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器のような経営者でありたい

器のような経営者。
タイトルを見て、なんだそれと思った人もいるかもしれない。

私の人生の在り方は「器」なんだと思っている。そして、経営においてもそう。

フィジオは私の人生の一部であり、フィジオを経営する私は「器」でありたいと思っている。
フィジオに集う人が幸せになる場所として、自分の人生を提供したいのだ。

自慢ではないが、昔から私には優秀な人が集まってくる。

たとえば…
・小1からの幼馴染は、日本で3本の指に入るマーケターだ。ブランディングという言葉が日本のビジネス界で主流になる前に、この友達からブランディングのいろはを学んだ。

・私の奥さんは、神奈川県で1番の高校で学校2位の成績だった。学生時代は、ドラッカーのマネジメントを愛読書にしていた。

・大手中古本販売企業の元役員が私のファン!この方のおかげでエンドユーザーとの仕事が増えた。

私では到底かなわない優秀な人が、集まってきてくれるのだ。

きっとその理由は、自分がその人たちに勝とうとしないからだと思う。
素直にすごいなと感じて、素直に言葉に出す。だから、自然とすごい人が集まってくるんじゃないかと思っている。

そうして集まってきてくれた人同士をつないだり、いろんな話をしたり、聞いたり。美味しいものを一緒に食べに行ったり。

そうやって人生を送ってきた。

いろんなタイプの優秀な人を受け止める大きな器。これが昔から自分の役柄なのだ。

そして、この特技、というか特徴が、私の経営哲学にもつながっている。

多くの優秀な人は、何かしらの目的を持っている。
仕事で取り組みたいこと、人生をかけて成し遂げたいこと、社会に与えたいインパクトなど…。

そんなエネルギーを持った優秀な人にとって一番もったいないのが、「入れ物」との摩擦によってその人が削られてしまい、本来のエネルギーが出せなくなってしまうことだ。

だから、私の器に入ってくれた人は、その摩擦を最小限にしてあげたいと思う。

器である私が目的を持つと、入ってくれた人とずれが起きる。

だから、私は入ってくれた人の考えを受け止める、「いい器」でいたいと思う。
そして、優秀な人たちが入ってくれたその器が、「いい器」であり続けられるようなメンテナンスを続けたい

社長が会社の目的を示し、組織を引っ張っていかなければいけない、と言われることが多い時代で、この体制で何とかなっているのは、無論、社員のみんなのおかげ。

社員みんなと、一緒に一生懸命に仕事をし、一緒に笑いながら飲んだりご飯を食べる。
そして皆で成長していくのだ。

そんな幸せな会社であり続けるためにも、器のような経営者でいたいのだ。

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