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更年期に起こりやすい子宮筋腫

更年期において、比較的よく見られる症状である子宮筋腫。更年期女性の役30-40%が子宮筋腫を発症しているといわれています。
今回は、子宮筋腫について解説します!

1,子宮筋腫とは

子宮筋腫は、子宮内にできる良性腫瘍。子宮筋腫は子宮壁の筋肉層から発生し、子宮内腔や子宮外膜に向かって成長することがあります。一般的に、子宮筋腫は単一の腫瘍として成長することもあれば、複数の腫瘍として子宮内に複数形成されることもあります。

子宮筋腫の大きさや数は個人によって異なりますが、多くの場合、子宮筋腫は症状を引き起こさず、気づかれることもありません。しかし、大きな子宮筋腫や特定の場所に位置する子宮筋腫は、月経周期の変化や排尿障害、腹部の膨満感などの症状を引き起こすことがあったり、
更年期に至ると症状が悪化することがあります。
子宮筋腫はホルモンバランスや肥満、遺伝的な要因があるといわれています。

2,更年期に子宮筋腫を発症しやすい原因

女性に起こりやすい子宮筋腫ですが、更年期に発症しやすいといわれています。その原因は下記にあると考えられています。


・ホルモンの変化
更年期に女性の体内でエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンのレベルが変化します。子宮筋腫の成長にはエストロゲンの影響が関与しており、更年期におけるホルモンの変化が子宮筋腫の成長を促進する可能性があります。

・年齢
子宮筋腫は一般的に30歳から50歳の間に最も多く見られます。更年期にかけて、子宮筋腫の発症リスクが増加する傾向があります。

・症状の悪化
更年期になると、子宮筋腫が増大し、それに伴って症状が悪化することがあります。月経不順や過度の出血、腹部の圧迫感や痛みなどの症状が更年期によって増加することがあります。

・ホルモン補充療法(HRT)の影響
更年期の女性の一部はホルモン補充療法(HRT)を受けることがあります。これは更年期の症状を管理するために使用されますが、一部の研究ではHRTが子宮筋腫の成長を促進する可能性があるといわれています。ホルモン補充療法を行う時は、メリットとデメリットを知った上で治療を受けるようにしたいですね。

ただ、全ての女性が子宮筋腫になるわけではなく、個々の状況や遺伝的要因なども関与するため、必ずしも全ての女性がその影響を受けるわけではありません。

3,子宮筋腫の症状緩和に

子宮筋腫の予防法は残念ながら確立されていません。ただ、症状を緩和する方法をいくつかご紹介します!

・バランスの取れた食事
フルーツ、野菜、全粒穀物を中心にした栄養バランスの取れた食事を摂ることが重要です。特に、食物繊維や抗酸化物質を豊富に含む食品を積極的に摂取することがおすすめです。

・適度な運動
適度な運動を行うことで、体重を管理し、ストレスを軽減し、血液循環を促進することができます。ウォーキングやヨガなどの軽い運動が特に良いとされています。

・ストレス管理
ストレスはホルモンバランスに影響を与える可能性があります。リラックスやストレス解消のために、マインドフルネス、瞑想、深呼吸などの技術を取り入れることが役立ちます。

・定期的な健康チェック
子宮筋腫の早期発見と管理のために、定期的な健康チェックや定期的な医師の診察が重要です。

4,おわりに

いかがでしたか。今回は、女性であれば誰でも起こりうる子宮筋腫について解説しました。
今回ご紹介した子宮筋腫の緩和方法が、少しでも症状緩和に役立てば嬉しいです♪


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