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平生町に根付く木工職人さんの暮らしを豊かに彩る木工家具たち ー 山口県熊毛郡平生町のまち自慢

平生町に住み始めて約半年、LXデザイナーチームの宮本です!
今回お話を伺ったのは、 平生町で30年以上木材加工や建築施工をされている木村さん。
暮らしを彩るの木工家具づくりから、時には港や農道をつくるというまちのインフラづくりに携わったりと、「地域の何でも屋」として平生町で生きてきた大ベテランの職人さんです!
平生町に移住してきたばかりのFoundingBaseのメンバーにも素敵な家具を作ってくれたり、ツアーで参加した子供たちに木工体験をレクチャーしてくれたりと、いつもとてもお世話になっています。木村さんのことをもっと多くの人に知ってほしいなと思い、お話を聞いてきました!




1、平生町に根付く、木工職人さん。肩書きは「地域の何でも屋」。

木村さんの別荘の中

木村さんを訪問すると、いつも素敵な別荘の中で出迎えてくれます。なんと、こちらは全てご自分で1から作られた世界に一つだけのログハウスなのです。
平生町で30年以上木材加工や建築施工をされてきた経験を生かし、こういった家づくりから家具デザイン、土木作業など「地域の何でも屋」として人々の豊かな暮らしを支えてこられました。その特徴として、そのままの木の形や性質を活かしてデザインされたダイナミックな家具や木工製品がたくさんあります。味わい深く、みていてワクワクするものばかりです。


2、木村さんの人生は多彩で波瀾万丈

そんな木村さんが木工や建築に関わるきっかけはなんだったのか。

作業中の木村さん

もともと若い頃はバイクに乗って自由を追い求める組織のリーダーでした(?!)そこからマグロ漁船に乗って荒波の中マグロを捕獲する日々。
マグロ漁船を降りたのちに、土木建築業に関わるようになります。平生の建築やインフラ関連には、ほぼ木村さんが関わっていたといっても過言ではないそうです!
そこで一つのきっかけになったのが木材を手に入れるため日本から飛び出し東南アジアのラオスに来訪したご経験でした。
当時ラオスではベトナム戦争時に道をつくるため、邪魔になった大量の木を谷から落としており、実はこの木が希少性の高いカリンの木!ここに目をつけた木村さんたち一行はどうにかしてその木材を運び出したいのですが、手段がありません…。そこで現地住民と協力し、なんと象使いを連れてきました。たくさん象たちに谷からカリンの木を運ばせて、希少なカリンの木を手に入れます。時には夜中に盗人に木を奪われてしまうことも…!困難を乗り越え、なんとかコンテナに詰め込み日本に運び出すことができました。
それから何十年も土木建築に関わられたのちに仕事を辞して、テーブルづくりなど家具を制作するようになります。ラオスで手に入れた高級なカリンの木を使って素敵なバーのカウンターテーブルをつくられたりと、人の暮らしを豊かにする木工家具づくりに関わり続け、今に至るとのことでした。
お話しを聞いていくと壮大なスケールに度肝を抜かれました。笑)

木村さんがつくる家具

そんな多彩な人生の中で培われてきた経験や職人の技術で、人々を豊かにするものづくりに一貫して向き合ってこられたのだなと感じます。


3、平生町で木に囲まれた生活を。

ここ数年転勤が多く味気ない空間で生活してきた私にとって、唯一無二の木の風合いや味わいを感じられる生活空間に憧れや心動かされるものがありました。
きっと人には、どこか根源の所で「自然との共生・共存」を望んでいる感情があり、作り物ではないそのままの木が活かされた木村さんの家具にはその根源を揺さぶるような性質があるのではないかと感じます。

「この木なんてどうだい?」

宮本も実際に木村さん監修の元、味のあるテーブル作ってみました!!!

カットすることなく木をそのままを生かした流線形。模様や節の一つ一つにも面白さがあって愛着が湧きます。買ってしまうのは簡単ですが、自ら工具を持って削り作業や研磨を行い、木を切り出して天板の足を作ったりと、汗水垂らしながら作り上げたテーブルは体験とセットで一生ものの価値があります。
ただ購入するだけでなく、好きな木を選んで自ら木工体験しながらつくる場合には、破格の値段で体験をさせていただけます。


4、木村さんの「木のものづくり」をもっと多くの人に伝えたい。

木村さんの作品はオンラインストアでの販売はしていないため、直接知っている人や人伝で知った人のみが手に入れられる、知る人ぞ知る、家具たちです。こんな素敵な木の家具や木工体験をもっと多くの人に知ってもらいたいと感じ、今回記事にさせていただきました。

工作体験の様子

木村さんがつくる「生きた木の味わいを感じる家具」の魅力をご紹介させていただきました。みなさんも一度木村さんの所で、暮らしを豊かにしてくれる木の家具づくりにチャレンジしてみませんか? (素敵な武勇伝も聞くことができます!)


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