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個人ページ あおい編

言葉にするのは得意じゃない。
それでも、拙いながらも今の想いを言葉にしてみようと思う。
しばらくお付き合いいただければなと。

2回目の東北取材

事実を受け入れるだけでいっぱいいっぱいだった2年前とは
心持ちも見える景色も違っていた。

  「今、生きている時間や人を大事にしてください。」

全て当たり前ではない。

家族と美味しいご飯を囲むのも、
大切な友だちとまた明日ねって言って笑い合えるのも、
好きな人に好きだと伝えるのも、
好きなことに全力を注げるのも、
明日がまたやってくるのも。

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どれだけ大事にしたいと思った気持ちさえも、日々の慌ただしい時間の中で忘れてしまいそうになることがある。
「忘れない」
って口に出すのは簡単だけれど、実は難しいこと。
だからこそ、私は何度でも足を運びたい。
東北の、陸前高田の、気仙沼の、
変わっていく姿を、変わらないあったかさを
目に、写真に収めたい。

東北の空気に触れるたびに芽生える、今はまだどう形容したらいいのかわからない気持ちを、わかる日まで曖昧なまま育てていきたい。

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「震災ばかりにこだわりすぎないで、震災前のように、来たい時に来て、遊んで楽しい思い出を作って欲しいです。」

東北には溢れんばかりの魅力が詰まっている。

人も町も全部があったかい。
初めて訪れてもどこか懐かしく感じる空気を纏っている。
人と人の繋がりの大切さを教えてくれる。
そんな場所。

そんな東北が、陸前高田が、気仙沼が、
私はとても好きだと思う。
紛れもなく私にとって大切な場所。

ぜひ訪れてみてほしい。
理由はなんだっていいと思う。

きっと、また来たいとそう思うはずだから。

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こんな状況で大学で写真展を開催できなくなった。
それでも伝えたいと、形にしたいと思った。
私たちが見てきた、感じてきたことを。
お世話になった東北の方々に感謝の気持ちを。
見つけた「オンライン」という新しい形。
手探りのまま始まった作業。
写真展の形式、写真選定、構成、キャプション、会って作業ができない中でたくさん悩んでたくさん話し合って作りあげた。
きっと、一人ひとりに思うところはあると思う。
それでも、尊敬するFILMのみんなとこの写真展を開催できたこと、自分がFILMという繋がりの中にいること、私は誇りに思うよ。ありがとう。

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最後に
私たちの想いが少しでも伝わることを願って。

私たちの写真展を訪れたくれたすべての方々
東北でお世話になったすべての方々に
感謝と愛を込めて。

3回生  下野あおい

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