マガジンのカバー画像

世界をモジモジ旅する

10
照れ屋なりにモジモジ旅しています。
運営しているクリエイター

記事一覧

⚠️パナマのデモに関する報道が、現地の報道と全く違う文脈になっていてギョッとしたので、居住者として見聞きしていることを書き留めました🇵🇦

⚠️パナマのデモに関する報道が、現地の報道と全く違う文脈になっていてギョッとしたので、居住者として見聞きしていることを書き留めました🇵🇦

2023.11.09

パナマで大規模なデモ活動が始まって3週間。

全土での幹線道路封鎖の影響などにより、物流や交通手段、医療の混乱、燃料不足等、生活に様々な支障が出つつも、活動の規模は全国で拡大中。

デモ活動が抗議手段として根付いているパナマでは、これまで幾度も全国的なデモは行われていたそうですが、1980年代のノリエガ政権に対する最大規模のデモ以上に拡大しつつある今の状況は、「歴史的」とい

もっとみる
キューバの天気予報

キューバの天気予報

すごいですね。

何がって、

皆が皆、

延々と、

島の図の前に立って予報するんすよ。

天気図が見えやしない😂😂😂

私を見なさいっていう…大好き😂😂😂

メキシコの『宇宙を感じる図書館』

メキシコの『宇宙を感じる図書館』

2018年5月9日メキシコシティ

“El universo, que otros llaman la biblioteca...”
(その宇宙、他の人々はただ図書館と呼ぶが…)

念願のバスコンセロス図書館に足を踏み入れた瞬間、

ボルヘスが書いた『バベルの図書館』冒頭の一節がよぎった。

視野に入らないほど高い天井、

建物に終わりがある気配が全くしない広大な空間。

そこに、

ギッシリと書

もっとみる
わたしはブエノスアイレスにいた。

わたしはブエノスアイレスにいた。

この音、なに?

と、横にいる夫がきいてきた。

彼のパソコンのモニターには

アルゼンチンのストリートフードを紹介する番組、

そのBGMで流れて来たバンドネオンの音色のことだった。

ふと、ブエノスアイレスを懐かしむ。

しかし、懐かしみながら、自分の怠慢に気づく。

あの街を歩いていたって、

いつもバンドネオンが鳴っているわけではないし、

タンゴを踊らなかったわたしには、

現地で何度、

もっとみる
愛しの記念切手✨切手で旅するクロアチア編🏤

愛しの記念切手✨切手で旅するクロアチア編🏤

記念切手専門ブースの封鎖絵葉書を出すのが好きで、出す時はできるだけ面白い切手を探します。ザグレブでは街の中心地にある郵便局に設けられていた記念切手専門ブースに通っていました。

が、2020年3月のザグレブ地震の時、建物の崩落からこの郵便局自体が切手ブースも含めて無期限休業となってしまい、珍しい切手の入手は難しくなりました。 

クロアチア郵便局のオンラインショップこうして半年過ぎた頃、どうしても

もっとみる
世界一美しいカタツムリの伝説:語り継がれるキューバの物語

世界一美しいカタツムリの伝説:語り継がれるキューバの物語

ナショナル・ジオグラフィックにこんな記事が出ていました。

「世界一美しいカタツムリ、絶滅危機と懸命な保護活動」

ポップな色彩の殻を持つキューバ固有種カタツムリ”Polimitaポリミータ"🐌
(キューバではpolimita表記ですが、世界的にはpolymita表記が多そうです)

キューバに住んでいた頃、幾度か仕事でポリミータに関する案件に携わり、ハバナで観られる場所を探したり、殻を使った工

もっとみる
素朴なマティヤに会いにいく✨ 【クロアチア・ナイーブ・アートの名作に出会う旅】

素朴なマティヤに会いにいく✨ 【クロアチア・ナイーブ・アートの名作に出会う旅】

クロアチアの首都ザグレブにある
「ナイーブアート美術館」で一枚の素敵な絵画と出会い、小さな旅に出た話。

「ナイーブ・アート」とは、専門的な芸術教育を受けずに独学で絵画の技術を身につけた画家や、その画業を表す美術用語で、「素朴派」や「素朴画」などの日本語に訳されており、代表的な画家ではアンリ・ルソーやモード・ルイス、セラフィーヌ・ルイ、そして広義では日本の谷内六郎や山下清、原田泰治、そして塔本シス

もっとみる
『世界地図うろ覚え選手権』ヨーロッパ編🌍✨

『世界地図うろ覚え選手権』ヨーロッパ編🌍✨

全世界の国名や街の様子が
これほど同時多発的に報道されることは、
未だかつてなかったのではなかしら?
国際的なニュースといえば、
例えば戦争やテロ、自然災害、スポーツ、観光etc...
様々な国が一時的に注目を浴びて報道されることはあっても、
よほど縁のある国でもない限り、
それはどこか遠い国のお話で、
知らなくても困らなくて、
す〜っと耳を流してしまう、
そんな時がたくさんあった。
でも今は違う

もっとみる
犬も歩けば国境を越える🐕

犬も歩けば国境を越える🐕

クロアチア⇄ボスニア・ヘルツェゴビナ国境の街
コスタイニツァ

2019年秋のおはなし。 
ここ数年、秋はキューバにいることが多かったので、大好きな秋の味覚の栗を味わう機会が少なかった。しかし、クロアチアは嬉しいことに栗の産地で、中でも、首都ザグレブから約90km南にあるコスタイニツァ村の栗収穫祭が有名だと聞き、行ってみることにした。

今回はクロアチアで初めてのレンタカーを使用。予約時は走りやす

もっとみる
クロアチアで初のラベンダー収穫

クロアチアで初のラベンダー収穫

2019年7月のおはなし。
いつもお世話になっているイベック&ナンシーに誘われて、
人生初のラベンダー刈りに行って来ました。
場所はザグレブから北に車で1時間、スロベニア国境に近いザゴリエ地方。

けっこうキツい作業だけど本当に来る?と聞かれたものの、クロアチアの山奥でラベンダーを刈るなんて、ふだんのひきこもりが帳消しになるようなイベントに、胸躍らせて迎えの車に乗り込みました。
車窓からはザ・ヨー

もっとみる