三石巌の分子栄養学講座−6
この文章は三石巌が1984年に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。
物理学を起点とした栄養学
ここまでのところで、細胞とよばれる小さな生命単位のなかに、いくつかの小器官のあることがおわかりだと思います。核、ミクロゾーム、リボゾームなどがそれでした。細胞が生きていくためには、そのなかに、いろいろな働き手がなければなりません。それがつまり、「細胞内小器官」というものだと考えていただきましょう。
細胞内小器官の一つリボゾームが、雪だるまのような形をしていて、