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セレッソ2024シーズンの展望をしてみよう

セレサポの皆さんお疲れ様です。
キャンプも終盤で開幕も近づいてきており、今回はシーズンの展望をしてみようと思います。


陣容の確認

まずはポジションごとの陣容を見ていこうと思う。
今季は433で行くと仮定して、433に当てはめて見ていく。

GK:3名
キム ジンヒョン
ヤン ハンビン
清水 圭介

おそらくレギュラーはジンヒョンだが、そのジンヒョンの後ろにハンビンが控えている心強さ。GKにこれほどの実力者を2枚も抱えているチームは少ないのではないだろうか。
清水は昨季、試合勘の少なさからか少し不安定なプレーを見せてしまったが、キャラクター含めて、そして第2・3GKという難しいポジションを務めてくれる点で、チームに必要不可欠な存在。
気になる点があるとすれば、ベンチ入りさせるGKを清水にするか、ハンビンにするかで、残りの外国人枠の使い方が変わってくるところ。もしかしたら、実力的にはハンビンが2番手でも、ベンチ入りするのは清水だというケースも出てくるかもしれない。
あと第4GKの不在だが、これは仕方ないと思っている。第2・3GKでも難しいと言われているのに、第4GKになる可能性を承知で移籍してきてくれる選手は少ないだろう。何かあった時は山岡選手に合流してもらうのかもしれない。

SB:4~5名
毎熊 晟矢(右)
奥田 勇斗(右左)
舩木 翔(左)
登里 亨平(左)
ルーカス フェルナンデス(右?)

右はコンディションが万全なら毎熊、左は舩木と登里の争いか。登里ほどの実力者なら、一気にスタメンを奪ったっておかしくはない。
年齢的なバランスは完璧だと思う。
気になるとすれば、代表で一定の離脱が見込まれる上に、アジアカップを戦っていて昨季から実質オフ無しで活動している毎熊に、疲労によるパフォーマンス低下や何かしらアクシデント等があったとき、一気に数が足りなくなるところ。後述するがCBも枚数が足りていないので、昨季のように進藤を右SB起用することも難しくなってくるかもしれない。
一発目のTMで見たルーカスフェルナンデス右SB起用だって可能性がゼロとは言い切れない。(クルピならやるだろうな)
一方で、ジョルディはさすがに左SBではないだろう・・・と。
ザ・現代的SBの奥田にも期待大。

CB:4~6名
進藤亮佑(右)
鳥海晃司(左)
西尾隆矢(右?)
山下達也(左右?)
舩木翔(左)
田中駿汰(右?)

スタメンは右に進藤、左に鳥海か。この二人が健在なら不安はない。
だがSBと同じで枚数が足りていないので、誰か一人離脱すると一気に不安が大きくなる。西尾はいつアンダー代表に呼ばれてもおかしくないし、山下はここ数年なかなか出場機会に恵まれておらず、4枚という数字以上に層は薄いと言えそう。舩木をCBで使って左SBは登里と奥田で回すこともあるかもしれないが、本当に苦しいやりくりとなる。
小菊監督は西尾を左右どちらで使っていくのだろうか。この点も注目ポイント。
万が一のときは田中駿汰のCB起用もあるか。

アンカー:3〜4名
田中 駿汰
平野 佑一
奥埜 博亮
喜田 陽

433を本格導入するにあたって最も必要であっただろうポジションには新加入選手を2人加えて万全を期した。田中駿汰は守備的なポジションならどこでもこなせるだろうし、プレースタイル的にもアンカーは適任だろう。
平野は浦和や水戸の試合をじっくり見たことないので間違っているかもしれないが、たしかアンカーというよりはダブルボランチの片方として出場していたように思うので、アンカーorIHどちらでも出場の可能性があるか。プレースタイル的にはアンカーでも全く問題ないとは思う。というかアンカーから彼のパス能力を発揮してもらうと、かなり面白いことになりそう。
手術明けと伝えられた喜田だって、アンカーでもIHでも出場が可能なはず。ただ昨季と比較してライバルは増えたし、強力になった。全快後に出番を得られるかどうか、彼のキャリアにおいて正念場かもしれない。

IH:5〜6名
香川真司
清武弘嗣
奥埜博亮
ヴィトール・ブエノ
上門知樹
北野颯太(?)

