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肺炎なの?コロナなの?心不全なの?(皮膚筋炎+間質性肺炎闘病記③)

1年半前の秋から始まった私の体調不良は考えてみると、本当に紆余曲折ありました。
なにせ色々な症状(全身のかゆみ、風邪的症状、呼吸困難、手荒れなど)が出るし、病院にかかっても先生によって診断がまちまちだったり、同じ先生になっても病名が確定せず、暫定治療のような日々が数か月も続くのでした。

さて、これまで皮膚筋炎+間質性肺炎闘病記の記事を2つ書いておりますので、ご興味ある方は以下からどうぞ(^^)/

皮膚筋炎+間質性肺炎闘病記②の続きとなります。

おととし10月から続いていた私の体調不良ですが、さすがに年末近くになり不安を抱えて、ようやく個人病院を訪れました。
2回の診察を経て、肺に影ありとの診断、至急CT検査必要との結果を受け、私は近所の総合病院の年内最後の診察日に駆け込みました。

この日、私は発熱はなかったのですが、せきと息苦しさと呼吸困難の症状があったので、念の為、発熱外来に回されました。
発熱外来用の診察は、病院敷地内に建てられた仮小屋のような所で行われました。
風邪やインフルエンザ、コロナの流行る年末とあって、多くの車が駐車場内で待機していました。

私も皆さんと同じように車で待機していて、看護師さんに呼ばれるまで車で待っていました。
この時の気分としては、複雑でした。
コロナ確定前に、コロナ患者さんと同じ扱いを受ける状態に、コロナ確定と言われているようで、不安と困惑が入り混じるような感覚でした。

待ってる間、唾液を取るよう指示されましたので、一生懸命、唾液を取りました。
やがて看護師さんから電話が入り、診察小屋に呼ばれました。
私は唾液を持ちながらよろよろと小屋に入りました。
小屋奥には先生がいました。
看護師さんが優しく案内してくれて、まずは体温と酸素飽和度を測りました。
発熱なし、しかし酸素飽和度は90を切っていました。
安静にしていると95ぐらいまでは復活していたのですが、、、、、、

この時点で看護師さんはかなり心配して下さいました。
同様に奥にいた先生も心配して下さいました。

「動いただけでこんなに下がるんじゃ、相当しんどかったでしょう」

とお二人とも言って下さり、私はそれだけで涙が出そうに嬉しかったのを覚えています。


本人的には酸素飽和度の重要性をわかっていなかったので、

あっ、そうなんだ、まずいんだ、この状況、、、

ってな具合にまだのんびり構えていましたが。
そうしたら先生が、

「これは取り急ぎ、正式な結果を出した方がいいから、鼻からも取りましょう」

と言って、鼻からもコロナ検査を施しました。
唾液からの検査結果に関しては、その場で出して下さいました。
私の体調不良具合に緊急性を感じて、特別に結果を早めて下さったのです。
結果は幸いなことに陰性でした。

しかし陰性なのに、なぜにこんなに調子が悪いの?

となります。
そしてまずはレントゲンを撮ることになりました。
個人病院でCTを撮るように言われていると伝えたのですが、私が受けたのは発熱外来なので、それはできないようでした。
年明けに改めて内科を受診した際に先生に相談するようにと言われてしまいました。

う~む、診療のしくみはようわからん!

と、当時の私は思った次第です。
患者の状況を至急判断する為には即検査が絶対だと思っていた私ですが、専門医でない(発熱外来の)先生のもとで検査を実施することはかなわないのだなという現実を知りました。


レントゲンの結果、やはり肺下部に白い影がありました。
個人病院の先生からは肺炎の可能性を言われておりましたが、発熱外来の先生はこの影の出方は肺炎ではなくて心不全の可能性があるとの診断をされました。

え~!?心不全!?

もう私はパニックです。

コロナでもない、肺炎でもない、心不全って何よ!?

と、混乱した心の行き場をどうしようもできなくなり、その後のことはあまりはっきりとは覚えておりません。
結局、出された薬は利尿薬2種類だけでした。

看護師さんも先生も優しかったけど、唯一納得がいかないのが、心不全という診断です。
もちろん、確定ではないのだけど、どちらかというと自分の感覚では肺炎の方が近かったので、なんとも不思議な感覚で帰途についたのでした。

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