もう料理に手を出してしまったアナタへ
本当にたまに、男の料理、カレー!みたいに作って「珍しく料理作ってくれてありがとう」と言われて、嬉しくて、
料理が好きでもないのに、少しはやらなきゃと2、3のレパートリーを身につけ、休日くらいは食事の準備を手伝ってみたら、褒められて、
ヘタをして(?)たまに平日の夜にも料理を作ってしまったアナタ。
そしたら平日で疲れてて片付けがおろそかになって、「こんなに台所汚すんだったら作らんでいいわ」って怒られて、
善意のつもりで作ったのになんで怒られなあかんの、って悔しくて、苦手なのに頑張ったのに、いままでのプラスを全部マイナスみたいに言われて、
「なんでそんな減点法なんだよ、いいこともしたでしょ」と言いたいけどそうも言えない。
なんでこうなってしまうのだろうか。
本当に年に1回くらいしか作らないと、「ヤンキーが卒業式だけ来て先生に褒められる」の法則に従い、「あなたが料理をつくってくれるなんて!ありがとう!!」と逆に感謝される可能性もあったのに、もう週に1、2度作ってしまっているアナタ、もう遅いです。
私は普段、料理する方ではありますが本当は片付けは嫌いです。
昔イスタンブールで女性の書道仲間が、イイこと言ったんです。
「字を書いたり彫刻を好きな人は、片付けや掃除が嫌いなのが普通なのよ。
白い紙に黒で書いたり、木の形を彫って変えたりするのが好き。元に戻すのは苦手よ」
ほんとにアナタいいこと言うねぇ。
深いわ。
すぐに勇んで使ったら「ただの言い訳やん」で一蹴されましたが。
深イイ話、なんて元々同意する気のあった人にしか意味ないんですよ。
・・・もう最初の怒りや悲しさも落ち着いてきたし、諦めてちょっとでも現実を見ましょうか。
すぐに認められなくても、なんやかんや言ってると心も落ち着いてくるものですよね。
さて、たとえば野菜炒めを作る前。この白い方形の容器は、いわゆる「バット」ですが、お店などでは、冷蔵庫にしまうときにはよく使用している道具です。
その日に使う材料を、調味料とか薬味も含めて、できるだけこのような「箱」に入れてしまいます。ワクに入れないと必ずいろいろバラけてきて、どんどん後でイヤになります。
そして、ゴミ、とくに生ゴミですが、三角コーナーや、ゴミ箱にはいきなり捨てません。平坦に広げたある程度の大きさの紙の上に捨てます。卵割っても、玉ねぎの皮剥いても、キャベツの芯も、デザートに梨剥いても。すべてこの上です。
ゴミ箱に捨てるのが億劫で、ついつい野菜の皮が俎板を占領してしまうのを、「隣の紙の上に心おきなく捨てる」ことで防ぎます。
そして、材料を切って戻すのも同じ容器の上です。薬味などが容器の中で拾いにくそうだったら、小皿に置いてしまいます。
あとは材料を順番に入れて炒め物を作り、生ゴミを置いた紙ごとくるっとまとめて、最後に1度でゴミ箱に捨てます。少々の水分は紙に吸い取られます。
もし魚の内臓など、ほんとに臭いが出そうなものは、別途紙を用意して、まるめてナイロン袋に入れ「冷凍」します。そしてゴミの日の朝に、冷凍庫から取り出して捨てます。
「ヘンに凝った料理作って、片付けイマイチ」なのより、「簡単な料理で片付けキレイ」なほうが、評価高いときもあるんですよね。
惣菜買ってきて後腐れなく終わったほうがよかったり。身も蓋もないですが笑
私も配分を考えて生きていきます。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?