IHはより攻撃的なメンバーで構成していくことが見込まれる。香川&清武の同時起用はあるのか、ないのか。個人的には依然として奥埜は必要不可欠ではないかと思う。
あとブエノはこのポジションでの起用になるのか、ウイングでの起用になるのか興味がある。プレシーズンを見る限り、IHでの起用だろうか。彼の活躍次第でチームは大きく変わりそうだ。
433のIHといえば切り替えの早さや強度は必須。という意味で、ブエノが日本の切り替えの早さに順応できるのかが気になる。ブラジルリーグをじっくり見ているわけではないが、Jの切り替えの早さは世界屈指なので、ここへの順応に苦労する外国人選手はたくさん見てきた。強度が求められるポジションだが高齢化が進んでいるのも気になるところ。

このポジション、層は厚いし様々な組み合わせが考えられる。組み合わせを考えるのが楽しい。

ウイング:6〜7名
カピシャーバ(左)
為田 大貴(左)
ルーカス フェルナンデス(左右)
柴山 昌也(右)
ジョルディ クルークス(右)
阪田 澪哉(右)
山田 寛人(左右?)

こちらも潤沢な層を誇る。
昨季終盤にIHとして印象的な活躍を見せてくれた柴山は、今季は右WGでの起用になりそうか。コンサドーレから屈指のドリブラー・ルーカスフェルナンデスを獲得し、構想外が伝えられたクルークスも残留、そこに期待の阪田。昨季大活躍のカピシャーバに、一昨季大活躍の為田もいる。山田はサイドも問題なくこなせそうだ。いろんなタイプの選手がいて、小菊監督の頭を悩ませそう。

CF:5〜6名
レオ セアラ
渡邉 りょう
上門 知樹
山田 寛人(?)
北野 颯太(?)
木下 慎之輔

昨季二桁ゴールを記録したレオセアラが今季も軸となる。昨季、負傷が続き本領発揮とならなかった渡邉も、きっと挽回してくれるはず。上門は最前線での起用もあるかもしれない。そこに加えて、山田・颯太・慎之輔のユース勢も控える。レオセアラが絶対的な柱であることは間違いないが、枚数は揃っているので色んな組み合わせが考えられそうだ。

433で考えたとき山田寛人と北野颯太のみ、どのポジションで出場するのかが曖昧な部分はあるが、逆に考えると彼らは「複数のポジションをこなせる」という見方も出来るので、たとえスタメンではなくてもベンチにいてくれると起用法に柔軟さが出せそうだ。

書いたまんまなんだけど、やはり後ろの層には不安がある。一方で前線は潤沢に揃っている。この辺のやりくりは小菊監督にとって大変なものになるだろう。層が薄いと数が足りなくて大変だし、厚くてもマネジメントが大変だ。だけど全員が元気なら、そんなに悪い結果にはならないんじゃないかとは思っている。

目指すのは「リーグ優勝」


と、フロントが掲げている。
これまでは「トップ3」とか「タイトル獲得」だったのが、今季は明確に「リーグ優勝」。クラブ30周年、目指すべきはここだということなんだろう。

個人的には難しいのではないかと思っている。
これは決してクラブ批判ではなくて、リーグ優勝はそれほどまでに難しいものだと思うから。まだカップ戦の方が、勢いに乗りさえすればそのまま駆け抜けてしまう可能性があると思う。

リーグ優勝を現実的でリアルな目標として設定するのは極めてハードルの高いものだ。今のJリーグなら、マリノスやサンフレッチェはリーグ優勝をリアルな目標として設定できるチームだろう。
こういったチームの特徴として、まず戦い方が完成されている。戦い方が完成されていると、選手補強の際にどんなタイプが必要か、どこのポジションが必要かが明確になる。となるとオフシーズンも明確な「ToDoリスト」の下で動くことが出来る。

