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野良猫がご近所さんにケガを負わせ、 餌やりした私の責任になってしまった

 先週の早朝、寝ているときに、「キャーッ」と女性の叫び声で目が覚めた。
「お宅の猫が跳びかかってきて、犬の散歩をしていた女性と犬にケガさせた」とご近所さんが女性を連れて訴えて来た。女性もご近所さんで顔や両手太ももに傷があった。太ももは見ていない。
 話を聞いてみると、わたしの家の前から猫が出てきて、犬を守ろうと抱っこしたら猫が跳びかかって来たという。
 
 猫は家に餌をねだってきている、子育て中のメス野良猫二匹らしい。
その猫達は姉妹で子育てをしていて、子育て中はしょっちゅう家に餌をねだってくる。授乳中で栄養がいるし、見放せず餌をやっていたが、ここ数週間は子離れの時期になるだろうからと、餌を与えず、追い返していたところだった。野良猫は餌をやらなくてもネズミや虫を取ったり草を食べたりして生きていけるとやっとわかったからだ。そんなときにこんな事故が起きてしまった。母猫たちは、空腹やホルモンの関係なのかとっさに攻撃してしまった。それか、子猫を守ろうとしたと思う。散歩の犬が縄張りに入ったのだろう。

 その二匹は確かに警戒心が強くて、シャーっと威嚇してくるが、私に襲い掛かったことは一度もない。片方のフサフサの方は撫でたりできる。
きっと犬に襲いかかったところ、女性に当たったのだろう。

 私は、謝り治療費一万円渡した。
女性は、ここ数年一人暮らしでうつ病だそう。謝罪に行った2回目は、「猫の話はもうやめてください。キャー、帰ってください!」と、興奮してわめき、私を追い出した。

 その翌日、その女性宅のお隣さんBが来て、「うちのメダカが数百匹いるのに、40匹に減っている。網とメダカの餌がめちゃくちゃになっている」とケンカ腰で私に怒鳴った。
「野良猫のしわざか、野良猫の被害でみんな迷惑している。」
私は「自分も野良猫の被害者の一人ですよ。うちにも何度も来て糞されています。」「野良猫くらどこにでもいます!」「でも、ケガをさせてしまったから捕獲して家に入れます!」と怒鳴り返し口喧嘩。

 まあ、餌を与え、猫を引き付け近所に迷惑をかけていることは、重々わかっていた。そのことで、野良猫保護活動は、苦しかった。ご近所さんに迷惑をかけてしまい、嫌われ者になってしまう事を恐れていたから。でも、餌やりは止められなかった。餌やりをやめると死んでしまうと思っていたから。
  
 野良猫の餌やりがきつくなって、家の近くの野良猫保護家に訪ねて話を聞きに行ったこともある。色々と話しを聞いたり、野良猫保護活動をしているうちに様々な事がわかってきた。

次回へ続く。 

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