桜山 響詩朗

食品行政を中心にレポートしていきます。 (作成中)

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最近の記事

第71回食品表示部会「食品表示基準改正(機能性表示食品)の方向性について」 概要

第71回食品表示部会「食品表示基準改正(機能性表示食品)の方向性について」 概要(本文784文字) <概要> 内閣府消費者委員会食品表示部会は、令和6年6月6日16時から第71回食品表示部会を開催し、「食品表示基準改正(機能性表示食品)の方向性について」検討しました。 <議事次第> 開会 食品表示基準改正(機能性表示食品)の方向性について 閉会 <機能性表示食品における食品表示基準の一部改正の方向性検討案> 1. 法令上の取扱い 機能性表示食品制度は、食品表示

    • 食品安全委員会 第42回企画等専門調査会 概要

      食品安全委員会 第42回企画等専門調査会 概要 内閣府食品安全委員会は、令和6年6月5日に第42回企画等専門調査会を開催し、「自ら評価」案件の選定などを検討します。 なお、「企画専門調査会」、「リスクコミュニケーション専門調査会」、および「緊急時対応専門調査会」は、平成23年10月1日に「企画等専門調査会」に統合されています。 議題 (1)座長の選出・座長代理の指名 (2)令和5年度食品安全委員会運営状況報告書について (3)令和6年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影

      • 梅干しの製造販売が許可制になりました

        梅干しの製造販売が許可制になりました(本文1,863文字) 令和3年(2021年)に改正された「食品衛生法」が、3年間の猶予期間(経過措置期間)を経て令和6年(2024年)6月1日から完全施行開始しました。厚生労働省は今回の改正について以下の通り情報公開しています。 ここでは「梅干し」の製造販売に焦点を当てて、食品衛生法改正に関する情報をまとめます。 <改正について> 今回の食品衛生法の改正の趣旨と概要は以下の通り。概要は7項目です。 1.趣旨 「食品衛生法」は飲食に

        • 【内閣府・消費者庁】機能性表示食品制度等に関する今後の対応について 概要

          「紅麹関連製品への対応に関する関係閣僚会合」における紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応について 概要(本文538文字) 内閣府と消費者庁は、令和6年5月31日に第2回紅麹関連製品への対応に関する関係閣僚会合を開催し、紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する当面の対応、同今後の対応、ならびに同更なる検討課題について取りまとめられ、内閣官房ならびに消費者庁のHPにて公表しました。 <資料> https://www.cas

        第71回食品表示部会「食品表示基準改正(機能性表示食品)の方向性について」 概要

          第435回 消費者委員会本会議 概要

          第435回 消費者委員会本会議 概要(本文xxxx文字) 内閣府は、令和6年6月3日13:10~第435回 消費者委員会本会議を開催します。 今回の会議では、令和6年5月28日開催の第70回食品表示部会でも取り上げられた、現在最も関心が高まっている「機能性表示食品」についても取り上げます。 ※令和6年5月31日現在の開示情報が少なく、開催後に情報を追記する予定です。 議題(予定) (1)「機能性表示食品を巡る検討会」の取りまとめについて (2)消費者基本計画の検証・評

          第435回 消費者委員会本会議 概要

          毎年6月は「食育月間」です

          厚生労働省は、食育基本法ならびに第4次食育推進基本計画(令和3年)にて、6月を「食育月間」と定めています(令和6年6月1日から6月30日までの1か月間 )。 この「食育月間」は、食育の推進を目的に、農林水産省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁、文部科学省、厚生労働省等の関係府省庁、および地方公共団体、関係機関・団体による横断的協力体制で全国的な食育推進運動を展開します。 基本計画を踏まえた重点推進事項として以下の3点を提示しています(令和6年度「食育月間」実施要綱)。 1.

          毎年6月は「食育月間」です

          令和6年度食品表示懇談会 第1回 個別品目ごとの表示ルール見直し分科会 概要

          令和6年度食品表示懇談会 第1回 個別品目ごとの表示ルール見直し分科会 概要(本文747文字) 1. はじめに 内閣府消費者庁は、令和6年05月29日に「令和6年度食品表示懇談会 第1回 個別品目ごとの表示ルール見直し分科会」を開催します。 趣旨(原文) 現在、コーデックス委員会の食品表示部会において、「技術革新を利用した食品情報の提供に関するガイドライン」の策定に向け、国際ルールづくりの議論が進んでおり、このような国際的な議論に我が国としても能動的に対応していく必要があ

          令和6年度食品表示懇談会 第1回 個別品目ごとの表示ルール見直し分科会 概要

          第1回厚生科学審議会食品衛生監視部会 概要

          第1回厚生科学審議会食品衛生監視部会 概要(本文1,654文字) 1. はじめに 厚生労働省は、令和6年05月29日に「第1回厚生科学審議会食品衛生監視部会」を開催します。厚生科学審議会食品衛生監視部会は、前年度開催の第20回厚生科学審議会にて示された令和6年度からの厚生科学審議会の再編に伴い、食品衛生基準行政の機能強化のために新たに設置されました。今回はその第1回目になります。 2. 議題 (1)食品衛生監視部会の設置について (2)厚生科学審議会食品衛生監視部