後述するが、こういったチームと比べるとセレッソがやらなくちゃいけないことは多岐にわたる。チーム作りも大変だろう。

という意味で、現実的にリーグ優勝を視野に入れながら戦えるチームではないと思っている。

だけど昨季のヴィッセルがそうだったように、一気に大化けしてリーグ優勝を成し遂げてしまうチームもあるので、何が起きるかは最後まで分からない。先述したマリノスだって監督交代がもしかしたら裏目に出る可能性もある。浦和や鹿島も監督が変わる。どう転ぶかは、始まってみないと分からない。

今季のセレッソがリーグ戦を優勝するためには誰かが覚醒したり、何かがキッカケで勢いに乗ってそれが最後まで続いたり、こちらの準備がハマることが多く続いたりと、かなりのプラスアルファが求められるだろう。
申し訳ない言い方にはなるが、普通に戦っていては難しいと思う。そういったプラスな要素がいくつか出て来れば、優勝を狙えるかもしれない。

そもそも今季リーグ優勝を目指すのならば、「なぜ昨年は優勝できなかったのか?」という課題からは逃げられないだろう。

そんな簡単な話ではないことは理解しているが、昨年優勝できなかったのにも理由があって、それらを解決しないことには今季の優勝はない、という視点から考えようってこと。

優勝できなかった理由はたくさんあると思う。

怪我人は多かったし、目指していた433によるボール保持も完成しなかった。ビルドアップに苦労した。サイド攻撃に偏りすぎるところもあった。セットプレーからの得点は少なかった。アンカー脇を狙われ相手の攻撃を浴びる回数も多かった。それによってセレッソの強みである切り替えの強度、ブロックの強固さを発揮できないこともあった。序盤・中盤・終盤で大きく陣容が変わってしまった。一度苦しい流れになると、試合中に建て直すことが出来なかった。戦力は豊かだったはずなのに、試合で使う選手は固定されてしまい思ったより厚みをもたらすことは出来なかった。

要はこれらの課題を、全部とは言わないまでも、ある程度は解決していかないことには優勝は見えてこない。

なぜビルドアップに苦労したか。
なぜセットプレーからの得点は少なかったか。
なぜ守備の強度が維持できなかったのか。
なぜ試合中に失った流れを取り戻すことが出来ないのか。

で、もちろんそれらすべてを一気に解決できる魔法などない。一つ一つ、積み重ねていくしかない。となると、時間が掛かってしまう。

もちろん、前半戦は苦労しながらもチーム作りをし、後半にそれが花開いて快進撃に繋がる可能性もある。

だが小菊監督は、厳しければ全く違う方向へ舵を切る判断を降す傾向にある。だから今のセレッソは始まってみないと、どういう方向へ進んでいくか予想しにくい部分が多い。

ということで、今のチームはかなり不確定要素が多く、リーグ優勝を現実的に目指せるほど安定したチームではないと思う。

もちろん、じゃあ優勝なんて掲げるな!なんて話でもないので、クラブとして30周年という記念のシーズンに、大きな目標を掲げてそこへ向けて突き進もうとするのは何も間違っていないと思う。

それに、全てが嚙み合えば何かが起こせるチームだとは思う。

どうやったら優勝できるか


と、こんな終わり方をしてしまうと「優勝なんかできるわけないだろ」みたいな感じになってしまうので、どうやったら優勝できるか?を考えてみる。

いきなりだけど、「こうすれば優勝できるぞ」なんていう書き方はしたくないので、ここでは「どうなれば優勝争いに加われそうか」という観点で話していきたい。繰り返すが、そんな簡単な話ではないことは重々承知の上。

ちょっと話は逸れるが、僕は433ならどうだとか442ならこうだとかいう、システム論は好きじゃない。433や442なんてのは(無意味とまでは言わないが)ただの数字の羅列に過ぎないし、試合中ずっとその形で試合が動くわけでもない。

ただ、今のセレッソは433か442かというところで右往左往してしまっているし、433・442それぞれで出来ること・出てくる課題があるので、ここではシステムなんて数字の羅列に過ぎないのを承知の上で、433や442についていろいろと書いていく。

