絶景を食べよう!?地域を詰め込んだ手作りキャンディで想いを届ける ー 京都府宮津市のまち自慢
株式会社FoundingBase、関西初拠点!京都府宮津市。
京都府北部、日本海に面した「海の京都」と呼ばれるエリアがあるのをご存知でしょうか。
中でも、かの有名な観光スポット、日本三景・天橋立があるのがここ宮津。
今回はそんな宮津市の誇る、天橋立が丸ごと食べられる??!
人気のお土産『天橋立キャンディ』をご紹介します。
キャンディ誕生の秘話から商品に込められた想い。
そこから素敵な「まち自慢」のお話がお伺いできました。
1.丹後の魅力が詰め込まれた『天橋立キャンディ』
カラフルな色合いで思わず手に取ってしまう、飴職人による手作り飴。
可愛い、美味しい、ちょうどいいサイズ感で、人気のお土産の1つです。
そんな天橋立キャンディを企画販売するのは、amame代表・多賀美紀さん。
地域の魅力を活かした商品プロデューサーとしてご活躍されています。
さっそく多賀さんにお話をお伺いしました!
ー天橋立キャンディにはどのような想いが込められているのでしょうか。
「『絶景を食べよう』をコンセプトに、天橋立の景色を丸ごとキャンディにしました。それをお土産として持ち帰っていただくことで、食べる時に楽しかった旅の記憶を思い出してもらえたり、お土産としてもらった時に、『天橋立ってどんなところ?』という会話が生まれたり。そんな風に、ちょっとでも天橋立に想いを寄せてもらうきっかけになったらいいなという想いで作りました。」
ー商品のこだわりポイントはありますか。
「まずはキャンディの絵柄。これは職人さんのアイデアなのですが、空にかざしてもらうと、天橋立を挟む阿蘇海と宮津湾がステンドグラスのように透けていて、天橋立がぽっと浮いて見えるんです。」
天橋立キャンディは、組飴と呼ばれる技法で、職人さんの手によって1つ1つ丁寧に作られるそう。
飴のデザインだけではなく、その他にもたくさんのこだわりポイントも。
「この商品(一部フレーバー)は、『琴引きの塩』を使用しています。そしてパッケージにあしらうリボンは、『丹後ちりめん』を使用しているんです。またパッケージデザインには、天橋立と陸を繋ぐ『廻旋橋』と永遠に続く平和な暮らしを意味する『青海波(せいがいは)』を背景にプリントしています。」
宮津が位置するこのエリアは、宮津市のほか、京丹後市・与謝野町・伊根町の2市2町を総称して『丹後』と呼ばれます。
「丹後という地域の魅力をこの一袋に詰め込みました。」
2.『天橋立キャンディ』誕生秘話!?
多賀さんは、宮津市ご出身で進学をきっかけに大阪へ。そのまま大阪の会社に勤め、結婚後もしばらく大阪で過ごしていたそう。そして、子育てをきっかけに宮津へのUターンを決意。その後、商品企画に至るまでの経緯をお伺いしました。
「Uターンを決意したものの、帰ってきてからは『本当にこのままでいいのか、、。』と悶々とした日々を過ごしていました。そして3人目の出産を控え、宮津で再就職した仕事も辞めることになった時、以前から興味があった『起業』にチャレンジできるいい機会かもしれないと思ったんです。」
「夫からは『お土産物を作ってみたら?』と言われていました。最初は不安で踏み出せなかったのですが、何年もかけてちょっとずつチャレンジのエネルギーを積み重ねていきました。」
少しずつエネルギーを積み重ねながら、最後の後押しとなったのは、大好きなアーティストのコンサートだったそう!コンサート帰りに「よし、やろう!!と決めました(笑)」と、笑いながらお話されていました。
そして、決意後はまるでエネルギーが爆発したかのように、あっという間に今のキャンディの構想ができあがったそうです。
ーなぜ飴だったのでしょうか?
「自分はオフィスもないし、なま物は扱えないし、職人でもない。じゃあ私に何ができるのか?を考えた時に、賞味期限が長く、常温管理、個包装ができる飴にたどり着きました。そして、『自分が丹後に住んでいるからこそできる商品を作ろう』と。それは天橋立を訪れるたくさんの観光客に喜んでもらえる商品を作ること。その想いで出来上がったのが天橋立キャンディです。」
3.子どもたちが誇らしく思える、活気あるまちへ
ー改めて宮津の魅力とは?
「やっぱり展望台から望む天橋立の雄大な景色は本当に素晴らしいです。ぜひ皆さんに観に来ていただきたいと思っています。また季節によって変わる日常の風景の美しさ、自然の豊かさ。
でも私は最初からこの地域の魅力に気づいていたわけではないんです。この事業を始めてから、今まで出会えなかった人たちに出会い、たくさんの地域の方々に支えられ、改めてこの地域のたくさんの魅力に気づきました。そして今でこそ、その魅力を商品を通じて伝えていきたいと思っています。」
ー最後に、今後の事業や地域への想いを聞かせてください!
「今後も新しい商品を作っていきたいと思っています。そしてもっと事業を成長させて、田舎でもいきいきと楽しく働ける、そんな場所を作りたいです。
そして子どもたちには、宮津というふるさとを誇らしく思ってほしい。もしUターンするとなった時に、自信を持って、帰ってこれるような活気あるまちづくりの一助となるような活動をしていきたいと思っています!」
4.おわりに
日本三景・天橋立。
そんな絶景を作り出す雄大な山々と輝く海。
そんな自然が作り出す豊かな食材。
そんな地域の魅力を伝えたいという熱い想い。
そんな想いを応援する温かい地域の方々。
多賀さんのお話を通じて、宮津の『まち自慢』をたっぷりお届けさせていただきました。
そして宮津に足を運ぶ機会がありましたら、旅の思い出に『天橋立キャンディ』で、素敵な思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
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