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【北の国から2023】 第22話「北の国から」(最終話)

帰りの地下鉄では座ることができた。
よくやってくれた、有意義な旅であった。
同志は言った。
側近は思いがけない言葉に息を呑んだ。
涙が膝を濡らす。
…はい、同志。
涙越しでも分かる。晴れやかな姿の同志であった。
よい土産ができた。
彼は包みを優しく抱え、懐から取り出した写真立てに小さく呟いた…。

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