息子の夢の水族館の話し


息子、いつも何か想像したり、考えたりしている。

小さな頭は常に考えごとでいっぱいな感じだ。

時々、自分の頭の中で考えている事を、口に出す。
それが、聞いていて、結構面白い。

面白がって話しを広げるものだから、さらに色々と出てくる。段々と収拾がつかなくなってきてはいるが、書いておこう、と思う。

あくまで小学生の息子の想像、備忘録的に書いたので、読み流していただければ、と思う。

いつの頃からか正確には忘れたが、多分4歳くらいから。息子、海の生き物に興味を持ち出した。

レジャーとして、水族館にイルカショーを観にいったりしたのがきっかけかもしれない。

車も電車も好きではあったし、昆虫や恐竜には興味は持っていた。

きっかけを忘れてしまい残念だが、様々興味が移る過程で、彼は水族館、海の生き物に引っかかった。

水族館に行きたい!と毎週のようにいうので、2年くらいは年パスを持っていた。

魚、水辺の生き物、深海生物...と図鑑を次々増やしていったら、全部、よく読んでいた。

イルカやクジラ、シャチは哺乳類なので、動物図鑑もよくみていた。

字が読めないので、よく読まされた。
毎晩、読み聞かせをしていたので、その時に図鑑を持ってくる。
重いし、ストーリー性がなく、読んでいる方はつまらないのだ。
(図鑑の読み聞かせは、結構辛かったけど、好奇心はとても刺激されるように思う。図鑑、絵がたくさんで、幼少期に読む?見せておくのはすごく良い。)

「シロナガスクジラ、体長33メートル、大西洋」という風に、絵を指差しながら、説明を淡々と読むのは、寝る前の苦行ではあったけど、息子がいちいち反応するので、面白くもあった。

彼は、生き物に関する本を読み漁り、だいぶ詳しくなった。
大好きなブロックで海の生物を作るのにハマったり、絵を描いたり、ぬいぐるみごっこをしたり。

海の生き物たちと水族館にハマっていった。

ある時から
「僕は、自分の水族館を作る!」と言いだした。

鴨川シーワールドで、シャチを観てからかもし、るない。

「自分ゅ水族館を作って、パパとママとお姉ちゃんに働いてもらう。僕は館長さんになる!」

館長さんのお仕事は、海の生き物を捕ってくる、がメインだそう。パパと世界中を旅をして、それぞれの生息地の生き物達にお願いして、自分の水族館に連れてくるそうだ。

パパは虫捕りがじょうずだから、漁師さん。
捕獲の実行部隊。
僕は館長だから、どこに生物達がいるか、レーダーで探して、パパに指示を出す。1人で大変な時は、一緒にとりに行くそうだ。

ママは、イルカが好きだから、イルカショーの人。
イルカと泳いだり、シャチの口の上に乗り、水の中にダイブしたりするらしい。
ママ、それまでにスイミングに行ってね。体力も必要だから運動もしてね、だそう。
珍しい、おばあちゃんのイルカショー🐬として、売り出すそう。

ママは週6日、パパは海外で捕獲活動、
年寄りでも働いてもらう、と言っていて、
家は、水族館の上階に作ってくれるそうだ。

お姉ちゃんは、水族館のレストランの料理長。
料理が好きなのと、メニューを考えたい、という姉の希望を加味したらしい。

姉は、レストランの他に、保育園の園長さんもして、水族館の隣に保育園を運営するそう。
平日は保育園、土日はレストランで働く。

だいぶ、ブラックな職場環境なようだ。

人手が足りない部分は、ロボットを開発して、ロボットにも働いてもらう。

そもそも、水族館を作るためのお金は、ロボット開発をして、生み出すそうだ。

みんなの役に立つ、便利なロボットを開発して、海外に売りに行く、それで、20億円から100億円くらい稼ぎ、それを元に水族館をやる、、、と言っていた。

この話をしていたのは、小学生になる前くらい。
それから一年以上たち、その間事あるごとに、僕の水族館はこうする、こういう生き物を入れる、どうすればお客さんが来てくれつつ、生き物達にも良い事が出来るだろう、と考えている。

折に触れ、想像の水族館はアップデートされていく。

今は、水族館だけでは足りないので、
水族館+昆虫館+動物園、にホテルとレストランをつける形にするそうだ。
水族館に泊まれる、特典付きのホテル。
レストランは、美味しい海の幸を出す、寿司レストラン。(余談だが、彼の大好物は寿司)
水族館の中で魚を繁殖させ、そこで釣った魚を食べられるようにするそう。

また、大富豪になって、香川県くらいの土地を買い、そこに作るらしい。
島だったらいいけどな、などと言っていた。

ともかくもまぁ、色々と考えることだ。
小学生ニ年生、こんな夢物語を言ってくるのも、いつまでだろうなぁ、と思いつつ、話しを聞いている。

彼は、言葉では色々言うが、今はまだ頭の中を表現する方法を他に持っていないように思う。

絵を描いたりブロックをしたりはするものの、表現が足りない感じ。

頭の中を表現する方法を、言葉以外でも持たせてやりたいなぁ、と思っているところ。

絵を描くでも、工作するでも、粘土を作るでも、パソコンで描く、でも。
まだ彼にはそれらの技術がないので、言いっぱなし。

多分、言い足りない事もある様子。

頭の中の表現方法を増やしてやるのが、これからの課題かもしれないなぁ、と、ぼんやり考えている。

私が、言語表現以外のすべに長けていないので、彼は親から表現方法を学べていない。

誰かに教えてもらえたらいいし、ハマる内容があったらいいな、と思う。
きっと成長するにつれ、彼を助けてくれるスキルになる気がする。

どなたか、こんな事について詳しい方や、考えている方、その他感想などでもコメントいただけたら、すごく嬉しいです。

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