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いにしえの発酵調味料「醤(ひしお)」が簡単で手軽で愛おしくて美味しすぎる

皆さん、醤(ひしお)という調味料はご存知ですか?

画数の多さから漂う、作るの難しそうな響き!!笑
いえいえ実はその逆なのです!

味噌や醤油のルーツである発酵調味料なのですが、と~ってもシンプルで簡単。「ひしお麹、醤油、水」を混ぜるだけで出来てしまうのです!

うまみと甘みがたっぷりな天然のうまみ調味料で、酵素の力で肉や魚がやわらかくなる麹菌のはたらきで腸内環境が整う③麹菌との触れ合い、育てる楽しみがある(笑)が私のお気に入りポイントです。

先日そんなひしおの話をした友人が、さっそくご自宅で育て始め「最近お腹の調子が良いです!」と報告をくれました。(すぐに作られたところがスゴイ!!)

今回も久しぶりに育て中なので紹介していこうと思います!



材料は4つ!ひしお麹・しょうゆ・水・(昆布)を混ぜるだけ!

◎ ひしお糀 (550g) 1袋
◎ しょうゆ 600cc
◎ 水 300cc
◎ 昆布 1切れ (無くても可)

※お醤油は「小麦、大豆、食塩」だけのお醤油を使ったほうが、醤油本来の風味が醸せておすすめです


▶「ひしおの糀」という麹を使っています。岡山県産の大豆麹と大麦麹がすでにブレンドされております。袋の裏に上記のレシピが記載されているので、今日もそれを見ながら仕込んでおります!

▶ひしおの作り方、レシピ本はこちら

5分で完了!作り方

①醤油と水を計量しまっす!
②そして混ぜるだけなり~。
昆布はお好みでちぎって入れます。
まぜませ。ぷくぷくと泡立ってきます。以上!!終了!

1日1回かき混ぜ、10日間ほど常温で保存

すみません。以上!終了!とか言いながら笑、
ここから毎日愛でます。

毎日1日1回混ぜます。どんどん状態、味、見た目が変わっていき楽しいです。

2週間ほどして、好みの味の自家製のひしおが完成したら、それ以上発酵が進まないように冷蔵庫へ。
6か月を目安に食べきります。(でもあたしは半年する前にすぐ食べきっちゃいます)


美味しく作る(育てる?)コツ

  • 1日1回かき混ぜ、夏場なら1週間、冬場なら2週間常温で保存

  • かき混ぜる際に容器の口やフタが汚れてしまったら、清潔なキッチンペーパーで拭き取り、カビの発生を予防します。

  • 発酵が進む温度は30℃前後なので、冬場はなるべくあたたかいところで!

  • 納豆菌を入り込ませない(笑)納豆を食べる日は食べる前に醤(ひしお)を先に混ぜる。全くもーあの方々の生命力超強いんで!(笑)


待ってました!食べ方♡楽しみ方

まずは生のキュウリやキャベツに付けて食べる!うまー!!

美味しく頂く方法は後日載せていきたいと思いますが、

  • 塩もみして水分を減らした野菜を漬けて漬物に!(別の袋で)

  • 塩麹で肉や魚を漬け込むように、醤(ひしお)でもみ漬け込んでから焼く!うまー!

  • 炒め物時の醤油の代わりに。甜面醬やオイスターソース、市販の出汁醤油などを入れてコクや深みを出したい時なども。


余談:「醤(ひしお)」の歴史

こんな感じで徐々に柔らか~くなっていきます。
  • 醤油の「(しょう)」とか豆板醤の「(ジャン)」の部分だけ書いて「醤(ひしお)」と読みますが、
    実は古代縄文時代末期~弥生時代には、「比之保(ひしお)」という調味料が存在していて、肉や魚介類、野菜の塩漬けが発酵してできた液体の上澄みを「比之保(ひしお)」と呼んで使われていたと考えられています。

  • なので、もともと日本古来では「ひしお」と呼ばれる発酵調味料が、醤油や味噌が出来る以前から存在していました。へへぇ!そうでやんすか。

  • その後、中国から醤(ひしお)が伝わります。平安時代には魚醤(うそびしお)、肉醤(にくびしお)、穀醤(こくびしお)に関する記述が見られるそうですが、穀物を由来とする穀醤(こくびしお)が味噌や醤油のルーツとなります。

ということで、いにしえの調味料「醤(ひしお)」のご紹介でした~!


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