50歳差親子

50歳差親子の奮闘記を、書いていこうと思います。

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最近の記事

「私が50歳なら、こう増やす!」

「私が50歳なら、こう増やす!」(朝倉智也 幻冬舎新書) SBIグループ全体の資産運用事業を管理・運営する著者による、50代向けの資産運用の本。生活に余裕の出てくる50代こそ投資をすべきと述べ、インデックスファンドの投資信託への分散投資を勧める内容である。お勧めのファンドとしてSBIのファンドがやたら出てくるが、それ以外はオーソドックスな内容であると思った。  つまり、このことからわかるのは、「金融資産を増やすためには運用利回りを十分に上げるしかなく、そのためには自助努力

    • Loiseau de France (ロワゾー・ドゥ・フランス)

      Loiseau de France (ロワゾー・ドゥ・フランス) #ロワゾー・ドゥ・フランス #Loiseau_de_France 東京日仏学院に新しくできたレストランLoiseau de Franceに行ってみた。(普段はこんなレストランで食事することは滅多にないのだが、なぜか行ってみたくなった。)正式なオープンは6/2(日)とのことだが、プレオープンのランチの予約が取れたので、行ってみることにした。 飯田橋駅から徒歩約7分、坂を上がったところにある東京日仏学院は、周囲

      • 「きみのお金は誰のため」

        「きみのお金は誰のため」(田内学 東洋経済新報社) 元ゴールドマン・サックスの作家の著者による、主に若者向けのお金についての小説。お金の不安や疑問についてわかりやすく説明しており、大人が読んでも楽しめる内容だった。  「そのお金の力とは何か。さっき僕は「助けてくれ」と思いながら玉を転がしたんやけど、僕のことを助けてくれる人はたくさんおる。他の小麦粉向上に頼んでもいいし、米粉を買ってもいい。お金に力があることは間違いない。しかし、それはただ選ぶ力でしかないんや」  「お金の

        • 「人生の100のリスト」

          「人生の100のリスト」(ロバート・ハリス 講談社+α文庫) J-WAVEナビゲーターで作家の著者が19歳のときに作った100項目の人生のTODOリストについての本。英語教育で有名なJ・B・ハリスの息子とのこと(著者はこのように言われるのを嫌っているようだが)。この著者の100項目の中には「人妻と恋をする」「阿片窟で一夜を過ごす」「刑務所に入る」「ヌードモデルになる」など、やや現実離れしたものも入っていて、あまり参考にならない部分もある。ただ、この著者はかなり長い間放浪生活

        「私が50歳なら、こう増やす!」

          「調理場という戦場 -- 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論」

          「調理場という戦場 -- 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論」(斉須政雄 幻冬舎文庫) 料理人の著者が日本を出てフランスで修行をして東京で自分のお店を持つまでを綴った自伝の本。 若い人や、これから何かに挑戦しようという人にお勧めの本である。 本のあちこちに、心に響く言葉が散りばめられている。  ひとつひとつの工程を丁寧にクリアしていなければ、大切な料理を当たり前に作ることができない。大きなことだけをやろうとしていても、ひとつずつの行動が伴わないといけない。  裾野が広がっ

          「調理場という戦場 -- 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論」

          「隠れYouTuber毎月3万円を稼ぐ」

          「隠れYouTuber毎月3万円を稼ぐ」(木村博史 あさ出版) クリエイティブディレクター、テレビプロデューサーの著者による、YouTube動画で成功するための秘訣を紹介した本。YouTubeでブランドアカウントを作ること(38ページ)から始まって、お勧めの動画ジャンル(Vlog動画、ハウツー動画、動物動画、景色動画)(57-61ページ)、チャンネル名の決め方(63ページ)、トレンドの調べ方(Googleトレンド、ニュースサイト記事、YouTube)(72-77ページ)、共

          「隠れYouTuber毎月3万円を稼ぐ」

          「グッド・ライフ」

          「グッド・ライフ」(ロバート・ウォールディンガー マーク・シュルツ 児島修 辰巳出版) ハーバード成人発達研究の責任者の著者による、同大学の84年にわたる史上最長の幸せ研究についての本。この本についての記事をたまたま見つけた。 数世代にわたり多くの被験者に対して調査をしてそれをまとめ上げるのは気の遠くなるような作業であり、そのような研究をされている方々には頭が下がる思いである。幸せのために重要なのは良い人間関係であり、それを作るのに遅すぎることはないという冒頭のメッセージ

          「グッド・ライフ」

          「任せるコツ」

          「任せるコツ」(山本渉 すばる舎) マーケティング会社の統括ディレクターの著者による、正しい仕事の丸投げの方法の本。任せた相手も成長させるように、仕事を任せるための方法や気をつけるべきことが丁寧に書かれている。  もう一つの重要な要素は「目的の明確化」です。  その依頼内容が何のためのものかを、はっきりさせることが大切です。  このトピックには、「3人のレンガ職人」の寓話がよく使われます。  "レンガを積む作業をしている労働者が何をしているかを尋ねられて、それぞれ「レン

