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血圧とは濃度のこと?

最近血圧がひどく低かった。上の数値が88という、驚異的な低血圧を発揮し、かなり気分が下がる日々が続いていた。

原因は明確だ。友人の結婚式で食べすぎたからだ。通常、食事をすると内臓で消化活動が始まり、血液が内臓に集中すると言われている。(お医者さんとかだと、このへんのメカニズムがクリアに説明できるんだろうな、いいな、医者になりたかったな、と思う。)

ともかく、食べすぎたせいで、血液が内臓に注力しているのだ。そして、食べすぎたために栄養の吸収が上手く行われなくて、栄養分が不足し、良い血がつくられていないのだ。栄養を吸収したいのに、吸収するにも栄養が使われるらしいので、摂取するエネルギーが効率的(吸収量>消費量)となる分岐点があるのだろう。分岐を明らかに超える量を食べた。

残念ながら日本には、血圧を上げる薬はないらしい。そして、血圧を上げる方法もあまり普及していない。

調べてみたら、このリストができた。

  • カフェインを摂取する(交感神経にスイッチが入り、血圧が下がりにくくなる)

  • 運動する

できることが少ない…!
しかも、カフェインは鉄分の吸収を妨害するので、貧血予防の観点では飲みたくないなぁと思ってしまう。

そんな話を整体の先生に聞いてみた。この1年通って、私の貧血を治すきっかけになった先生だ。理学療法士さんで、身体の不調を食の面からもサポートしてくださる、栄養学にも精通している先生(本当に尊敬しかない)。

「ベタですけど、塩分摂るのもオススメですよ!血圧下げたい人が控えることを、あえてやってみるのも効果あるかもです◎」とのこと。

たしかに、血圧を下げる人向けの記事にはたくさんおすすめアクションが書いてあった。

  • 塩分を控える

  • 野菜(カリウム)をたくさん摂る

  • 食物繊維をたくさん摂る

  • 摂取カロリーを抑える

  • 禁煙する、禁酒する

血圧下げたい人の方が多いんだろうと思うと同時に、血圧が高いことのデメリットの方が生活に影響があるんだろうな…と思った。

私の場合、腸活も細く永くやっている(つもり)なので、野菜は控えたくないし、痩せたくないので摂取カロリーも落としたくない。タバコとお酒はもともと好きじゃないので、やらない。

となると、塩分を摂取するのがよさそうだ◎明日から、少しだけスナック菓子の量を増やしても良いかもしれない。

「塩分や添加物の摂取が増えると、血液内の成分の濃度が高まって、血の濃度が高まるんですよ、血がドロドロしてくるイメージですね。そうなると流れるスピードが遅くなり、圧が高まる仕組みです。」と整体の先生に教えてもらう。

聞きながら、真空状態のホースを想像した。確かに、中身が水の時とミネストローネだったら、内容物の多いミネストローネの方が流れが遅そうだ。逆に、水だったらスムーズに流れる以外の想像がつかない。
身体の構造は難しそうだけれど、物理の法則には従っているみたいだ。と思ったら、楽しく思えてきた。

そういえば、高校時代の生物の先生をグッピーと呼んでいた。熱帯魚のグッピーが好き、という由来がある。グッピーは赤血球も好きだった。白玉のように球体の中心が凹んでいて、そこに酸素を乗せて運ぶ姿が可愛いと思ったらしい。たしかに、白玉だと思うと可愛い。

これから塩分の摂取を増やしていったら、赤血球の凹みに乗るはずの酸素がいないとき、塩分が代わりに乗っちゃったりするのかなぁ…と想像したら、なんだか可愛く思えてきた。

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