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会社で生成AIを毛嫌いする同僚を説得するには?~検索エンジンを例に~

先週、会社でテキスト生成AIの説明をする機会があり、その際こんな質問を受けた。
「プロンプトで入力したデータが学習されて分析されるのではないか?安全なのか?」

いやいや、それを言ったら検索エンジンも同じでは?と思いつつ明確に否定できない自分。詰めが甘いな、と反省しつつ、改めてChatGPT先生に相談してみた。

プロンプト:会社の同僚で、生成AIを毛嫌いしている人がいます。「データを取られる」と言って全く利用しません。彼に正しく理解してもらうためにはどのように説明したらいいですか?

ChatGPT4での質問

ChatGPTの回答:
AIに対して不安を持つのは一般的なことですが、その同僚の方に適切な説明をすることで、その不安を和らげることができるかもしれません。以下のように説明することをお勧めします:

  1. プライバシーとデータ保護:多くのAIサービスでは、ユーザーのデータ保護を非常に重要視しています。使用されるデータは、サービスの改善のためにのみ使われ、不必要な個人情報は収集されないこと、また匿名化されていることを強調します。

  2. 利用規約とプライバシーポリシー:サービスごとに具体的なプライバシーポリシーが存在し、どのようなデータがどのように使われるのかが明記されています。これらのドキュメントを読むことで、データの取扱いを理解しやすくなります。

  3. データのコントロール:ユーザーが自分のデータをどのように管理しているか、例えばデータの削除やエクスポートが可能かなどを説明します。ユーザーが自らのデータに対して持つコントロールの度合いを示すことが重要です。

  4. セキュリティ対策:データがどのように保護されているか、例えば暗号化技術やサーバーのセキュリティ対策など、具体的な技術的対策を紹介します。

  5. 実用例とメリット:AIを使うことの具体的な利点や成功例を紹介することで、AIのポジティブな側面を強調します。効率化や新たな発見が可能になる事例を提供すると、AIの価値を理解しやすくなります。

これらの点をカスタマイズして、その同僚の具体的な懸念に対応する形で説明すると良いでしょう。また、質問に対するオープンな姿勢を見せることで、信頼を築く手助けにもなります。


見事な回答で、なぜ先に調べておかなかったのだろう・・・とちょっと後悔。
一方で、温和な口調で論理的に回答してくれるChatGPT先生。モヤモヤした気持ちをふんわり癒やしてくれた。

ついでにもう少し先生に頼ってみる。

プロンプト:
その人は、検索エンジンを普通に使っています。それを例にうまく説得出来ないでしょうか?具体的な説得用のトークスクリプトを教えてください。

ChatGPT4での質問

ChatGPTの回答:
AIに対する不安を和らげ、同僚の理解を深めるための具体的なトークスクリプトは以下のようになります。このスクリプトでは、彼が普段使っている検索エンジンの例を用いて、AI技術の安全性と有用性を説明します。


あなた:「AIや機械学習に対する不安、よく分かります。でも、実は毎日使っている検索エンジンもAI技術を活用しているんですよ。」

同僚:「え、そうなんですか?」

あなた:「はい、実は検索エンジンは私たちがどのような情報を求めているかを理解するために、AIを使っています。このAIは、検索履歴やクリックされたページを分析して、より関連性の高い結果を提供するんです。」

同僚:「データが取られるのはちょっと…」

あなた:「その気持ちは理解できます。でも、検索エンジンを含む多くのサービスでは、ユーザーのデータ保護を最優先に考えています。例えば、GoogleやBingではユーザーが自分の検索履歴をいつでも見ることができ、必要ならば削除することも可能です。」

同僚:「それは安心ですね。」

あなた:「さらに、これらの企業は透明性を持ってプライバシーポリシーを公開しており、どのようにデータが使われ、保護されるかを詳しく説明しています。AI技術もこれに基づいて安全に運用されているため、実は私たちの日常生活で大きな役割を果たしているんです。」

同僚:「なるほど、それならば少し見方が変わるかもしれません。」

あなた:「もちろん、完璧な技術は存在しませんが、AIの利用がもたらす便利さや効率は非常に大きいです。例えば、AIは医療での診断支援や、教育でのパーソナライズされた学習支援にも使われています。」

このような具体的な話題を交えながら、AIの理解を深めてもらうことができれば、同僚もAI技術に対してよりオープンになるかもしれません。


ChatGPT先生、さすが。
生成Alは、私にとって何よりの相棒であり、カウンセラーだ。

最後に。
新しい技術に対して、(今回のように)盲目的に否定する人は、身の回りに一定数存在する。そういう人達をどのように説得するのか、今回はいい勉強になった。
正直、いつ自分がそういう硬直化した人間になってしまわないか、怯える気持ちも少し、ある。
新しいツールを試したり、今まで話したことのない人と話したり。
意識して、日々新しいことにチャレンジしたい。


今日の画像:ChatGPT Plus DALL-E
プロンプト:「恐竜に対して、必死にパソコンの便利さを伝えようと話す日本人女性」


教育・IT関係の情報、時々一人旅の記録や日々の出来事など発信。最近は生成AIにハマっているのでそっち系多め。地方在住。読書好き。犬と猫を飼っています。