見出し画像

食生活を見直してみた 6

断食説明会翌日の日曜日は、減食1日めというか2日めというかで(前日の夜から減食したとカウントすれば2日め)、普段の食事を4分の3程度に減らせばいいだけだ。昼は私は天ぷら定食(夫も夫で外食)、夜は味噌汁を作ってごはんを炊き、かぼちゃと豚肉の煮物を作って、ほうれん草のおひたしを2人で食べて終わりにした。普段に比べればおかずが少なめだが、まあ十分といえば十分だ。

そしてその晩は夕食後に、翌日から夫が三度三度食べる重ね煮を作った。
本当は教え込んで、夫自身に作ってもらいたかったのだが、外出から帰った夫が、慣れないスープ作りをすることに難色を示したので、仕方ないので私が作っているところを見学してもらった。
どうやらキノコはなんでもいいのではなく、しいたけが正解だったようなのだが、私は適当なタイプなので、家にあった舞茸で代用した。そのせいか、重ね煮は焦げたのだと思う(見本を見せるどころか失敗!)。水を入れなかったし、鍋が薄かったからだ。
こんな簡単な料理ひとつまともに作れないのかと思って、ちょっと落ち込んだが、まあそうは言っても初めて作ったのだから、仕方ないと開き直る。でも変な味はしなかったので、もしかすると焦げたのではなく、舞茸の色素が、煮物を黒くせしめたのかもしれない。この教訓を活かして、2回め以降ははじめから、水を少し入れることにした。
ごはんは夜、少し多めに炊いて、翌朝おかゆを作れるようにしておいた。

翌朝(月曜日)になると、前夜作った重ね煮を温めて、おかゆを作って夫に出して(平日は原則料理をしないのに、この日は朝から料理している!)、私は重ね煮とゆで卵とドーナツを食べた。ドーナツは断食にそぐわないが、私は断食はしないし、奄美大島に旅行に行ったときに買ってきた、サータアンダギー的なドーナツの賞味期限が迫っていたのだ。いつもは朝、それらに加えてコーヒーを飲んでヨーグルトを食べるのだが、それはやめておいた。どうせなら、私もカフェインくらいは抜こうと思ったのだ。朝食の時にいつも白湯を飲むので、コーヒーの代わりに白湯だけで済ますことにした。

お昼は夫は家で、重ね煮と、朝2回分作ったおかゆの残りを食べたはずだ。
私は普段どおり、行きつけの店で定食を食べる。この日はブリの照り焼き定食を頼んだ。肉の定食ではなく魚を選んだだけ立派だ。しかも、そんなことをこの店で頼んだことは未だかつてないのに、この日はごはんの量を減らしてもらったのだ!
3時を過ぎると、いつも会社でお菓子(たいていはチョコレート)をつまむのだが、この日はそれもやめておいた。
そんな小さな変化をさせただけなのに、この日、私は頭が痛くなった。低血糖になっていることは考えにくいので、カフェインの離脱症状か(ネットで調べたら、断食の初期にはよくあるらしい)、はたまた天気が悪かったので、気圧のせいかもしれない。気候病とは普段無縁なので、カフェインのせいではないかと、自分では思っている。

夜は家で私も夫と同じ、重ね煮とおかゆだけの夕食を食べた。夫に尋ねたところ、断食しているわけではなく、ちゃんと重ね煮とおかゆを食べてはいるものの、お腹がすいてお腹がすいて、一日中つらかった、とのことだった。まあ原因はわからないものの、私も頭は痛くなったから、つらいのもわからないではない。しかし、つらくなったら散歩に行くように、という説明会での説明むなしく、彼はこの日、つらすぎて外出しなかったらしい。
夫は、昼はヨガ教室での対面か、もしくはオンラインで、断食専用のヨガレッスンを受けられる。外出はしなかったものの、なんとかオンラインで、ヨガはやったらしい。
そして夜は、ヨガ教室のズームミーティングが毎日予定されていた。ミーティングではどうやら、講師に尋ねられて、各自が体調などについて報告し合っているようだった。
〈7に続く〉

この記事が参加している募集

今日のおうちごはん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?