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3月8日今日は国際女性デーの日

国際女性デーとは?

1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモがもととなり、国連によって1975年年に3月8日が「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。
「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。
特にイタリアでは国際女性デーは「ミモザの日」として呼ばれています。
女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。
今年の国際女性デーのテーマは「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」です。国際女性デーをきっかけに持続可能な社会やジェンダー平等について考えてみませんか?

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日本の現状と取り組みについて

日本の現状
日本の現状はジェンダーギャップ指数をみると世界と比べてとても遅れていることがわかります。
「ジェンダーギャップ指数」とは、世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2006年から行っている調査で、経済、政治、教育、健康の4分野について男女格差を測って数値化しているものです。
「Global Gender Gap Report 2021」で、日本は156カ国中120位と過去最低を記録しました。
その中でも特に「政治」は156カ国中147位と非常に深刻な結果で、最下位を争うレベルです。他国に比べて、女性議員や女性閣僚の数が極端に少ないのが主な理由です。女性衆議院議員の比率(※2)で見ると、日本は、9.7%。190カ国中168位です。ちなみにアメリカは27.3%、フランスは39.5%です。かなり少ないのがわかります。
そして「経済」。117位と下位です。仕事への参加率では、他の国とあまり変わりませんが、管理職に目を向けると139位と大きく遅れています。
女性社員の率は決して低くないのに、管理職に就任する人が極めて少ないということです。

男女格差是正のための取り組み

バービー人形を販売するマテル社は、『国際女性デー』に合わせて「ロールモデル」シリーズを発売しています。このシリーズはファッション以外の多様性(性別、人種、職業、体型)を重視しており、小さな女の子の将来を照らし、大人の女性の可能性を支えるというメッセージを込めています。

2019年にはプロテニス選手の大坂なおみさんをモデルにしたバービー人形が発売されたことで、日本でも話題となりました。

アメリカの大手IT企業である「Apple(アップル)」社は、世界各地の店舗にプログラミングに精通する女性クリエイターを招き、女性社員育成のためのイベントを行いました。

フランスでは、国に貢献した女性偉人の歴史を学ぶツアーが開催されました。また、フランス革命時にマリー・アントワネットを含む多くの死刑囚が収容されたコンシェルジュリー監獄において、フランス革命に関わる女性偉人の勉強会が開かれることもありました。

日本では「HAPPY WOMAN FESTA」というイベントが5周年を迎えました。女性の社会課題をテーマとしたラジオを放送したり、女性アーティストを招き音楽祭を開いたりなどしています。また、持続可能な社会づくりに貢献した女性や、女性の活躍推進に貢献した企業を称える「国際女性デー表彰式」も行われています。

そのほかにも

1、クオータ制
性別を基準に一定の人数や比率を割り当てる手法です。
2、女性に対する暴力の根絶
パープルリボンの着用など女性に対する暴力をなくす運動が行われています。
3、女性応援ポータルサイト
子育てや介護など女性が抱えることが多い問題や出産後の再就職などについてなどあらゆる情報が掲載されているサイトです。

など様々な取り組みによって日本のジェンダーの平等は改善へと少しずつ向かっています。
しかし、政府や企業が動いただけでは完全に解決することはないのでしょうか?私たち一人一人がジェンダー平等のために行動し意識を持つことがとても重要です。
まずは身の回りのできることから、細かなことを少し意識して変えることからはじめてみませんか?