高倉大希

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「書くことがない」なんてことはない

2023年1月9日(月)朝の6:00になりました。 6:00は6:00です。祝日なんて関係ありません。 どうも、高倉大希です。 こうして毎日書いていると、こんな質問をされることがあります。 「書くことがなくて悩む日はないんですか?」 結論、書くことがなくて悩む日はありません。 なぜなら、自分のことを書いているわけではないからです。 自分の内側にあるものなんて、せいぜい限られています。 そもそも、数十年しか生きていないテメェのことなんて誰も興味はありません。

    • いちど空っぽになれば

      2024年5月4日(土)朝の6:00になりました。 受け取った手紙が増えすぎて、自分の荷物を捨てていった。 どうも、高倉大希です。 もう、何をやってもあかんわ。 そう思うことが、よくあります。 あまりにも、知っていることが少なすぎます。 あまりにも、できることが少なすぎます。 なんて、無力なのだろう。 なんて、空っぽなのだろう。 そんな虚無感を大事そうに抱えて、一丁前に悩むこともありました。 解消するために、がむしゃらに頑張ることもありました。 どうして

      • 満腹の子どもは飯を食わない

        2024年5月3日(金)朝の6:00になりました。 この世のすべての食材に、感謝を込めていただきます。 どうも、高倉大希です。 満腹の子どもは、飯を食わない。 教育業界で仕事をする中で、学んだことのひとつです 知りたいと思っていない子どもに、いくら勉強を教えても一向に定着しません。 聞きたいと思っていない子どもに、いくら話をしても一向に伝わりません。 逆に言うと、優れた教育者は空腹にさせるのが上手です。 出す飯がうまいのではなく、子どもの腹を空かせるのがうまい

        • 人生が想像どおりにいくほど、人の想像力は豊かではない

          2024年5月2日(木)朝の6:00になりました。 知識には限界があるが、想像力は世界を包み込む。 どうも、高倉大希です。 人生の8割は、予想外のできごとで構成される。 この考え方には「Planned Happenstance」という名前がついています。 日本語で言うところの、計画的偶発性理論です。 1999年に、スタンフォード大学のクランボルツ教授によって提唱されました。 子どものころに思い描いていたとおりになった大人なんてほとんどいない。 言い換えるならば

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          読み終わったときに書き手と話がしたくなる文章

          2024年5月1日(水)朝の6:00になりました。 僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えた。 どうも、高倉大希です。 J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』。 好きな小説を聞かれときは、この作品を答えるようにしています。 はじめて読んだのはたしか、高校生のころでした。 思春期真っ只中の青年に、ホールデンの言葉が見事に突き刺さったわけです。 好きな場面はいくらでもあるのですが、とくにこの一節が印象に残っています。 今でもこのページには、青い付箋

          読み終わったときに書き手と話がしたくなる文章

          将来の夢を職業名で答えるのって変じゃね?

          2024年4月30日(火)朝の6:00になりました。 僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえてやることなんだ。 どうも、高倉大希です。 「将来の夢は、お医者さんになることです」 将来の夢を職業名で答えることに、ずっと違和感がありました。 お医者さんになればそれで終わりなのか?という話です。 大切なのは、お医者さんになった上で何を実現したいかです。 進学も就職も、あくまでもひとつの手段でしかありません。 将来の夢は本来、名詞では

          将来の夢を職業名で答えるのって変じゃね?

          2024年5月5日にまた東京で会おう

          毎朝6:00に文章を書いています。 読みましょう。 どうも、高倉大希です。 GWの4連休は、東京に滞在する予定です。 5月5日は終日、予定もなくうろうろしています。 もの好きな方がいれば、ぜひ一緒に乾杯しましょう。 どなたもどうかご連絡ください。決してご遠慮はありません。 条件:わるくない人、こわくない人 連絡:コメントもしくは X の DM

          2024年5月5日にまた東京で会おう

          学ぶ贅沢

          2023年4月29日(月)朝の6:00になりました。 穏やかな日に学ぶ方がよいこともあれば、嵐の中で学ぶ方がよいこともある。 どうも、高倉大希です。 学生の本分は、学業にあり。 これがいかに贅沢なことかを知ったのは、学生を終えてからのことでした。 随分と、皮肉なものです。 学生のころは学業なんて、嫌で仕方がありませんでした。 もちろん、大人になってからでも学ぶことは可能です。 しかしあれほどまでに幅広く学問に触れられるのは、やはり学生時代くらいです。 大人に

