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Whyの解像度を上げよう

私がこう思ったのはある本を読んでからだ。
それは潜在意識について書かれていて、潜在意識は答えのない質問をされると永遠に稼働してしまい、余分なリソースを使ってしまうことを知ったからだ。

最近私は後輩ができて仕事で後輩に対して指示をすることが多くなっている。慣れてない後輩は、何をするにも遅いし、突き詰めないし、ミスをする。家に帰ってから、「なんであの子はこんなにやる気がないんだろう」「なんであの子はこの指示を理解できないんだろうか」などと考えてしまう。

そういった日は決まって夜遅くまで頭がモヤモヤしていてすっきりしない。だから朝起きてもモヤモヤの気持ちが持続してしまっている。そうなると朝から気分はどんよりしているし、出社して、またその後輩に会うと「あーきっと今日もダメなんだろうなぁ」と思ってしまうことがある。本当なら、その子の可能性を信じたいのに。

モヤモヤするのは、パソコンがフリーズするのと似た現象なのかもしれない。メモリ以上のコマンドを与えていると動きが遅くなったり、カーソル近くでグルグルマークが永遠かのように動いている、あれ。

「なんであの子は、こんなに仕事ができないんだろう」

という質問は、メモリ以上のコマンドを与えているのと同じなのだ。私の脳のどこにも、その答えは存在しないのに、無いことを証明できないから、潜在意識が探し続けてしまうのだ。

潜在意識の話を聞いてからは、なるほど、確かに答えのない質問をされたら、パソコンがフリーズしてしまうのと同じように、脳の中でも相当のキャパ送ってるんだろうなぁと理解できた。今度からは「あの後輩が理解できるためにはどういう説明をしたら良いだろうか」「この部分は難しいから時間をかけてじっくり説明しようか」などと具体的な行動につながるような質問を自分に問いかけるようにしていきたい。

初めて英語を習った際に5W1Hという疑問符を知った。この中のWhyは具体化して使うようにしたい。なぜなら、Whyそのままだと答えが多様すぎるからだ。

なぜ?は目的を聞いていることもあるし、メカニズムを問うこともある。モチベーションや、感情も回答になり得るだろう。

自分が想像する質問の多くは、自分の脳にも影響を及ぼす。欲しい答えに近い質問を、考えるように心がけたい。

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