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NPO法人フィールドアシスタントがお届けする、世界各地の人たちに暮らしの知恵を求めて話を聞くポッドキャスト「ラジオネイティブ(radio native)」を公開中。このマガジンは… もっと読む
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2022年8月の記事一覧

ネパールの大自然にいざなうガイドの役目

春と秋がトレッキングシーズン今井 今回からも舞台はネパールになります。ネパールでニレカアドベンチャーズというガイド会社をされているサティス・マン・パティさんにお話を伺います。 村上 サティス、僕らが出会ったの何年前でしたっけ。 サティス はっきり覚えてないんですけれども、多分12、13年前からですね。 村上 そうですよね。当時サティスは北海道のガイド会社で働いていました。夏の間、ネパールがモンスーンに入ってしまう時期に日本で働いていて、僕もその北海道でサティスと出会った

ネパールの遊動民族ラウテから学ぶこと

自分たちらしさを持つことの功罪今井 ドキュメンタリーフォトグラファーとして、ネパールでラウテ族という移動する民族を追う門谷JUMBO優さんにお話を伺います。JUMBOさん今回もよろしくお願いしますます。 JUMBO ナマステ。よろしくお願いします。 今井 改めてになるんですけれども、JUMBOさんはなぜネパールに通い続けて、なぜこのラウテ族を10年にわたって追い続けてこられたのでしょうか? JUMBO 一言で言うと、彼らがめちゃくちゃ魅力的だからです。 村上 いやあも

変わりゆく最後の遊動民族ラウテ

「自分勝手」を守ってきたラウテ族と、受けいれてきたネパール今井 ドキュメンタリーフォトグラファーとして、ネパールでラウテ族という移動する民族を追っている門谷JUMBO優さんにお話を伺っています。 JUMBO よろしくお願いします。ナマステ。 今井 これまで2回に渡ってラウテ族をご紹介いただきましたが、移動しながら暮らしていくのが一つ大きな特徴であるのと、木を切って器を作りそれを売って、周りの民族と交易をしながら暮らしていく、そういう暮らしをしている人たちがこの時代にまだい

800年間、森を歩き続けるラウテの人たち

移動生活と、迫りくる現代との摩擦今井 ドキュメンタリーフォトグラファーとしてネパールで移動する民族「ラウテ族」を取材されている門谷JUMBO優さんにお話を伺っています。 今回もJUMBOさんには、カトマンズから登場いただきますが、前回お話を伺ったラウテ族は、森の中を移動しながら木を切って器を作って、それを売って生活をしているというお話を伺いました。JUMBOさん、コロナ禍もあって今回訪れるのは2年ぶりぐらいになるんでしょうか。 JUMBO そうですね、2年半ぶりですね。