マガジンのカバー画像

native | FIELD assistant

139
NPO法人フィールドアシスタントがお届けする、世界各地の人たちに暮らしの知恵を求めて話を聞くポッドキャスト「ラジオネイティブ(radio native)」を公開中。このマガジンは… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

より自分らしい時間を過ごせるか、それがガイド業で大切なこと

伝えたこと、受け継いだこと今井 今回はゲストを二人お呼びしています。25回目にお越しいただいた愛媛県今治市でしまなみ野外学校で野外教育活動されている木名瀬裕さん、がってんさんとお呼びしていました。それと37回目からご登場いただいた北海道天塩川でカヌーガイドをされている辻亮多さんです。 がってんさんは、辻さんの師匠にあたるんですよね? がってん 師匠と言えば師匠です。どうなんですかねぇ・・・ 辻 師匠ですよ! 今井 まずはがってんさんにお聞きしたいんですけど、辻さんの回を

何を受け継ぎ、何を伝えていくか

一線をこえない挑戦今井 前回は、一つは「自分都合ではない生き方」という点についてお話しさせていただきました。相手がいる自分だけが生きてるというよりは、そこには自然があったり、別の方々がいたり、あるいは地域住民がいたり、かならず相手がいるので、そこに寄り添っていく生き方をされている方が多いなということを共通して感じました。 村上 そうですね。僕はゲストの方にお話を聞きながら、一方で自分ではどうだったかと頭の中でぐるぐるしながら、ゲストの方それぞれのフェーズでどんなとこで悩んだ

相手次第を受け入れ、抗わない生き方

ポッドキャストは毎回ライブ今井 いつもはゲストをお呼びしているラジオネイティブですが、今回と次回は村上さんと私で、これまでの話を少し振り返ってみたいなと思います。よろしくお願いします。 村上 昨年の3月からスタートさせていただいたんですけど、そもそもなんですけど、今井さんポッドキャストはおそらく初めてじゃないかと思うんですけど、どうですか。 今井 私は普段、文章を書く仕事をしているんですけれども、こういうトークはどちらかというと苦手で・・・。短い言葉で話を聞くのは難しいと

コピーライターから食堂へ 「アルプスごはん」ができるまで

週一の「家呑み」で美味しいものを研究今井 金子さんが料理の世界に入ったきっかけは何でしたか。 金子 大学時代の4年間、和食のお店でアルバイトをしていたんです。2年目に親方から「まかない」を作れと言われました。親方も、店長も、社員の人も食べるので、限られた食材、限られた時間で、頭をフル回転させながら作ったんですが、その経験がものすごく今の仕事にも役立っています。そのバイト先では調理師免許も取らせてもらいました。 自分が通った大学の学科はマスコミ系だったので、広告に興味を持ち、