出産”保険適用” で感じたこと。
先日、菅前首相が「出産費用を保険適用に」という発言をなされていました。
二人目の妊娠を考えている私にとっても、このニュースは他人事ではありません。
一人目のときの妊婦検診代はチケットで全額まかなえるものではなかったし、出産予定日を1週間超過して生まれてきたため、最後2回の検診は全額自費でした。一回10,000円以上の出費は正直辛かった…
はたらくママにとっては、産後は所得も減るので、保険適用により自己負担が減ることは、概ね賛成の声が寄せられそうな気がしています(個人の感想です)。
で、ここからが本題。
妊娠・出産って金銭的なハードルだけではありません。
長期的にみて、妊婦さん・産後ママさんのヘルスケアってどこまでなされるのでしょう?
リハビリや健康増進って、どこまで考えられているのでしょう?
たとえば
早産(胎盤早期剥離)リスクで安静を強いられた方
→ 安静解除後 or 産後のリハビリは?出産のダメージが強かった方(帝王切開や分娩時間遷延、産後体調悪化)
→ 産後のリハビリは?妊娠中に健康を維持したい方
→ 情報提供は?実施場所は?費用は全額自費?
など、この辺りの整備がなされていないことも現状です。
妊娠・産後は、一人ひとりまったく異なる時間を過ごします。
大きな妊娠・出産・産後トラブルがない方。
妊娠中に安静を強いられ、体力が落ちた状態で出産・育児に臨まれる方。
出産前にはなかった、痛みや尿もれなどのトラブルに悩まされる方。
個別性があるのです。
なのにこれらは”仕方がないもの”とされがちです。
それは、妊婦ママ・産後ママのヘルスケアの認知度が低いからであり、ママのリハビリや健康増進が保証されていないから、ということもあります。
妊娠出産に臨むママを守るためには、もっとママのヘルスケアが浸透していてほしいのです。
すべての妊婦さんが”おとなしくしている”必要はないし、
思わぬ形で体力が下がってしまった方も”リハビリ”元気な産後を迎えてほしい。
というのを、行政でも後押ししてくれたらな、と思うのです。
妊娠も出産も育児も、体力は必須です。
デスクワーカーが増えた現代、産前から肩こり・腰痛などの症状を抱えた方も少なくなく、妊娠中の体力を蓄えていなかったり、妊娠中に
(妊娠中に必要な栄養を摂れていない方が多いというデータもあります)
体重や体型を気にされる方は少なからずいらっしゃいますが、体力も大事にしてほしいな、と思っています。
当たり前のことですが、よく食べ・よく動き・よく寝る。
検診費用が保険適用になったとしても、出産は”病気じゃない”ことは変わりません。
金銭面の負担を考慮してくださるのは、とてもありがたいことです。
それだけでなく、長期的には、妊婦さん・産後ママさんのヘルスケアにも配慮していただけたらな、と感じています。
Eleutheriaでは、流山市を中心に、プレママ・ママ世代の体のお悩みに対して、整体・運動指導・栄養アドバイスを始めとしたコンディショニングを行っております。
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お会いできることを、楽しみにしています。
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