          学ぶ贅沢

          都合がよいことを長所と呼ぶ

          2024年4月28日(日)朝の6:00になりました。 自己のものにあらざる長所を、自慢するなかれ。 どうも、高倉大希です。 落ち着きがないということは、言い換えれば行動力があるということだ。 引っ込み思案だということは、言い換えれば慎重に考えられるということだ。 学生時代にこのような話を聞いて、妙な気持ちのわるさを感じた記憶があります。 小手先だけでどうにかしようとしているなと、そう思ってしまったからです。 もちろん、言わんとしていることはわかっているつもりです

          都合がよいことを長所と呼ぶ

          退く勇気をもった老人を目指す

          2024年4月27日(土)朝の6:00になりました。 パラダイムシフトとは、世代交代である。 どうも、高倉大希です。 自分がやった方が、間違いなく早い。 チームで動いていると、こう思うことがよくあります。 べつに自慢しているわけでも、自惚れているわけでもありません。 むしろ、そう思わない方がまずいくらいです。 経験を積めば積むほど、できることは増えていきます。 そりゃあ、自分がやった方が早いと思うことも多くなって当然です。 じゃあ、すべてを自分がやればよいの

          退く勇気をもった老人を目指す

          みんなで食べるごはんは本当においしいのか

          2024年4月26日(金)朝の6:00になりました。 涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味はわからない。 どうも、高倉大希です。 ごはんは、みんなで食べた方がおいしい。 むかしからずっとこの言葉に、違和感を抱いています。 もちろん、言わんとしていることはわかります。 食卓をみんなで囲んで仲良くしようと、きっとそう言いたいのでしょう。 ただ、だからといってさすがに言い過ぎな気がします。 みんなで食べた方がおいしいだなんて、思ったことはありません。 みん

          みんなで食べるごはんは本当においしいのか

          細かいことを気にしない強さ

          2024年4月25日(木)朝の6:00になりました。 ちっちゃいことは気にするな。それワカチコワカチコ。 どうも、高倉大希です。 こんなことを言ったら、変だと思われてしまうかもしれない。 こんなことをしたら、嫌な思いをさせてしまうかもしれない。 想像が行動の前を先走り、足踏みをしてしまう。 かつては、こんなことがよくありました。 気にしすぎだということくらい、自分でもよくわかっています。 誰も興味がないことくらい、自分でもよくわかっています。 気にしなくても

          細かいことを気にしない強さ

          書くと決めているから考える

          2024年4月24日(水)朝の6:00になりました。 あなたの運命を決めるのは、帆であって風ではありません。 どうも、高倉大希です。 文章を書いて、毎朝6:00に投稿する。 決めていることは、これだけです。 考えていることがあるから、書くのではありません。 書くと決めているから、考えます。 書くことが前提にあれば、普段の生活がほんの少しだけ違って見えます。 あれもこれも、すべては書く材料になりえます。 カメラを持って、散歩する。 決めていることは、これだけ

          書くと決めているから考える

          下手の長考休むに似たり

          2023年4月23日(火)朝の6:00になりました。 君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年にならなくちゃいけないんだ。 どうも、高倉大希です。 「ちょっと考えます」 できるだけこの言葉を、言わないようにしています。 なぜなら考えたところで、やらない理由ばかりが増えていってしまうからです。 ちょっと考えてしまったが最後、好機は簡単に遠ざかります。 言うとしたら、はじめから断るつもりでいるときくらいです。 ちょっと考えるふりをしながら、フェードアウトを試み

          下手の長考休むに似たり

          コアを攻撃しなければダメージとして判定されない

          2024年4月22日(月)朝の6:00になりました。 物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはいけない。 どうも、高倉大希です。 ほとんどのできごとは、必然的に起こっているのではないか。 組織に身を置く期間が長くなるにつれて、次第にそう思うようになってきました。 もちろん、100%だと言い切ることなどできません。 人の活動である限り、絶対などありえません。 しかし、突発的に起こったかのように見えるできごとにも何かしらの原因はあるはずです。 紐解くと「

          コアを攻撃しなければダメージとして判定されない

          小林賢太郎に魅せられた人間のひとりです

          2024年4月21日(日)朝の6:00になりました。 そんなコントみたいなことできるかよ! どうも、高倉大希です。 出会うべきものは出会うべきタイミングで、自ずと向こうからやってくる。 小林賢太郎作品とはじめて出会ったのは、中学生のころでした。 今でもはっきりと覚えています。 はじめて観たのは、NAMIKIBASHIの「日本の形」シリーズでした。 変な言葉や変な動きで、笑わせようとはしていない。 そんなつくり手の姿勢に、衝撃を受けたのです。 チバ、シガ、サガ

          小林賢太郎に魅せられた人間のひとりです