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私の投資のきっかけ

 このブログを読んでくださっている方は投資未経験や初心者の方が多いのかなと思います。

 投資を始めるとき、他の人はどうやって始めたのか…何を買ったのか…

 気になりますよね?でもお金のことは安易に人には聞けないものです。しかも、そもそも周りに投資をしている人がいるのかもわかりません。

 今回は、私自身がどのように投資を始めたのかを書きたいと思います。

甘くなかった金融業界

 私と投資の最初の出会い(?)は新卒で就職した会社でのことです。

 私は元公務員ですが、公務員になる前は証券会社にいました。

 つまり、株を「売る」側の人間だったわけです。

 実際に内定が決まって就職するまでは、『株でドカンと儲けられるかも!』なんて軽く考えていました。

 実際はそんな甘いものではありませんでした。

 よく『そんなに勧めるなら営業マンのあなたが買えば?』とよくお客様に言われていました。

 そうなんです。私も買いたい商品や銘柄がありましたが、実際に買えませんでした。

 みなさんは『証券取引法』はご存知でしょうか?

 前回のブログで触れていますので、ご存知ない方はそちらを読んでいただけると嬉しいです。

 この法律では金融商品取引業者の業務や金融商品の取引に関するさまざまなルールが定められています。

 その中でも『インサイダー取引』については特に神経を尖らせていました。

 たとえ内部情報をもとに株の取引をしていなくても証券会社の人間というだけで疑いの目が向けられてしまいます。

 ですから、当初の思惑とは外れて商品の勉強以外プライベートで株に触れることはほとんどありませんでした。

 販売している商品でも国債などの一部のものを除いて、購入できる価格も数十万円以上と新卒の社会人が安易に手を出せるものではありませんでした💦(給与は悪くありませんでしたが、職場などの飲み会などの交際費や出費で手が出せませんでした)

 しかも、厳しいノルマが日々課せられているわけですから、仕事から離れてまで投資をしようという気力は無くなっていました。

経験が姿勢を変えた

 そんな業界を出てからようやく投資を『する』立場の人間になったわけですが、当初の『ドカンと儲けたい』という気持ちはなくなったいました。

 むしろ『投資は怖い』と思っていたのです。

 当時の私は人から投資について聞かれたら『やめといた方がいい』と答えていたかもしれません…

 現場で損をしている人を何人も見てきたから当然と言えば当然かもしれません。

 それでも当時は第二次安倍政権が発足し、相場が盛り上がってきていた頃でしたから、何かしら投資をすれば可能性があると思っていました。

 しかし、どんな銘柄を買うべきなのか。自分の考えを持っているわけではありませんでした。

 もちろん、チャートを分析したり情報を集めてから買えば多少は儲かる可能性もあったでしょう。

 しかし、正直言ってそれは面倒だと思っていました。普段の仕事もありますし、今のようにスマホ用のアプリも便利ではありませんでしたから、短期売買も大変ですし性格上向いていません。

身近なところから入ってみた

 そこで私の目に留まったのが、『株主優待』でした。

 今のように高配当株に注目は集まっていませんでしたが、株主優待は今と変わらず人気でした。

 当時、私は週末になると一人でスーパー銭湯に行くのが日課でした。とくに源泉のある入浴施設が好きでした。

 その入り口の受付のところでふと、ある貼紙を見つけたのです。この貼紙がその後の投資に大きな影響を与えたと言っても過言ではありません。


『株主様募集中!』

 そうです!スーパー銭湯の株主となれば優待で入浴できることに気づいたのです!

 今、私が提唱している『まごころ投資』の基本的な部分がここにあったのです!

 たとえ株価が下落しても、優待券さえもらえればただで入浴が出来ますし、保有期間が長くなるとドリンクの無料券も加わるようになりました。

 株価が上がろうと下がろうと、『自分が応援したい限りは持ち続けられる企業の株持つ』という投資のやり方がこれなのです!

 投資を始める方にぜひオススメなのが、この『自分の好きなこと』から入ることです!

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