見出し画像

ワルイコあつまれ「赤いスイートピー」の歌詞に見る昭和とジェネレーションギャップ

テレビネタが続くが、Eテレ「ワルイコあつまれ」という番組がなかなか面白かった。

たまたまテレビをつけた時に放送していたこの番組は、元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによる教育バラエティ。
どことなくSMAP×SMAPのコントを思わせる番組である。

私が見た回では、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに作詞家松本隆さんが登場。
往年のヒット曲「赤いスイートピー」の歌詞を合唱団キッズ達と共に深堀りするという内容だった。

〽タバコの匂いのシャツにそっと寄り添うから
赤いスイートピー

キッズ「タバコの匂いがするシャツは臭そうなのに、なぜ寄り添うんですか?」

松本氏「そういう時代なんです。
80年代ですから男の人は7割ぐらいの人が吸ってた。
タバコの匂いも、好きな人が着てればいい匂いってことです。」

確かにこの歌が流行った頃は、タバコくさい男の人が珍しくなかった。
当時中学生だった私は歌詞に違和感を覚えることもなく、切ない恋心にキュンとしたものだ。

ところが娘トラの反応はというと、

トラ「えー!?くさいのぜったいムリ!」

まだ恋を知らぬ子供ガキである。

〽なぜ知り合った日から半年過ぎてもあなたって手も握らない
赤いスイートピー

草彅「この二人の関係についてはどう思う?」

キッズ(男の子)「彼はこの女の子のこと、あんまり好きじゃないのかも?」

キッズ(女の子)「半年も手をつないでもらえないなんてかわいそう。」


男の子と女の子で視点が違っていて何とも興味深い。

松本氏「昔は半年も手をつなげない純情な男がたくさんいたって事なんです。」


トラ「ツンデレに決まってる!それってぜったいツンデレ男子だよ。」

私「いや中学生カップルなら間違いなくツンデレだけど、大人だし。
おかーさんなら、この男はさっさと諦めて次行っちゃえって思うけどな。」

というわけで、久しぶりに聞いた「赤いスイートピー」に時代の流れとジェネレーションギャップを感じつつ、まだまだ子供なわが子にホッとする母なのだった。

この番組、次回から我が家の試聴ラインナップに追加しようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?