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【起業~ECショップ開設まで#5】融資を断られた後の展開

オリジナルTの独自ECショップ開設までの経緯を記録しています。
今回は【#5】です。


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独自ECショップを構えるならラインアップをもっと充実させたい、ひいては生地や縫製費がかさむ、即ち商品製作に資金が掛かる。それなら大型モール店も併用(まとまった出店料などが掛かる)、などと考えるうちに公庫の創業融資を受けようと考えるようになりました。しかし、申込準備に時間と労力が掛かったものの結果は融資を受けられませんでした。(こちらのことは【#4】にて) ☟


融資申し込みの際には設備資金と運転資金、月毎の売上計画など、お金に係る詳細をも提出します。そこで、数字を挙げて行くにはもちろん具体的なイメージを持ち、ここにこれだけ投入、これが要る、あれが要る、そしてそれらの根拠などを明確にします。頭の中では「これしかない!」「これで行くのだ!」と固まった状態で融資申し込みに臨むわけです。それを「ダメです」と簡単に(公庫側にすればきちんと検討したのかもしれないが)断られると、かなり脱力するものです。それはもう自分を否定されたかのような気持ちにも。そして、一度は固まった事業イメージを一旦リセットし、通り過ぎたポイント地点まで再び戻るというのはなかなか精神力を要するものです。

しかし、だからと言って「や~めた」とはいきません。

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事業を始めるにあたっては、「小さく始めて大きく育てる」ということをよく言います。

まずは商品ラインアップの見直しから。一番最初に考えた〈スリーブレスのカットソー>のみに絞り、UネックとVネックを揃える。通年でノースリーブのみを販売していくのは難しいかと、今でも不安要素はありますが、ロングスリーブを用意するとなると縫製費はもちろん生地使用量も増え、一気に商品仕入代が膨らみます。そう考えてしまうと融資が必要となるので、初志貫徹で進めることにします。

サイズ展開も、やはりコンパクトに抑えるため<S、M、L>とするつもりだったのを<2、3>表記の2サイズ展開に。サイズ2がS相当、サイズ3がM相当なのですが、S、Mとすると「Lは無いの?」という印象を与えてしまう為、表記を数字にしました。カラーは現状維持の6色展開。シンプルな商品展開であればカラーをいっぱいにしたいところですが、これ以上は難しいと判断。

融資申請時に細かく計画し算出したその他諸々の経費もぐっと削りました。

・広告費→慣れないながらもSNSを活用
・ロゴデザイン費→Canvaを使って自分で作成
・ショップカード(名刺替りにも使用)→PCとプリンターで作る
・配送時の包装やサンクスカード→市販のパックにロゴプリントをしたシール(用紙も豊富に売られている)を使う
・商品保管用に借りるつもりだったスペース→商品ラインアップが少なくなった為不要に
・撮影用の照明等→春から夏にかけては自宅の室内の明るさで何とかなるので、その期間で必要な画は撮ってしまう

以上のものはプリンターのインク代が掛かる程度で、ほぼゼロとすることができます。徹底して経費縮小を行いつつ、商売上のイメージは保つことを心がけました。

モールを使わないなら月々の出店料が掛からないため、自分のやり方次第でランニングコストはだいぶ抑えられます。極タイトに始めるということです。

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一方で、ECショップの準備としてカート機能サービスのカラーミーのレギュラーを契約、独自ドメインの取得を行いました。カラーミーの料金が約5,000円/月、ドメインのレンタルサーバー代が約1,500円/月です。この後、決済代行会社に料金が約3,000円/月(プラス販売ごとに一定の手数料)が掛かってきます。
つまり、私の場合、ECショップ運営に掛かる最低限のランニングコストは約1万円/月ということです。


ここから、サイトの制作に入っていきます。続きは【#6】で。

※【#1】~【#4】 ☟


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