          「任せるコツ」

          「日本人のための英語学習法」

          「日本人のための英語学習法」(里中哲彦 ちくま新書) 河合塾講師の著者による、英語の学習法の本。 「9割の人は英語を必要としない」(15ページ)や、「英語を極めようとはしない。「内容重視」の英語を目指す。」(21ページ)、「「明確な目標」を持とう」(26ページ)など、英語に対する心がまえから始まって、いろいろな事柄についてコンパクトにまとめた本である。推薦する本が数多く記されているのも良いと思った。  英語学習を始めるにあたって、準備するべきことは次に掲げる3点です。 (

          「日本人のための英語学習法」

          「外資系1年目のための英語の教科書」

          「外資系1年目のための英語の教科書」(マヤ・バーダマン KADOKAWA) 外資系企業で働いてきた著者による、英語でのビジネスマナーの本。英語の本というよりも、挨拶の仕方やメールの書き方など、ビジネスマナー全般に書いてあって、非常に面白かったし、(外資系に限らず)新入社員にとって役に立つ内容であると思う。新入社員でこのサイトを見ている人はあまりいないと思うが。  丁寧な挨拶をする ①おうむ返しを避ける ②完全なセンテンスで話す ③挨拶にプラスαを (16ページ)  挨拶

          「外資系1年目のための英語の教科書」

          「他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」

          「他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」(裏モノJAPAN編集部 鉄人社) 市井のオッサンたち200人による人生訓を集めた本。帯に「大衆酒場の社会学」と書いてある。酔っぱらったオッサンの蘊蓄が聞こえてくるような本で、まあまあ面白かった。各ページに教訓の一文と、その説明が書かれているが、以下ではいくつかの教訓だけを書いておく。 「贅沢して遊ぶべきは老後じゃない、まさに今だ」(9ページ) 「夢なんか叶わんでも結構、楽しく生きていける」(15ページ) 「人は傷ついた分

          「他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」

          「フランス人はボンジュールと言いません」

          「フランス人はボンジュールと言いません」(Bebechan KADOKAWA) 日本在住のフランス人YouTuberの著者による、フランス語入門の本。もっとフランス文化というか、普通の語学の本に書いていないような内容を期待して読んだが、いくつかの俗語や逆さ言葉、ビズの回数などの話以外は、普通のフランス語入門の内容であった。基本的な動詞の活用から半過去まで幅広く復習できるし、音声ファイルも公開されているが、これだったら普通のフランス語入門の本の方が勉強しやすいと自分は思った。

          「フランス人はボンジュールと言いません」

          「TOEIC亡国論」

          「TOEIC亡国論」(猪浦道夫 集英社新書) 長年語学学習に携わってきた著者による、TOEIC批判の本。特に前半が面白かった。「英語ができる」とはどういうことか(16ページ)について、掘り下げて議論していて、英語力を単なる数値で表してしまうTOEICスコアの乱暴さに気づかされる。中盤の「翻訳家と通訳者に求められる対照的な能力」(186ページ)の話もなかなか面白かった。最後の方で「語学学習は壮年期からでもまったく遅くない」(198ページ)とあるが、この部分の根拠はやや弱い気が

          「TOEIC亡国論」

          「ユーチューバーが消滅する未来」

          「ユーチューバーが消滅する未来」(岡田斗司夫 PHP新書) 「いつまでもデブと思うなよ」で有名な社会評論家の著者による、2018年時点での未来予測の本。出版から6年経っているが、古さを感じさせず、おもしろいことを言っているなと思う箇所があちこちにある。非常にお勧めの本である。  これからの30年で、9割の人にとっての仕事はなくなる。今から10年後の2028年くらいにはその流れが誰の目にもはっきりと見えるようになります。  ただし、すべての仕事がなくなるという現実はあまりに

          「ユーチューバーが消滅する未来」

          「世界基準の子どもの教養」

          「世界基準の子どもの教養」(ボーク重子 ポプラ社) ライフコーチ、アートコンサルタントの著者による、子どもが海外で人脈を作っていくための必要な知識とスキルの本。同じ著者の他の本は、娘さんの「全米最優秀女子高生」受賞のことばかりを書いている感じだったが、この本は素直にいい本だと思った。子ども向けというよりも、海外で働いていく大人も知っておくべきことがいろいろ載っている。例えば社交イベントでのMingle(いろいろな人と会い、話をすること)(228ページ)のコツや、Cause(

          「世界基準の子どもの教養」

          「やっぱり英語をやりたい!」

          「やっぱり英語をやりたい!」(鳥飼玖美子 幻冬舎新書) 同時通訳者・大学教員・ラジオテレビ英語講師の著者による、英語学習法についてのさまざまな疑問に対する答えを紹介した本。随所に新鮮さを感じる本で、読んでいて楽しかった。NHK「太田光のつぶやき英語」という番組におそらく芸能人がいっぱい出ていて、そのエピソードについての話が前半は多かった。後半は著者の専門知識に基づいた話が多かったが、例えば生成AIの英語学習への活用など、新しい話題についての話も多かった。「外国語を学ぶ究極の

          「やっぱり英語をやりたい!」