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秋の観光、郡上八幡の旅

紅葉が見られるチャンスは今月で最後と思い、先週末、10年ぶりに郡上八幡を訪れました。今回の記事は、旅路で感じたことと撮影した写真のシンプルな記録です。

かっこいいパンフレット。英語版もあった。

長良川SA

郡上八幡の適当な駐車場を行き先に設定し、大好きな東海北陸自動車道を目指す。東海北陸自動車道がなぜ好きかというと、混んだ記憶がないからだ。あと、一宮タワー(高さ138m)→木曽川→観覧車→岐阜城を順に拝めるところが良い。

10:00過ぎに最初の休憩地、長良川SAにピットイン。長良川SAの特色は、自衛隊グッズコーナーと関刃物コーナーがあること。真横には清流、長良川が流れる。

観光らしく、さっそくお菓子を買って車中で食べた。栗きんとんういろ。たしかに栗きんとんの味を感じた。緑茶がよく合う。ういろうって愛知県の名産かと思っていたけど、岐阜にもあったんだ。

SAで昼食についてプランニング。グーグル検索トップに出てきた蕎麦屋を目指し、いざ出発。岐阜に入った直後はあまり紅葉してない感があったが、長良川SAの後、幾つものトンネルを越えるうちにだんだん木々が色づいてくることに気づく。

道路表示に「ユキに注意」とあり、前のほうを見渡すと雪雲が広がっていた。雲海らしきものも見える。まるで日本画の世界。ぎふ大和インターより北は冬タイヤ規制が引かれていた。

郡上八幡ICを出たところで、ちょうど徳島ナンバーの車がいて「これは観光客だね」と後ろを着いて行ったらすぐに観光地っぽいところに入った。徳島から岐阜までドライブとは素晴らしい体力だ。

目的地に設定していた駐車場にたどり着くも、ずいぶん狭い駐車場で、入ったら最後、Uターンできそうもないことに気づく。

しかも「機械が壊れていて満車でも空車と表示されることがあります」という驚きの表示を発見する。もしかして謎解き?空車なのか満車なのか、どっちなんだい。一瞬のぞきこんだら、後ろにいた黒ベンツにクラクションを鳴らされた。しぶしぶ駐車場の前を通り過ぎる。

で、駐車場を過ぎると無情にもナビは終了してしまった。やはり道は狭いため止まるわけにはいかず。橋を渡った後、どちらに行けばいいかわからない。とりあえずここでも観光客っぽい高級車にくっついて行った。

そしたら目指していた蕎麦屋が目の前に現れ、奇跡的に広い駐車場も見つかって事なきを得た。きっと日頃の安全運転で徳を積んできた成果であろう。

郡上八幡memo)観光客が橋のど真ん中で写真を撮るので、常に徐行運転。広い駐車場は記事の最後でご紹介(ここだけ有料)。

昼食はおろし蕎麦

駐車場に停めたらすぐに平甚に向かった。11:00過ぎ、私が席についたあとすぐに満席になった。芸能人のサインが数多く飾られていて、観光地で人気のお店なのだろう。

目を引くターコイズブルーのお皿が、蕎麦に爽やかな印象を添えています。大根には、消化を助ける酵素や豊富なビタミンCが含まれており、まさに夏の郡上おどりにピッタリの最強ソウルフード。そして、海苔のほのかな香りが、食事をより一層引き立てていました。

一桁の外気温に体温をうばわれ、冷え切っていた身には温かいそばが欲しかったが、そこは下調べ不足だったので仕方がない。

後ろで次のお客さんが待っていたので、なんとなく急ぎめの5分で食べ終える。蕎麦に飛騨牛丼ミニも付けておけば良かった。せっかく席に置いてあったそば湯が飲めなかった悔いも残る。次は余裕を持って楽しめるといいなと思いながら、店を後にした。

蕎麦の後、工芸品と川と下駄を見る

刃物や美濃和紙を取り扱うお店に入り、切り絵作家さんのハガキを買いました。刃物は関市の名産、和紙は美濃市の名産。そのハガキには、郡上八幡城と美しい紅葉がデザインされています。

>> 紙刃楽 (しばらく、と読む)

店を出て坂を降りると、新しく整備された公衆トイレがある。このトイレは、郡上おどりや川遊びの利用者にとって頼りになる場所だ。もし場所が分からなくても、「郡上 公衆トイレ」で検索すれば、すぐに見つけることができる。そして、公衆トイレの清潔感はどこもジャパニーズ・クオリティで、便座まで暖かくて快適。

