挑戦する前の不安の抱きしめ方|人に恵まれ勇気づけられ武者震いした3月
3月のある日、自分に落ち込み、不安や逃げたい気持ちでいっぱいになったあと、私が何をし、するとどんな出来事が起きたのか?のお話。
2024/3/4
とある完全予約制のコーヒー屋さんに行きました。
予約すればコーヒーのコースメニューを楽しめて、
ふらりと立ち寄れば美味しいコーヒーのテイクアウトも出来る、知る人ぞ知る東京の蔵前にあるコーヒー屋さんです。
完全予約制のコースでは、そのコーヒーのために特別にアレンジされたドリンク作成が目の前で繰り広げられ、
今まで、競技会:ジャパン バリスタ チャンピオンシップの審査員席でしか味わえなかったような、トップクラスのコーヒーの世界感を、誰もがお店で味わえるように工夫されたコースメニューを楽しむことが出来ます。
使う原材料の複雑さや味のバランスの良さ、使用器具や抽出法、器へのこだわり、プレゼンテーション…
バリスタの競技会でしか見てこなかったものが、自分のためだけに提供されていく。全てに圧倒されて帰ってきました。
予想はしていたけど、衝撃的な体験でした。
最近の私は、新しい夢を見つけて、ちょっとずつ動き始めたけれど、この最先端のバリスタの舞台を目の前で体験した後に、自分の勉強不足を痛感。
「自分でコーヒーの仕事を始めるなんて、お前、まだそんなレベルじゃないだろ」
そんな風に、自分に対して恥ずかしいような、逃げ出したくなるような、そんな気持ちになってしょんぼり帰って来ました。
勿論、コース自体はとても素晴らしくて楽しくて、担当して下さったバリスタさんとは、ご縁が驚くほど近く、偶然とは思えない素晴らしい至福の時間でした。
でも、私の脳内では「心理的ホメオスタシス」全発動(笑)
安定した大手のコーヒーチェーンの中で正社員としてぬくぬくしていたいお…
自分の中に「逃げたい気持ち」「恥ずかしい気持ち」「新しい挑戦をすることが怖い」という巨大化された不安が、逃げ帰ってくるまった布団の上にゴロゴロ転がっていました。
でも、私が今もお世話になっている英語の恩師、Caro先生が昔話してくれたことを思い出しました。
Caro先生が、フリーランスの英語コーチとしての道を歩み始めようとされた頃、英語の世界で言えば、それこそネイティブや帰国子女、本を出版するような百戦錬磨の偉い先生たちが大勢いる英会話業界で、
「私に出来るんだろうか?英語を人に教えたことのない私に、コーチが務まるんだろうか?」と感じたことがあったそうです。
でも、私は、「Caro先生だから習いたい」と思うのですごく分かるんです。
英語力がネイティブ並みで知識豊富な先生ではなく、
英語そのものを楽しそうに教えて下さる、英語への愛が溢れ、英語のお洒落さを発信するオンリーワンの先生、
例え学習者にとっては面倒で避けたい文法も、Caro先生がそれは楽しそうに目をキラキラ輝かせて熱く語るので、こっちまで楽しくなってきちゃう。教えている本人が一番楽しそうで、惹きこまれない訳がないんです。
そんなCaro先生の価値観と世界観が大好きで、だからCaro先生から英語を教わることを選んでいます。
私もバリスタとしては経験も知識もお恥ずかしいもので、社内での競技会優勝の経験も過去の話…。
だけど、私にしか無い感性、私にしか無いエネルギー、私にしか無い経験、愛がある。「クララだから受けたい」と仰って下さるお客様には必ず出会えるはず、と信じることが出来ます。
Caro先生が、「何百人の人に愛されたい訳じゃない、数じゃない」と仰っている言葉を思い出すと、
私自身が彼女のファンの中のひとりなので、誰よりも納得します。
そうして、恩師の言葉を思い出しながら「心理的ホメオスタシス」の働きを認知します。
そんな弱気を抱きしめます。逃げ腰も全肯定!
そして、「怖いからこそ青春だ!!」「逃げ出したい事に立ち向かう経験をさせて頂いている!」「なんて有難いんだ!!!」
青春させてもらえて感謝だ。
生かせて頂いていることが有難い。
そうして自分の不安感やどきどきを
有難く味わった3月4日でした。
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