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アフガニスタン・ジャーナル

『アフガニスタン・ジャーナル』1974~1982年(全巻揃い)

Afghanistan Journal. Jg. 1 – 9 (all published). Bound in 5. Graz, Akademische Druck, 1974 – 1982. <R21-184>

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Original stapled bound with original publisher's binder. Each issue ca 30-40pp, lacking general index on third volume.


アフガニスタンは中央アジアに位置し、ユーラシア大陸の東西交通路とインドを結ぶ「文明の十字路」の要地でした。十字路の宿命として、歴史的には征服者からの侵略を常に受けざるを得ませんでした。

アフガニスタンの人々は自国の伝統、習慣、宗教、文化を非常に大切にしており、自国アフガニスタンに侵略しようとする者、通り道として足を踏み入れようとする者に対して、激しく抵抗・戦ってきたことでも知られています。そのため、アフガニスタンは昔から好戦的で、勇敢かつ自由を愛する人々として知られてきました。

戦いによってアフガニスタンは、人的損害だけでなく、時には経済が麻痺状態に陥るほどの損害を受け、農業の基盤であるダム、地下水路(カレーズ)なども破壊の憂き目に遭いましたが、他民族の侵入はまた異文化交流ともなり、新しい文化の創生につながっていくこともありました。


王政から共和制へ移行、親ソ連派とイスラム勢力との内紛、そして、ソ連の軍事介入と内戦といった激動期にあった1974年から1982年までのアフガニスタンのカラー写真による詳細なドキュメントを提供する本誌は、正に、アフガニスタン研究の失われた記録であると言えます。

アフガニスタン紛争激化に巻き込まれる形で途中廃刊に追い込まれた、この書籍自体がアフガニスタンの歴史を象徴していると言えるのではないでしょうか。

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