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わたしが銀座ホステス時代に感じたこと

人は死ぬその時まで『恋』をしたいと願う生き物なんだと
思った出来事があります

銀座ホステス時代に可愛がってもらった
あるお客様の話😌

85歳の老人は、銀座デビューがなんと80歳😳

デビューから5年間

彼はなぜ、生涯を終えるまで銀座に通い続けたのか。


▶︎出会いは銀座8丁目のとあるクラブ


そのお客様は、とある銀座のクラブの常連さんのお連れの方で

銀座デビューがなんと😳80歳‼︎

その常連のお客様に、いろんなお店に連れまわされたらしく
楽しく銀座の夜をご満喫😌

あちこちのクラブで、お気に入りの女の子がいたはずなのに

わたしが勤めていたクラブに最初にお越しいただいた時に
気に入ってもらえた模様😆

そこから、同伴を兼ねて、遊びに行ったり、食事をしたりと
本当に可愛がってもらいました❤️

毎日、朝は必ず『おはよう』のメール

今日何があったのか、近情報告もw

恋人のようなやり取りに、嬉しい反面、ちょっと気になったのが


奥様はどうしているのかしら?

誰もがそう思うはずです

銀座のクラブの女の子にこれだけ熱を入れていたら
普通だったら、奥様はお怒りMAXのはずでしょ?

わたしたちホステスは、こちらからそのようなことを
伺うことは一切しません😌

お客様からお話しするまでは、絶対聞きません

そんなある日のこと

同伴のお約束をして、新橋駅で待ち合わせをしていた時

いつもなら、全身ルイヴィトン姿の彼が
今日はなんだかちょっと可愛らしいベストを着ていたんです

これは、きっと


奥様の手編み?なのかな

と思い、『おしゃれなベストですね❤️』とお伝えしたら

そうか?
そうだろう?

嬉しそうに、そして照れくさそうに

『亡くなった妻が作ってくれたベストなんだ。僕にとっては形見なんだよね…』

そこでわたしは初めて知るわけです

あぁ、やっぱりそうだったのかと

▶︎妻に先立たれ、寂しい思いをずっとしてきた


『まさかね、妻に先立たれるなんて、夢にも思わなかったんだ😔』

思い出させてしまったことに、わたしもちょっと反省😔

ショックで、引きこもりになったことも話してくれました

彼は、脱サラをして起業し
ずっと支えてくれたのが奥様で
それが今では超有名会社の会長さん


ずっと妻に苦労をかけてばかりいてね
やっと2人で楽しく余生を送ろうと
思っていたのに😞

苦労ばっかりかけたからかな…

このベストを着ているだけで
そばに妻がいる気がしてね

でも、今はもう大丈夫‼︎

こうして今、君に出会えて僕は幸せだよ😊

と言われたら、わたしホロリです😭

これからの余生をどう過ごしていけばいいか
ずっとずっと考えていたんだけど


一度憧れていた銀座で
思いっきり遊んで楽しんで

そして
恋がしたいと思ったんだ

わぉ‼︎でしょ?


君と一緒に銀座で食事をしたり
デートしたりするだけで
元気が出るんだ😆

なんだか、この人をほっとけないなぁって
その時思いました😌

元気の源はどこから出てるのかなって

▶︎『恋』に年齢は関係ない


週3回、電車に乗って銀座の夜を満喫している85歳

銀座デビューが遅いので、もう全てが楽しくて仕方ない

10代の頃からずっと働き続け
結婚して子どもが産まれ
起業して家族を支えるために
ものすごい努力をされてきた方

だから、ようやく自分の余生を少しでも
楽しみたいと思っているのでしょう😌

80代でここまで足腰が丈夫なのもすごいなって思うし

銀座以外の日は、地元のスナックで飲み歩いていたらしい😂

なぜ毎日こんなに出歩いているのか?

話を聞いてみると


それはね、『恋』をしているからだよ

男はね、いくつになっても
『恋』をしなくっちゃいけない

『恋』をすることで
100歳まで生きようって
思えるから

…と

気がつけば、どんどんおしゃれになっていくし
今まで経験したことがないようなことを
たくさん経験しているからこそ


笑顔が絶えないし
若返っていくし
足腰はさらに丈夫になるし😳

杖をついて歩いているわけではない

姿勢もシャンとしているし

ルイヴィトンのスーツも似合ってる

なんておしゃれな85歳🥺

▶︎何よりも嬉しいのは『君と手を繋いで歩けること』なんだ


あぁ、やっぱりこれか…。

とわたしは思いました

きっと亡くなった奥様といつも手を繋いで2人仲良く歩いていたんだろうなって

同伴のたびに、わたしの手をギュッと握りしめて、一緒に歩いていましたから😌


手を握るだけで『幸せホルモン』が出る

手を握りしめるだけでも嬉しくて仕方ない

そして『今日も楽しかったよ、ありがとう』

彼が銀座に通っていた頃、ちょうど『2020年の東京オリンピック』開催が決まったニュースが放映されていました

そのニュースを見て、わたしは彼に言いました


2020年の東京オリンピックを
一緒に観に行きましょうね

だから、それまで元気で長生き
しなくっちゃね😊

彼と約束をしたその日が最後の同伴になったのです

▶︎最後の恋を『銀座』でできた幸せ


よく彼とデュエットした曲といえば『銀恋』でした

『銀座の恋の物語』です😌

今の若い銀座ホステスはこの曲を知りません

わたしの世代(1970年代)はこの曲を知っているので
銀座界隈では定番のデュエットソングになっています


若いホステスはダメだな
ちっとも勉強しとらん

とお怒りになるお客様もいますしね😳

石原裕次郎世代の80代にとって
この曲は想い出の曲なのでしょう😌

彼がわたしに
『この曲を一緒に歌ってくれるから嬉しいんだ』

いつも言っていました

彼の最後の夢はきっと


銀座で最後の恋をすること

だったのかもしれません

そして、その恋の相手がわたしだった🥹

切なく儚い恋の物語かもしれませんが

彼にとっては『幸せホルモン』が
いっぱい出ていたからこそ

最後の最後まで
銀座に通うことができたのでしょうね
😌

歳を重ねるにつれて

恋をすることも忘れてしまう

だけど、いくつになっても
恋をしていいんだと

彼と共に過ごした時間を振り返ると
そんな気がするのです😌

いつも『幸せホルモン』で
心とカラダが満たされた
人生を過ごせたらと思うのです

歳を重ねるにつれて
『恋』をすることを忘れてしまう大人たち😔

死ぬその瞬間まで『女』であり続けたいと願うならば

フェミニンケアだけを必死に行うのではなく

『心』のケアも大事ではないかと思うのです

それは『恋』をする『女心』を忘れないこと😌

男性もまた同じように『恋心』を忘れないために
『スキンシップ』を大切にしているのです

銀座の街で、さまざまな業種の方々との出会いの中で
それは『疑似恋愛』なのかもしれませんが

わたしにとっては『素敵な恋』をしたと
思っています😌

銀座ホステスを経験して
わたしは人生というものが
いかに素晴らしいものであるかを
肌で感じてきました

だからこそわかることがたくさんあります


85歳、最後の恋をした

それを聞いて、ほとんどの人が


いい歳なのに、何言ってるんだ

と思うかもしれません😌

ですが、本人は『本気で人生最後の恋をした』

と思って幸せなら、それでいいのです

わたしも『彼との素敵な時間を過ごせたことに』

ありがとうの感謝の言葉しかないのですから


佐方ともみ 
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師

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