民族衣装を作ってみた話 その1 リサーチ&スコープ

リサーチの目的:対象をよく知ること。何が大事なポイントなのかを絞り込むための情報ソースを集めること。後で疑問が出てきた時にも、ソースを見直すことで解決できる(こともある)

スコープの目的:どこまで作るか、やる範囲を決める。自分のスキルも考えつつ、大事な部分、こだわる部分、妥協する部分を明らかにして、実現可能性アップ。

民族衣装(スウェーデンの民族楽器に合わせるのでスウェーデンの民族衣装)を作ることにしたところで、そもそもスウェーデンの民族衣装がどんなものかわかっていないのでネット検索開始。

まずわかってきたことはこの2つ。

・地方や町などで数百もバリエーションがある(デザインで出身地がわかる)

・コスチュームが受け継がれていない町でも共通に使用できる国のコスチュームデザインがある

私は特にまだ縁が深い地域はないので、まず共通のもの(National Dress/SVERIGEDRÄKT/SVERIGEDRÄKTEN)を作るのがよさそうな感じ。

詳細例の収集は、オークションサイトが写真が詳しくて便利。あと、いくつか完成済みの服を売っているサイト、材料を売っているサイトも確認。

基本構成:青いノースリーブワンピース(もしくはベスト+スカート)、黄色いエプロン、ブラウス(オプションは銀のブローチ、ベルト飾り、ベルトポーチなど)

ワンピースはウエスト切り替えで、ギャザーがはいってスカートが広がりそう。(ダンスで回転したときにきれいに広がる)。ブラウスは、バルーンスリーブではあるものの市販品でよさそうな様子。

特別な特徴はデイジーの花の刺繍(ワンピースの上半身部分とエプロン)。本来は手作業の刺繍なのだろうけれど、廉価品(?)では、デイジーの刺繍が入った刺繍リボンを使うことで代用しているらしい。(上の動画がその例)

ここでデイジーの刺繍リボンを探したら、なんと上の動画と同じリボンが日本でも購入できることが判明。最高級の仕立て屋の手製ドレスにはならないけれど、まあこのリボンを使って、後は特徴的な色を合わせて、形も近づければ「民族衣装っぽい」ものはできるのでは…と確信。

というわけで、方向性として以下を決定。

・作るのはワンピース+エプロン(ブラウスは条件を満たす市販品を探す)

・デイジーの刺繍は刺繍リボンを使う

・色に注意する

・小物類は今回はスキップ

次は調達へ…

おまけ:衣装の作り方を探していて見つけたIKEAのブルーバッグ製民族衣装。基本構成、色、デイジーの飾りが大事なことがよくわかる…!

https://ikeahackers.net/2016/06/swedish-folk-costume-5-ikea-bags.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?