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【FNCTをくわしく知る⑤】FNCTステーキングとは:仕組み

FNCTステーキングは、FiNANCiEアプリの取引の安全性を高め、FNCT自体の価値を下支えする重要な機能です。この記事では、FNCTステーキングについてその仕組みをご説明します。


ステーキングとは

まずは、ステーキングという言葉から解説していきます。暗号資産に関連する情報のなかで、よく目にするこのステーキングとは、端的にいうと「暗号資産を保有して報酬を得る」しくみです。

少し具体的に話をします。暗号資産を支えるブロックチェーンはその取引を定期的に記録しています。この記録作業を行う人が特定の個人だと、その個人が好きに書き換えてしまうことができるので、取引記録の信用性はその個人の信用に左右されます。
そこで、取引記録を行える人を個人に限定せず、より信用できる複数の人に取引を記録してもらうようにすることで、個人に依存しない方法が模索されました。
その結果、そのブロックチェーンのトークンをより多く持っている人がチェーンへの信頼度、および、トークンの価格に対するモチベーションを持っている「より信用できる人」であり、トークンを多く持っている複数人がランダムで記録作業を担うことで、特定の個人の信用に依存しない状態を作り出すという結論に至りました。
しかし、記録作業は「仕事」であるため「トークンを多く持っている複数人」にこの仕事をしてもらうためのインセンティブとして報酬がつけられることになりました。

この記録作業と報酬の仕組みが「ステーキング」です。

暗号資産を保有する人が(自身の信用を示すため)その暗号資産を担保に記録作業に参加し、記録作業の見返りとして、暗号資産の報酬を得るという形です。

では、FNCTステーキングはどうでしょうか。

FNCTステーキングとは

FNCTステーキングにおいても、ステーキングと基本的な考え方は同じです。FNCTにおいても記録作業があり、記録作業の見返りとして、FNCTの報酬を記録者に渡しています。

FNCTステーキングの記録作業

FNCTステーキングでは、FiNANCiEアプリの取引をPolygonブロックチェーンに記録するという作業を対象に報酬を発行しています。これによって、FiNANCiEアプリの取引の信用性を高めています。
(*この記録作業および一連のシステムを"FiNANCiE Lightning"と呼んでいます。)

FNCTステーキングの記録者:バリデーター

この記録作業を行う人をバリデーターと呼びます。FiNANCiEアプリの取引を記録「Validation:検証・証明」する人という意味です。記録作業は1日に1回行われ、複数のバリデーターの中から1名が選ばれて、実際に記録作業を行います。報酬を受け取れるのは実際に記録作業を行なったバリデーターのみです。

選ばれる確率はどのように決まる?
バリデーターは自身がどれだけFNCTを持っているかを示すために、FNCTをロックします。ロックされたFNCTは一箇所に集められ、記録作業を行うバリデーターはロックした比率に応じて選ばれます。より多くのFNCTをロックしているバリデーターが、より多くの報酬獲得機会を得られるかたちです。

バリデーターになるハードルは高い?
ここまでステーキングはバリデーターが行うものと書いてきましたが、誰もがバリデーターになれるわけではありません。バリデーターは、記録作業を行う環境を整えたり、記録作業を行う度にガス代を支払わなくてはなりません。案外大変です。。。。
(*現状、バリデーターを公募する予定はなく、コンソーシアム型での運用を想定しています)
このような、大変な準備をしなくても間接的に記録作業に協力する方法があります。
それは、バリデーターにFNCTを預けてバリデーターのロック量を増やし、記録作業者に選ばれる確率を高めるという協力方法です。

FNCTステーキングの間接記録者:デリゲーター

このように、バリデーターが記録作業者になる確率をアップするためにFNCTを預ける(一時的に委任する:デリゲート)かたちで、ステーキングに参加する人をデリゲーターと呼びます。
デリゲーターはバリデーターが報酬を得た時、預けていたFNCTの量に応じた報酬の分前を得ることができます。
*記録作業を行う環境を整えたり、作業の度にガス代を払う必要がない分、バリデーターに手数料が差し引かれる場合もあります。

FNCTステーキングの仕組み

FNCTステーキングはFiNANCiEアプリの取引をPolygonブロックチェーンに記録するという「仕事」を行うバリデーターに対して、FNCT報酬を支払う仕組みです。
また、バリデーターにFNCTを預けて報酬を獲得する確率を高めるのに協力したデリゲーターにも報酬を分配する仕組みが備わっています。

FNCTステーキングがFNCTのエコシステムを支える

FNCTのエコシステムを改善するための「ガバナンス」には、バリデーターやデリゲーターがロックしたFNCTが使用されます。
また、ロックしたFNCTは180日間、売買等ができない状態になります。これが、日々の記録作業(バリデーション)によってFNCT報酬を生み出すと同時に、FNCT自体の価値を下支えすることに貢献します。

このように、FNCTステーキングは、FNCTのエコシステムを支える重要な機能です。


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