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【役者が演じる役者】映画「ある閉ざされた雪の山荘で」感想

こんばんは。ももちゃんです。
映画「ある閉ざされた雪の山荘で」を見た私の感想です。

<あらすじ>
役者7人に届く4日間の合宿行われる最終オーディションの招待状。
彼らが演じるのは、ある閉ざされた雪の山荘で、という架空のシチュエーションで行われる殺人事件。
次々と消えていく役者たち。
果たしてこれはフィクションなのか、それとも・・・。

以後、ネタバレも含みますのでご注意ください!

この映画は役者が役者を演じています。
特に役者さんってすごいなと思ったのは、堀田真由さん演じる笠原温子が交通事故が起きたという演技をして電話を掛けるシーン。
温子が演技に入る瞬間。鳥肌が立ちました。すでに演じられている人間がさらに演じている瞬間、なんだか不思議な感覚で、あの一瞬に、役者が役者を演じる面白さが詰まっていると思いました。

好きだったのは終わり方。身体的にも精神的にも大きな傷を負った、森川葵さん演じる麻倉雅美が簡単に3人を許せるとは思えなかった。だって、あんなノートを見てしまったら、これは簡単に彼女を納得させるのは難しいのではないか、むしろ簡単に「あなたたちを許す」なんて言ったら今までのはなんだったの!?ってなってしまう、そう思っていました。最後はこの事件が舞台となって終わる、だからこそ彼女は納得できた、舞台には満足そうな顔をする雅美。だって彼女は何よりも演じたかったから、演じることが好きだったから。
私としては、とてもいいエンディングだったと思います!

原作も読んでみようと思います。

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