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行動経済学に基づいた投資戦略

行動経済学のしくみ(株式会社西東社)という本から、行動経済学に基づいた投資戦略について考察してみたいと思います。

①人は損を回避しがち:プロスペクト理論

・人は得した喜びより、損した悲しみが大きい
 人は同じ金額なら、利得よりも損失の方が2~4倍重く受け止めてしまう
・特に初心者投資家が含み損を抱えた状態というのは、最も避けるべき状態であると考えます。
 含み損を抱えた状態を解消するために、損切りを行い投資をやめてしまう個人投資家を数多く見てきました。
・それを避けるために、初心者にオススメなのがまずは月に1000円インデックスファンドに毎月積み立てを1年間続ける事です。
 その中でインデックスファンドの値動きがどれくらいなのか体験し、経験値を得る。1年間積み立てた後、少しでも利益が出ていれば心理的負担も軽いため、毎月の積立金額を増額する。
 投資においての基本は分散長期投資かと思いますので、この方法で15~20年かけてインデックス投資を行うのが、僕の投資戦略です。

②時間が遠くなれば心理的距離は遠くなる

・心理的距離が遠いもの:長期的・本質的な事項を重視する
・心理的距離が短いもの:短期的・実用的な事項を重視する
・旅行を計画する時、計画段階では景色が綺麗な場所に行きたいだとか、おいしいご飯を食べたい。といったことを考えながら計画するのに対して、旅行が間近に迫ってきた時に、持ち物や集合時間のことを考えるのが良い例です。
長期投資において、長期的・本質的な事項を優先するためには、心理的距離を遠くすることが重要だと考えます。
 毎月積み立て投資を行うことで、購入タイミングの心理的距離を遠くすることができます。

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