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【英文ライティング】壁にぶつかった私の指針になってくれた日本人の「先生」3人

 こんにちは。これまでライティング(英作文)については旧・工業英検1級の経験をベースにお話しをしてきましたが、今後はより範囲を広げて英文ライティング全般について投稿していきたいと思います。

 前回の投稿から大分経ってしまいましたが、今日は工業英検合格後のライティング学習で「壁」にぶつかってしまった時に、書籍や講座でお世話になった「先生」3人をご紹介したいと思います。

 とは言え、これからご紹介する御三方のうち植田先生と日向先生は実際に単発の講座を受講してお話ししたことはあるものの恐らく私のことも覚えていないと思いますし、佐藤先生に至っては雑誌のコーナーを愛読していただけで直接の交流はありません😅

 ですが、この先生方の教えは以降の自分の学習にとって大きな「指針」になったこともあり、この記事では敬意と感謝の意味も込めてあえて「先生」と呼ばせて頂きたいと思います。では、五十音順で早速紹介していきたいと思います。

①植田一三先生

 既に過去何回かの記事でも触れていますが、植田一三先生は書籍、講座両方で大変お世話になりました。10年ほど前、私は工業英検1級に合格にしたものの次の目標がなかなか見えずにいる状況でした。

 そんな時に植田先生のスクールで工業英検対策講座があることを知人を通じて知りました。とはいえ、合格した後に受講するのも学校側からしたらどうなのかな🤔とも思いましたが、念のため事務局に問い合わせたところ快く申し込みを受け入れてくれたので、自分の中では中途半端に終わってしまった感があった「テクニカルライティング」をさらに深掘りする目的で受講することにしました。

 初日に先生からこの「合格後の受講」についてはかなりイジられましたが(笑)、毎回事前に提出したライティング課題に対する指摘はどれも目から鱗で、ここで学んだ内容は後々の私のライティング学習の土台にもなっていて、今でも当時の授業ノートを参照することがあります。特に英語の語感やニュアンスはここまで説明できる人はなかなかいないと思います。

 一般にライティングと言うと文法やボキャブラリー・表現に目が向きがちですが、植田先生の書籍や授業ではとにかくこの語感やニュアンスを掴むことの大切さを学びました。またそれらを養うための方法についても惜しみなくアドバイスしてくれました。

*以下は実際授業で副読本として使われた本です。科学技術分野のボキャビルに役立ちました。

②佐藤昭弘先生

 次はNHKラジオ「ビジネス英語」講座のテキストで長年「The Writer's Workshop」という英作文講座のコーナーを担当されている佐藤昭弘先生です。この講座は毎月、小説やエッセー、雑誌などから引用した一節が課題として出され、指定の期日までにその英作文を作成して応募するというものです。(注:応募券がないと課題は郵送できないため、雑誌(紙)版の購入が必要です。)

 元々この講座自体は、前任の杉田敏先生の講座の時代から知っていたんですが、あまりにもハイレベルで当時は手が出せずにいました。しかし、工業英検合格後に英文ライティングをもっと幅広く学びたくなっていたことも手伝って、時間が許す限り自分も応募するようになりました。有難いことに過去2回ほどギリギリ佳作で選んで頂きましたが、毎回ほぼ常連で優秀賞に選出される方の訳例がもうため息が出るほど素晴らしく、先生の訳例と合わせて「写経」させてもらうこともありました

 もちろん直接個別に添削してもらえるわけではありませんが、訳例に加えて有難かったのは課題の一文一文に先生による詳細な解説がついていることで、そこから先生ご自身のロジックも学ぶことができました。実質テキスト代+課題応募の郵送代を足しても毎月数百円程度だけでこれだけの内容を学べるのはかなりコスパがいいと思います。

 といいつつ、ここ2〜3年は私自身もすっかり遠ざかってしまっていたんですが😅、こうして書いているうちにまた利用してみたくなりました(笑)。今月からケンブリッジ英検の準備も本格化したので毎月の応募は難しいかもしれませんが、訳例と講評を読むだけでも十分価値があると感じているのでまた近々読んでみたいと思います。

③日向清人先生

 最後は日向清人先生です。日向先生も植田先生同様、最初はビジネス英語などの書籍を愛読していました。そしてちょうど英文ライティングの今後の学習の進め方で迷いが生じてきた時に手にしたのが、先生の著作である「即戦力がつく英文ライティング」でした。

 特にこの本から学んだのは、英文ライティングを学ぶ上で大事なのはボキャブラリーや文法よりも(もちろん大事ではありますが)、文やパラグラフをちゃんと適した「つなぎ言葉」でつなげ、文章の「辻褄が合っているか」であるということでした。

 そうした考えを元にこの本は展開されているため、一般のライティング学習書に比べると文法や表現の説明が少なくて若干趣が異なるので最初は戸惑われるかもしれません。ですが、「英語らしいセンテンス」を書くための注意点やコツは余すとこなく書かれているので、今でも読み直すことがあります。

 また当時、この本を活用した単発講座があり1〜2ヶ月ほど先生から直接ご指導を頂いたことがあります。こちらでも事前に提出した課題をじっくり講評してもらいました。クラスメイトには医師やプロの翻訳家の方もして当初は圧倒されましたが(笑)、少人数でアットホームな雰囲気で行われたので楽しく受講することができました。また最終回の時は懇親会もあり、先生ご自身の英語教育に対する熱意も直接お伺いすることができ、今振り返ってみても貴重な経験が出来ました。ちなみにケンブリッジ英検について最初に知ったのも日向先生がきっかけです。

 今回は以上になります。今後もかなり不定期になってしまうかとは思いますが、折を見て英文ライティングのお話もしていきたいと思います。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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