動療法を組み合わせた施術を行う。根本的な改善を求めて、日本全国から患者が来院し、多数の卒業者を送り出している。
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