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たった一冊の本がキッカケで社畜からフリーランスになった話

退職セレモニーでの挨拶
集まってくれた同僚・部下への挨拶はエピソードや失敗談は語らず、少し冗談めいたスピーチでした。

「明日から、一年間は無収入覚悟でフリーランスとして働きます。失敗したら、深夜のコンビニで働いているので笑ってください。成功したら、毎週、焼き鳥屋で会えます」

辞めた不安より、明日から新しいことにチャレンジできる喜びでいっぱいだった。


シニア社員として働く?

シニア社員として働く?

かつての会社員は60歳で定年を迎えると同時に年金が支給され、安心した老後を迎えられました。

しかし現在は、年金受給開始が65歳に延長され、以下の悩みを抱える人が増えています。

  • 役職定年や60歳以降の働き方に関する悩み:待遇やモチベーション低下。

  • 定年後の経済的不安や老後の過ごし方に関する悩み:ライフプランニングの必要性。


厚生労働省の調査では男性の健康寿命は平均で70歳。退職の出口戦略がいっそう難しくなっています。

  • 60歳(65歳)以降も働く人の割合:73%(50.8%)

  • 60歳以降働いた際の給与水準:現職時の4~6割減(40万円→16~24万円)

  • 60歳~65歳まで働いた場合の年金増加額:約6万円/年(標準報酬月額:20万円)

20万円/月で活躍の場に乏しいシニア社員を5年間継続しても、増える年金額は5,000円/月程度。


「先輩シニア社員の社内評判:今でも部長ずらしやがって! 一日暇そう!」

想像以上に60歳以降も同じ職場で働く厳しさ、難しさを痛感した瞬間でした。

たった一冊の本でライフプランニングが変わった

たった一冊の本でライフプランニングが変わった

2000年ごろ(当時35歳)、一冊の本がわたしの人生に大きな変化をもたらしました。

金持ち父さん 貧乏父さん(著:ロバート・キヨサキ)を読んだ私は、2種類の収入が目に浮かぶようになります。

・フロー収入は、川の流れが途切れたら干上がる収入。日々の仕事、たとえばアルバイトや会社員の給料です。
・ストック収入は、大きなダムを築く労力が必要ですが、完成すれば絶え間なく収入の湖を満たしてくれます。株式や不動産投資が該当します。

本を読み終えたとき「ストック収入は、夢のよう!」とワクワクしたのを覚えています。

サラリーマンの定年は、フロー収入が干上がるとき。年金だけで不安と感じた私は、ストック収入のダムを築く決意します。

今から約20年前、未来へ最初の一歩を踏み出したときから早期退職のストーリーが始まります。

早期退職を支えたストック収入

早期退職を支えたストック収入

ストック収入を得る難しさは獲得するまでにかかる労力に加え、リスクがある点です。

投資(果実)が実るまで

収益を上げるには少なくとも10年以上の長期投資が必要であり、忍耐強く、賢明に投資の道を歩みます。
商品の選択を間違えば、10年の歳月が砂の城のように崩れ去る危険もありました。

すべてが計画通りに進んでいるかのように見えたそのとき、突如としてリーマンショックが襲いかかります。
リーマンショックでは資産価値の減少に追い打ちをかけるように、賃金カット、さらに会社が身売りされる経験もしました。

しかしながら、リスクとの戦いは私に計画性と柔軟性の大切さを教えてくれました。

困難を乗り越え、逆境に強くやり遂げた自分を発見できたのです。

25年振りにブログに再挑戦

先駆者の言葉通り、最初の一年間は収入が得られないという厳しい現実に直面します。
成功の道は狭く険しいことを理解しつつ、選ばれた少数派に入ることを目指します。
日本アフィリエイト協会の統計によると、月に1万円以上稼いでいる運営者は全体のわずか14.4%です。

ブログ執筆は、多くの挑戦と変化が求められました。
参入ジャンルの選択ミスで一年間の努力が水の泡になりましたが、痛みと共に学びも得ました。
Googleアルゴリズム更新による検索順位変動で、収益が減少するリスクに怯える日もありました。

夢見た初の報酬を手にしたときのことは忘れられません。
長い努力の末に達成したその瞬間は、会社員時代には味わえなかった達成感で満たされました。

二年間挑戦し続けた結果、たとえ小さな額でも自らの力で稼ぐフリーランスへと変貌を遂げます。

更なる収入源確保にむけて活動中

更なる収入源確保にむけて活動中

今は、退職金の一部を取り崩しながら生計を立てていますが、当初のシミュレーションより支出は増加する見込みです。
もしかすると、年金支給年齢引き上げや年金額も減る可能性もあります。

会社員以外で稼ぐ楽しさを追求しながら成功した際には退職金を取り崩すことなく、妻とゆとりのある生活を過ごすのが新たな目標です。

X(旧Twitter)、note、Kindle出版などの新たな可能性を探求し続けるため、セミナーにも参加し、人との交流もはじめました。

今後、noteではわたしの経験談を交えながら、成功のポイントを解説していく予定です。

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