説明なんて少ないに越したことはない
2024年2月27日(火)朝の6:00になりました。
問いをもった部族は生き残ったが、答えをもった部族は滅びた。
どうも、高倉大希です。
ゲームにおける、チュートリアルが苦手です。
丁寧すぎる説明に、嫌気が差してしまいます。
プレイしながら習得するから、そんなに細かく説明しなくても大丈夫だって。
ついつい、そう思ってしまいます。
きっとチュートリアルをつくっている人は、よかれと思って説明しています。
しかしそんな説明が、マイナスに働いてしまうのです。
マリオに髭が生えているのは、右を向いているということを明確に示すためです。
そのおかげでプレイヤーは説明されずとも、右に進めばよいのだと考えます。
右に進みなさい。
1-1のステージに、そのような説明は一切ありません。
プレイヤーが自分で考えて、その選択をしているわけです。
そりゃあ、そのコンテンツにのめり込んで当然です。
どれだけ説明されたところで、自身の発見に勝るものはありません。
言い換えるならば、自身で発見することが変化するための唯一の手段です。
だからこそ、コンテンツメーカーは発見をつくらなければなりません。
必死になって説明するのではなく、相手が発見できるだけの状況をつくるのです。
ここを勘違いしてしまうと、一生懸命になって説明をはじめます。
ロジックさえ通っていれば、相手に伝わるものだと思い込んでしまうのです。
正論が、最適解だとは限りません。
筋が通っていれば、伝わるとも限りません。
きっと説明なんて、少ないに越したことはないのだろうなと思います。
説明されればされるほど、聞く側は考える余地を失います。
プレイしながら習得するから、そんなに細かく説明しなくても大丈夫だって。
ついつい、そう思ってしまいます。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。