優勝を目指すにあたって最大の課題は、433の確立と守備の強度の両立。

これは小菊セレッソが433を取り入れた2022年からずっと苦しんでいるものだ。
結局、小菊監督が433と442を行ったり来たりしてしまうのはここの両立に苦労しているから。本当は433の形からビルドアップをし、チャンスメイクをしたい。でも433だと失った瞬間にアンカー脇を使われてしまい、守備が脆くなる。だからそこをケアするためにも442を選択する。でも442だとボール保持のところで理想が実現できないのか、ハイプレスやサイドアタッカー勝負に振り切っていく。でもそれだと頭打ちになってしまうのでやっぱり433にしたい。

結局、この2年のチームは似たような苦悩を繰り返している。

理想を言えば、「切り替え時のリスク管理を徹底しながら433によるボール保持の仕組みを作る」ということに尽きるんだけど、どうも小菊監督はそういうタイプの監督には見えない。

小菊監督はどちらかというと「リスクを許容してリターンを取りにいく」タイプの監督だろう。それはコメントの端々から感じ取ることが出来る。

で、433と442を行ったり来たりしているのは、433のリスク・リターンと442のリスク・リターンを天秤にかけて、その時点でどちらがより結果を出せそうか?と考えてのことだと思う。

決して「理想の433・現実的な442」という選択肢ではない。どちらにも、出来ることと出来ないことがある。どちらのリスクを許容して、どちらのリターンを取るかの選択。

個人的に思うのは、そろそろ「困ったら442に戻せばいい」という発想は出来ないんじゃないかということ。やらないほうがいい、ではなくて、したくても出来なくなりつつあるんじゃないか、と。

もう2年連続で442がシーズン途中に頭打ちとなって、他の路線へ活路を見出す決断を下している。にもかかわらず、今年もまた困ったら442へ一旦戻す・・・というのはさすがに難しいのではないか。442がそんなに頼りになる武器であるなら、そもそもシーズン中に頭打ちとはならない。
それに442で成果を上げたときと比べて選手も入れ替わっているし戦い方も随分変わった。

だから今季、優勝争いに参加するためには、監督の理想とする433を完成させるしかない。442の限界が見えているなら、433を続けなきゃいけない。この際、その433が完成したらどうなるか?は別問題だ。そんなこと完成させなきゃわからない。

433だと失った瞬間のリスク管理が出来ていないのなら、出来るようにならなくちゃいけない。そのリスクを許容してしまうから、442で生じるリスクとの天秤になってしまうわけで、それだとまた433と442で揺れ動いてしまう。

そうではなくて、433でボールを保持しながらも失った瞬間のリスク管理を出来るようにする。

それが、ボールより後ろの人数を増やすことなのか、あるいはいっそ思いっきりハイラインでカウンタープレスに出てしまうのか、はたまた毎熊を右WGで起用して彼の頑張りに賭けるのかは分からないし正解はないが、そこから目を背けずに取り組んでほしいと思う。

それも含めて、今季期待したいのはベンチワークの進化だ。

小菊セレッソは事前準備がハマるかハマらないかで大きく結果が左右されてしまうのはご存知の通り。相手だって色々準備してくるわけだから、こちらの対策がハマらない時だってある。そんな事前準備がハマらなかったとき、どうにかして流れを引き戻す術をベンチから繰り出せるようになってほしい。

昨季、逃げ切り策として5バックへの移行を取り入れ、一定の成果を上げた。

今度はそれの攻撃版を作ろう、とでも言うべきか。

正直、昨季までは疲れた選手を順番に交代させることしか出来なかった。替わって入った選手の特徴がどうか、その選手の特徴を試合中にどう発揮してもらって、どう流れを変えていくか・・・があまり見られなかった。クルークスが疲れたらそこに柴山が入るだけ、カピシャーバが疲れたらそこに新井が入るだけ。それによって流れを変えることはあまりできなかったし、柴山や新井もそういった役割で持てる力を発揮することはあまり出来なかった。