          第1回厚生科学審議会食品衛生監視部会 概要

          第111回コーデックス連絡協議会 概要

          第111回コーデックス連絡協議会 概要(本文2,087文字) 1. はじめに 厚生労働省、消費者庁及び農林水産省は、2024年05月28日に「第111回コーデックス連絡協議会」を開催した。以下に議論内容をまとめる。 2. 議題 2-1. コーデックス委員会の活動状況 2-1-1. 今後の活動について 2-1-1-1. 第55回 残留農薬部会(CCPR) 2-1-2. 最近コーデックス委員会で検討された議題について 2-1-2-1. 第54回 食品衛生部会(CCF

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          第70回食品表示部会「食品表示に関する最近の動向について」 概要

          第70回食品表示部会「食品表示に関する最近の動向について」 概要(本文948文字) <概要> 内閣府消費者委員会食品表示部会は、令和6年5月27日10時から第70回食品表示部会を開催し、「食品表示に関する最近の動向について」検討します。本部会は下記事項について調査審議するため、2010年3月23日の第1回からこれまで述べ69回開催されてきました。 (1)食品衛生法に基づき、内閣総理大臣が、販売の用に供する容器包装等の表示の基準を定めようとするときに、意見を述べること

          第70回食品表示部会「食品表示に関する最近の動向について」 概要

          第1回食品期限表示の設定のためのガイドラインの見直し検討会 概要

          第1回食品期限表示の設定のためのガイドラインの見直し検討会 概要(本文1,005文字) <概要> 消費者庁は、第1回食品期限表示の設定のためのガイドラインの見直し検討会を令和6年5月27日に開催しました。本検討会は、食品ロス削減と食品安全性の確保の両立を目指し、食品期限表示の設定のためのガイドラインを令和6年度末を目途に見直すものです。具体的には、消費期限と賞味期限の区別、客観的項目における代表的な試験、ハザードとリスク等のガイドライン改正と、賞味期限切れ食品の取扱い、食

          第1回食品期限表示の設定のためのガイドラインの見直し検討会 概要

          食品安全委員会の20年を振り返る#6~7 BSE問題前・後編 概要

          食品安全委員会の20年を振り返る#6~7 BSE問題前・後編 概要(本文3,428文字) 1. はじめに 食品安全委員会設立20周年記念企画の一環として、食品安全委員会委員の松永和紀氏は2023年(令和5年)11月27日付けおよび12月18日付けの2回にわたって、BSE問題について解説しています。本資料は、この松永氏の解説をもとに筆者が作成したものです。松永氏の原著解説は一次情報からご確認ください。 2. 松永氏による主張(原文のまま) <20年前、食品安全委員会

          食品安全委員会の20年を振り返る#6~7 BSE問題前・後編 概要

          食品に含まれるカフェインの過剰摂取について 概要

          食品に含まれるカフェインの過剰摂取について 概要(本文2,552文字) 消費者庁は、令和6年5月23日に「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」を更新し、カフェインを多く含む清涼飲料水の摂取について注意喚起しています。ここであらためて食品に含まれるカフェインとその摂取についてまとめます。 <はじめに> 近年、カフェインを多く含む清涼飲料水(いわゆるエナジードリンク)が販売されています。カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶といった日常的に摂取している飲料程度であ

          食品に含まれるカフェインの過剰摂取について 概要

          食品安全委員会の20年を振り返る#5 アクリルアミドともやし炒め〜リスク評価のその後は?

          食品安全委員会の20年を振り返る#5 アクリルアミドともやし炒め〜リスク評価のその後は? 概要(本文1,508文字) 1. はじめに 食品安全委員会設立20周年記念企画の一環として、食品安全委員会委員の松永和紀氏は2023年(令和5年)10月6日付けにて、アクリルアミドとそのリスク評価について解説しています。本資料は、この松永氏の解説をもとに筆者が作成したものです。松永氏の原著解説は一次情報からご確認ください。 2. 松永氏による主張(原文のまま) <加熱調理でで

          食品安全委員会の20年を振り返る#5 アクリルアミドともやし炒め〜リスク評価のその後は?

          第6回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          第6回 機能性表示食品を巡る検討会 概要(本文1,373文字) 消費者庁は、令和6年5月23日17時から第6回機能性表示食品を巡る検討会を開催しました。これまで5回に渡って開催されてきた本検討会では、小林製薬株式会社が製造販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」等により多くの健康被害が発生していることから、機能性表示食品制度の今後の在り方を検討しています。 今回の第6回は、これまでのヒアリング等を踏まえて今後の機能性表示食品のあり方に関する方向性を提言しました。

          第6回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          食品安全委員会の20年を振り返る#4 「健康食品」は安全とは限らない〜委員長らが異例の呼びかけ 概要

          食品安全委員会の20年を振り返る#4 「健康食品」は安全とは限らない〜委員長らが異例の呼びかけ 概要(本文2,694文字) 1. はじめに 食品安全委員会設立20周年記念企画の一環として、食品安全委員会委員の松永和紀氏は2023年(令和5年)8月17日付けにて、「健康食品」の安全性について解説しています。奇しくもこの解説が公表されたおよそ半年後に紅麹を含む機能性食品等による健康被害事件が発生しました。本資料は、この松永氏の解説をもとに筆者が作成したものです。松永氏の原

          食品安全委員会の20年を振り返る#4 「健康食品」は安全とは限らない〜委員長らが異例の呼びかけ 概要