公衆トイレ。誰かと思ったら
鏡に自分が写り込んでいた。
拡大しないでください。

川の横には若者が好みそうなバル風のお店も連なっており、オープンテラスで川のせせらぎを聞きながらお酒を嗜むこともできる。

ビールを片手にご機嫌で歩いている大人もたくさん見かけた。寒空の下では、アルコールで体を温めるぐらいがちょうどいいのだろう。蕎麦屋で川を眺めながら飲むのも良いかもしれない。

店のすぐ裏には吉田川。川の流れにしばし見入り、写真や動画などを撮ってみる。

蕎麦屋の近くのラーメン・ギョウザが気になる。

続いて、サンプル工房方面に川を渡る。サンプルとは、レストランや食堂で見かける料理のサンプル。小物として、リアルな食品サンプルの磁石とか、キーホルダーなんかを買うのも記念になる。サンプル工房は名古屋で行ったことがあるのと、一人で入る勇気もなかったので今回は通り過ぎる。

ダウンを着ていても寒さが身にしみ、手袋を持ってこれば良かったと後悔。鮎も郡上の名物です。

郡上といえば鮎。

進んでみると、また中華食堂が現れた。これまた風格がある食堂でした。昼食のはしごという孤独なグルメを試みるか心が揺れましたが、結局やめることにした。

店先に植物が綺麗に飾ってあるお店は美味しい、と聞いたことがある。

左に曲がって下駄やさんを覗き込んでいたら、店主らしき人がどこかから帰ってきて「良かったら入って」と。勧められるがままにガラガラと引き戸を開けて店に入り、下駄を見る。おおむね3,000円前後ということで随分お買い得だな…と思った。

郡上踊りで履く下駄には、その高さ(height)に特徴がある。徹夜でかかとを鳴らして踊り、郡上おどりの後は削られた下駄の木クズが落ちているという記事を読んだことがある。

自分用には黒塗りの下駄が欲しい。雪溶け後の季節にでも買いに行けたらいい。踊りのひとつも踊れないけどBGMはこの夏繰り返し聴いた。

YouTubeで見た水路

外国人YouTuberの郡上八幡動画で、細い水路を散策するシーンがあったと思う。民家沿いに細い水路があって、落ちた紅葉もみじと緑のコントラストに風情があった。昔の人も同じように紅葉を見上げたんだな。

秋なのに冬らしい写真。
ベンチに残る雪。

歩いていると南天の木がいくつか目に入った。南天は、魔除けや火災よけの効果がある植物とされる。南天→難転として、縁起の良い木でもある。紅葉の季節は、南天の赤い実も楽しめる。

天皇陛下もご覧になった鯉と水路

旧庁舎裏の小径。

普通の鯉の3倍ぐらいの大きさ。
手すりがないので
ややスリリングな散歩。

鶏ちゃんを家で作った

旧庁舎記念館がお土産店と食事処を兼ねている。
パンフレットや手ぬぐいなどのお土産は
ここにあらかた揃っている。

今年、ドラマ「ハヤブサ消防団」を見ていた方はけいちゃんをご存知かと思う。鶏ちゃんは岐阜の名物だ。郡上八幡では鶏ちゃん定食を売り出しているお店がいくつかある。お土産屋さんで鶏ちゃん用の味噌を見つけたので即購入。鮭のちゃんちゃん焼きにもいけると思う。

もも肉と厚揚げで作った節約メニュー。

後日、ランチパックを見つけました。パンとの相性は意外にも良い‼️すごいアイディアです👍

郡上八幡城

郡上八幡城の近くの街並みが小京都の雰囲気がある。街中がとても綺麗で整っている。立ち寄れる場所もいくつかあって街歩きには最適だし、全体的にこじんまりとまとまっている。

観光のメインは山の上にあるお城だったはずなのに、足が疲れて今回はパスしてしまった。巡回バスで近くまで行けるみたいです。次回は歩いてのぼってみたい。

帰りに駐車場から見えたお城。

郡上八幡は歩き回れるスポットがコンパクトにまとまっている。お城、川、水、五平餅に鮎の塩焼き。空気も水も澄んでいて、都会の喧騒から離れてのんびり過ごしたい人にはちょうど良いだろう。これからの季節は雪景色が期待できる。滞在2時間半で充実した時間が過ごせました。

広い駐車場ってどこ?

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