FiiO K7レビュー
前置き
人生初の据え置き型のアンプを購入し、初のリケーブルの方試してみました。
使用しているイヤホンはIE100proです。このイヤホン自体私の耳には高音が刺さって聞こえてしまっていたため、音質改善のためにFiiO K7を購入しました。
今回はリケーブルされたイヤホンを利用しているのでアンバランス接続時や純正のケーブルを利用すると使用感は異なると思います。
そしてこの記事では箱の外観・付属品等も載せています。
そのため購入を検討されている方は箱を開ける楽しみが半減してしまうかもしれませんので目次から頑張って飛んでいただけると幸いです。
結論
聞き心地は今まで謎メーカーアンプを使用していたも低音のと比較すると
空間の広がり方がすごい
高い音が刺さることは無くなった
足りないと思っていた低音が底上げされた。
の以上の3つが特に目立って感じました。
結論を述べたところで開封の方していきます。今回の購入サイトはamazonで購入し、販売元はe☆イヤホンから販売されていました。個人輸入のほうが安くつくのですが壊れていたらと考えると怖くなりこちらで購入しました。FiiO K7
eイヤホンの箱を開けるとチラシにさらっとようこそオーディオ沼へと書かれてました(笑)
外箱・中身共に無事綺麗な状態で届きました。
K7 開封
開封すると本体が入っている箱(左)と付属品が入っている箱(右)が入っています。
K7 付属品
左上から6.35mmto3.5mmのイヤホンジャック変換コネクタ
PCや端末の入力用のUSBtypeA to USBtypeB のケーブル
本体用の電源コード2つ
以上の物が付属していました。
特に6.35mm to 3.5mmの変換コネクタはK7本体には3.5mm端子がついていなので3.5mmのイヤホンしかないというユーザーでも問題なく使うことができるので気の利いた付属品でした。
セッティング
セッティングしてみるとこんな感じ
そして電源を入れるとノブが「カチッ」となってからノブの周りが一瞬虹に光り、色が接続している機器の音質によって色が変化する様です。(カセットコンロにしか見えなくなってきた)
サンプリング周波数の表示例
48kHz 以下 =青
88.2kHz 以上 = 黄色
DSD = 緑
私はWindowsで選択できる上限が32bit384000Hzでしたので、そちらを選択をすると内部で「カチッ」と切り替わる音が鳴り初期の青から黄色に変色しました。
ノブのRGBに関しては最初に混色の虹色表現が可能なんだから
「もう少しカラーバリエーションを増やしてくれても良く無い?」
って思ったり思わなかったり。
いざ試聴と感想
まず最初は3.5mm接続状態で視聴しました。
音楽はハイレゾ音源で良く聞き比べられる宇多田ヒカルさんの
『Beautiful World』と個人的に好きな理芽さんの『ピルグリム』を試しに聞いてみました。両方ともe-onkyoさんで購入した24bit音源です。
今までのアンプ
ピルグリム
低音の部分が特に暴力的に聞こえてしまう印象でいつも聞き慣れた音だと思っていましたが1度バランス接続で聞いてしまうと空間の広がりがあまりなく「結構雑な音を聞いていたのかな」と思ってしまいました。
Beautiful World
ボーカルとはそこそこ離れており、イヤホンの中で音が鳴っているという感覚で、普通に音を聞いているという感じでした。
FiiOk7-3.5mm接続
ピルグリム
音圧が高い部分が少し苦しそうに聞こえてきます。
苦しそうというのも限られた空間内でかなり音を出している感覚なので狭い空間で飽和した音を聞いている感覚になりました。
Beautiful World
ボーカルが近い感覚でピアノが少しだけ距離が空いた感覚です
最後の余韻の音の広がり方は決して狭くはないのですが「あぁ少し奥行きを感じる」程度の奥行きを体感して、この時点でこのアンプに変えた恩恵を感じました。
FiiOk7-4.4mm接続
ピルグリム
最初の低音の響き方で違いが直ぐに分かりました。低音が形容できないのですが本当にきれいに聞こえるようになります。ボーカルの距離感も遠いわけでもなく近すぎることもない感覚です。
高音のハモリの部分がすごく伸びがよく聞こえます。
Beautiful World
ボーカルの声は近いのですが奥行きをすごく感じることができる声の透き通り方をしています。
ピアノの音の輪郭が凄くはっきり聞こえて来てすごく定位感が気持ちの良い感触がありました。
まとめと感想
FiiOk7-4.4mmとFiiOk7-3.5mm接続では3.5mmの方がボーカルがすごく近く感じますし位置感覚が少し掴みずらいです。
バランス接続初体験ということもあって部分的にプラシーボ的な部分がある可能性はありますが、音がきれいに反射して音の位置がわかる感触が凄くありました。
とはいえバランス接続を聞いての相対的な感想になるのでバランス接続を知らなければそこまで分かるかと言われればわからないとおもいますし、k7を導入するまでの再生環境と比較しても3.5mm接続時だけでも相当の音質の差が出ていることは確かです。
やはり値段が高いもののそれ相応の音質で答えてくれるので買って正解でした。
今回利用した4.4mmのリケーブルの記事も出していますので良ければそちらも見ていただけるとより分かりやすい思いますので見て行ってください。
あとがき
音系のレビューで音が伸びるとか空間が広がるとか意味が分かっていませんでしたが、アンプの音の感動をどうしても文字に書き出すと結局これらの言葉に落ち着いてしまうのでどうしてもこの形になってしまうのですね笑
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