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書くことについて

僕はちょっとしたスランプだった。

どうしたことが、大好きな文章を書くの億劫になっていた。

あるいは、noteの記事を書いても面白くなかった。いっ時は毎日のように書いていたのに、自分が面白いと思うものが書けなくなっていた。

やれやれ、どうしたことやら。

ここしばらくは書いても、出来栄えが気に入らずお蔵入りになっていた。「面白くないよな〜」と。

僕は文章を書くことが好きだ。全くゼロの状態から立ち上げ、形にするのが楽しい。また、それを読んでくれた人から好意的な感想をもらえたらなお嬉しい。それもモチベーションとなりお陰様で、このnoteも1年続いている。

僕にとって意外だったのは、このnoteを楽しみにしている方々がいたことだ。読者の方から「実はファンです」と言われると恐縮してしまう。「文才ありますよね」と言われたら、なお「いやいやいや」と謙遜してしまうが、素直に嬉しい。僕の提供したものを好意的に受け取ってくれているなんて本当にありがたい。

「自分が読んで面白いと思ったものを、読み手もそう感じてくれたええなあ」

それが僕のスタンスだ。

もっと大きく言えば、それは「自分の仕事」なのだ。

今夜、昔馴染みのバーに行ってきた。胃がんで入院していたマスターが復活し、店を開けてくれていたからだ。僕が思っていたより元気そうだった。

久しぶりにマスターのジントニックを飲んだ。

「美味い。問答無用に美味しいよ」と僕は唸った。

「当たり前やん。何年これを作ってると思ってんの?」とマスター。

そう、これはマスターの「自分の仕事」なのだ。

35年間休みなく作り続け、自信を持って出す一杯のジントニック。僕はそれに感動する。

僕は長い間そんな風に「自分の仕事」を創りたいと思っていた。

僕の心を満たす、一杯のジントニックのように、「これが僕の仕事です」というものを。

このnoteは僕にとってはとても大事なものだ。文章を書くことを通じて僕という人間を知ってもらい、数多くの人たちと関わることができるからだ。

だから、できるだけ等身大の僕をここでは書きたい。

同時にそんな僕が創り出す、文章というもう一つの「自分の仕事」を通じて、あなたが何かを感じてくれたら、とても嬉しい。本当に嬉しい。

だから、僕は文章を書くのだ。

今日、僕はバーのカウンターで、ジントニックを飲みながらそんなことを考えていた。

また、ボチボチとこのnoteを書いていきますので、お付き合いください!

お読みいただき、ありがとうございました。








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