形名(機種名、型番)から知る!エアコンのあれこれ【トリセツ担当】
こんにちは。富士通ゼネラル トリセツ担当のMです🌾
皆さんは普段使っているエアコンの形名(かためい)を知っていますか?
「形名」でピンと来なくても、このような文字列は見たことがあるのではないでしょうか。
形名とは、どの機種にも必ず付けられている、エアコンの種類ごとの名前です。「お問い合わせしたい」ときに使うことが多いかもしれませんね。
一見ただの文字列に見えますが、それぞれにちゃんと意味があって、この形名からどんなエアコンなのかが分かるようになっているんです!
今回はいざという時に役に立つかも?形名の確認方法からどんな情報が含まれているのかまで、お伝えしていきます🔍
※会社によっては機種名(きしゅめい)、型番(かたばん)など、形名(かためい)以外の名前で呼ぶことがありますが同じものを指しています。当社では「形名(かためい)」と呼ぶことが多いので、このページでも「形名」を使って解説していきますね。
形名ってどこにあるの?
まず形名はどこにあるのでしょうか?
正解は、銘版(室内機のシール)、保証書、紙のトリセツです。
私は目の前にあることが多い銘版(室内機のシール)を確認する派ですね。当社はもちろん、他社製品でもこれら3つには書いてあるのではないでしょうか。
「紙のトリセツ」では多いと、8つほど形名が並ぶことがあります。
これは同じ年度同じシリーズのものが複数個並んでいるためで、
能力帯(後ほどご説明します)や寸法は違いますが、使いかたやお手入れ方法はほぼ同じ。
ご自身の使っている形名が分からなくても、使いかたやお手入れ方法を調べるのであれば、同じトリセツに記載のどの形名で調べても基本的には問題ありません🙆♀️
業者さんを呼ぶときやお問い合わせするときは、正しい形名の方がスムーズに対応できますので、場合によって使い分けてくださいね。
ちなみに、リモコンに書いてある形名のようなものは「リモコン自体の形名」であることが多いです。エアコンの形名とは違うものになりますのでご注意ください!
形名から分かる情報とは?
形名は数字・アルファベット・記号の組み合わせで構成されています。
これらの文字列にはちゃんとした意味があるんです。
表現方法はまちまちですが、
①アルファベット(どの会社の製品か分かることも!)
②シリーズ名
③能力帯
④年代
辺りは、どの会社にも共通して含まれている情報かなと思います。
ここからは当社の形名を例に、詳しい意味を見てみましょう👀
形名の詳しい意味(当社バージョン)
①「AS」
日本のお家の壁についている、当社のエアコンは「AS」。
「A=エアコン」「S=室内機」という意味になります。
②「シリーズ名」
2023年度は大きな括りでは、Z、X、W、V、D、C、ZN、DNの8つのシリーズを販売しました。
例えば、Wシリーズは省エネ性能が高いモデルというように、それぞれ機能や見た目、操作性に特徴があります🌎
詳しい違いについては、エアコン一覧のページを見ていただけると分かりやすいかもしれません。
③「能力帯」
能力帯とはそのエアコンの冷房能力(kW)を表しているもので、シリーズによって値が違います。
例えば、木造10畳のお部屋なら28タイプ、というように基本的にはお部屋の構造と広さによっておすすめの能力帯が変わってきます。
④「年代」
当社では、数字+アルファベットで西暦何年の製品かを表しています。
「1L」は「2021年度」というように、数字が年度の下一桁になっています。アルファベットは、基本的には年度ごとに順番に割り振られていきます。
⑤「電圧」
ここが「ー」、もしくは何も無いときは100Vの電圧に対応しています。「2」の時は200V対応です⚡
能力帯が高くなると200V対応になることが多いですが、どの能力帯から200V対応になるかはシリーズによってまちまちです。
⑥「色」
本体の色を表しています⚪
日本向け製品は白が多いので「W」なことが多いです。
■形名当てクイズ■
ここでクイズです!
こちらの機種は西暦何年の何シリーズでしょうか?
【AS-C564R2W】
正解は最後に発表します✏️
最後までお読みいただきありがとうございました🐾
これからも皆さんの素朴な疑問にお答えできるような記事を投稿していきます。
当社のHPには機種ごとの情報がまとまったサポートページがあります。
ご自分の形名を検索しブックマークしておくと、もしもの時にお役に立つかもしれません。
エアコンやトリセツについて、知りたいこと・紹介してほしいことがありましたら、ぜひコメントで教えてください。お待ちしております。
形名当てクイズの答え:正解は「2024年度Cシリーズ」でした!