先週、会社の同僚に生成AIの説明をした。
その際、テキスト生成AIに留めておけばよいものを、つい調子に乗って、画像生成AIに触れてしまった(だって楽しいんだもん・・。新しい扉開いたし)
案の定というか、「法的に大丈夫なの?」との質問。咄嗟に「まだ法整備が進んでいないので・・」的に説明したのだが、実際のところどう答えるべきだったのだろうか。
いろいろ記事を読んだものの、論点がありすぎていまいちピンと来ず。まずは生成AIで問題点を調査した。
1.ChatGPTのGPTsに「画像生成AIに関する法的根拠」を聞く
以下の文章は、ChatGPTのGPTs「自動ブログ記事生成」で出力した。
なるほど・・。国内法的には
・著作権法
・個人情報保護法
・肖像権
に触れるけれども、明確な答えが出ていないって感じかな。
つまり、画像生成AIと法について、私は単純に学習データにとりこまれる元画像の著作権のことだけ考えていたけれども、実際には、それ以外にも、生成された画像の著作権が誰に帰属するかという課題、モデルとなった人の肖像権や個人情報保護の問題など、密接に絡んでいるということか。
2.文化庁の見解
文化庁は、2024年3月15日、文化審議会著作権分科会法制度小委員会がで取りまとめた「AIと著作権に関する考え方について」をウェブサイト上で公表している。
上記PDFを生成AIで要約したのが以下のとおり。
要はまだまだ議論中ってことですね・・。
3.まとめ(私の使い方)
「商用利用」可能な画像生成AIでも、ビジネスでお客様向けに出すのは当分控えようと思っている。そこは、自分の考えだけでなく、会社の方針も絡む問題なので。
ただ、それ以外の場面では積極的に使いたい、とも思う。たとえば、こういう個人的な情報発信とか、社内向けの資料とか。
やっぱり、テキストと画像では全然情報量が違う。
「学校の図書室で子どもが蔵書を検索する様子」というケースなど、適切な画像を探すのが本当に大変だったりするのだが、画像生成AIだと一瞬でできるのだ。
業務の効率化にもつながるし、資料の理解度も大幅にあがると思う。
一方でプロのイラストレーターさんには影響がでるのでは?という点も気になる。私が求めるような資料的な絵は画像生成AI、誰かの心の琴線に触れるようなイラストや写真はプロ、というふうに、どんどん棲み分けが進むのではないか。
早く法律が明確になってくれれば、もっと安心して広く活用できるのに。プロの権利をきちんと守りつつ、ICTを使って、一般の人の表現の幅がどんどん広がればいいなと思う。