幸い、今季は同じポジションに異なる特徴を持った選手が揃っている。
小田さんが仰っていた平野・田中はまさにそうだ。他にも為田・カピシャーバ、ルーカス・柴山、舩木・登里、清武・奥埜・上門・香川・ブエノなど、この辺は決して「こちらがスタメンでもう片方が控え」という次元では語れないと思う。

残念ながら昨季までは、その時点での最適解をバチッと決めてしまうと、その最適解の11人から漏れてしまった選手は一気に出番を失ってしまった。
松田陸や山中、喜田、鈴木など、もちろん選手個々の(ケガを含めた)コンディションの上下はあるものの、それまで何試合も続けてスタメンで出ていた選手が突然スタメンの機会を失い、場合によっては一気にベンチ外まで落ちてしまうというのは、ちょっともったいないと感じてしまう。

だから今季は、競争の結果でこちらがスタメンでこちらがベンチだとか、スタメンが疲れたからそこに同じポジションの選手を順番に入れていきますとか、そういう使い方ではなくて、試合によって、状況によって、使い分けてほしい。
この試合では舩木より登里だろう、この試合展開はカピシャーバから為田に交代してみよう、など、そういう起用をしてほしいし、見てみたい。

こういった、試合中に意図的に流れを変えられるような采配を出来るようになってほしい。

もちろん正解はない。色んな方策があると思うし、たとえば何か手を打ってそれが上手くいかなくても、それは結果論であって責めることは出来ない。
でも昨季までのような、疲れた選手から順に交代させるというのは、正直「何もしていない」に近かったと思う。

守り切りたいときに5バックという手札を切るのと同じように、攻撃的に流れを変えたいときにも何か切れる手札を用意すれば、また一つレベルが上がるんじゃないだろうか。

2022年によく見た、ただ真ん中を敢えて空けてオープンな殴り合いに持ち込むだけではなくて、もう少し意図的に流れを作り出せるような、意図的にギアを上げられるような手が打てるようになれば、と思っている。

そうすることで、負けそうな試合をなんとか引き分けに、あるいは引き分けそうな試合をなんとか勝ちに繋げられるように。
そうやって勝ち点を1でもいいから増やしていくことで、優勝が近づいてくると思う。

まとめると、433のによるボール保持が成熟して、且つセレッソの強みである守備時の強度は高いレベルで維持し、そしてたとえ苦しい流れとなっても攻勢に出られるような手札をベンチに用意しておく。

この辺が出来れば、優勝争いに加われると思う。
とてつもなく難しいことを、さも簡単なように書いているんだけど・・・。

最後に

と色々言ってきたけど、今季も変わらず精一杯楽しみたい。

個人的に一番やりたくないのは「優勝から逆算してシーズンを過ごす」こと。

その見方をしてしまうと勝ってもノルマを一つクリアした感じになって素直に喜べないし、負けたら大騒ぎしたくなるし、上位との差が少しでも開こうものなら、このままじゃ優勝できないから監督を替えろとか、誰々を使うなとか誰々を使えとかになってしまうので、心の底から楽しめなくなってしまう。

あくまでも1試合ずつ。
1試合ずつ積み重ねた先に、良い結果は待っているはず。

今季は多少メンバーも入れ替わっているので、最初からエンジン全開とはならないだろう。

序盤は結果なんてどうでもいいと思っている。「結果こそ全てだ」というのは好きではない。

大事なのは内容。(内容ってのは勝利までの過程のことで、決して「パスサッカー」とか「面白いサッカー」という意味ではない)

内容を高めていけばそのうち結果は出てくる。
結果だけが出てしまって内容に目を瞑った方が、後々痛い目を見る。

だから、もちろんリーグ優勝は目指すんだけど、そこに囚われすぎず、監督もコーチも選手も、そして我々サポーターもシーズンを楽しんでいけたらなと思う。
やっぱり選手には楽しくプレーしてほしいし、選手が楽しくプレーしていたらサポーターも見ていて楽しい気持ちになると思うので。

目指すのはより高いところだけど、目の前の試合を楽しんで尚且つ勝ちたい。という、そんな気持ちで今季も精一杯応援します。

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