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吉岡斉『新版 原子力の社会史』

吉岡斉『新版 原子力の社会史 その日本的展開』(2011年、朝日新聞出版)[原子力工学] 吉岡先生は生前、「不遜にも私自身が 歴史だと思っている」と言われた。 その意味が今は分かる。 本書で吉岡先生の名前は5カ所出てくる。 大きくは3カ所で ・原子力委員会高速増殖炉懇談会 ・核燃料サイクル国際評価パネル ・福島原発事故調査・検証委員会 への参加だ。 原子力委員会高速増殖炉懇談会は 「第6章事故・事件の続発と開発利用低迷の時代 (一)世紀の曲がり角(一九九五~二〇〇〇)」

    • 保護猫カフェ

      家族で近くの保護猫カフェに初めて行った。 写真は左が長女(8歳)で右が次男(4歳)。 行ってから1週間ぐらいで次男が 「また行きたい」と言い、 2週間ぐらいで長女も言った。 長女は「猫がフンもおしっこもしなかったけど、 どこでしているんだろう」とも聞いてきた。 カフェは1室だけで、入るとおしっこの 匂いがしたので、部屋の隅にトイレがあって、そこで するようにしつけているのだろうと答えた。 トイレだけでなく、10匹以上いた猫は しつけられているのか、まったく攻撃的ではなった

      • 第十二式 縮身斜帯に進んだ

        32式太極剣で第十二式 縮身斜帯(スオシェンシェダイ)に進んだ。 ①右手を突いて左足を右足に寄せる (左足のつま先は地面に着けない) ②左足を下げてつま先から下ろし 左手で腹を切る ③左足かかとを着き、腰を左に回しながら 重心を左足に移し、右手を返しながら 剣を握らず操る。左手を伸ばしながら回す ④右足を左足に引き寄せ 右手の剣を引き下ろす。目線は剣先を見る 後日、気功教室の時に珍しく早く着き、 先生が太極剣を一緒にやってくれた。 剣を持ってきていなくて扇と 先生の剣を使

        • 240526春風をたどって

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        吉岡斉『新版 原子力の社会史』

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        記事

          9中川明『学校に市民社会の風を』

          中川明『学校に市民社会の風を――子どもの人権と親の「教育の自由」を考える』(1991年、筑摩書房)[教育] 中川明先生は恩師と呼ばせてもらいたい一人だ。 その著作は、できるだけ書きたいが、1冊目は 教育についての本書にした。 久しぶりに手に取り、何度も見た表紙の写真が改めていい。 校庭で見せる笑顔が本書を明るい雰囲気にさせている。 背表紙に「写真提供 西山悦子」とあるが、 ネットで少し調べてもはっきりしたことは分からなかった。 学校関係の写真家だろうか。 中川先生が書中で

          9中川明『学校に市民社会の風を』

          私にはまだ酷な話

          24式でまた左右下勢独立で直しがあった。 左下勢独立で左足を出してかかとを着いた後、 すぐに左足つま先を開いていた。 以前言われたことだが、軸を回しながら左手が下りる、 そして目が先に行く、 その後、股関節を折る、というのが難しい。 右の股関節を緩めて落とすだけ、とも再度言われた。 そして先生は、その動きについて 「あなたにはまだ酷な話だが」と言った。 自分が他の人よりできているという 思い上がりをいさめられたような気がした。 先生は他のベテランの人たちに 自信を持たせるた

          私にはまだ酷な話

          第十一式 転身斜帯に進んだ

          32式太極剣の練習で 第十一式 転身斜帯(ジュアン シェン シェ ダイ)に進んだ。 なぜか何度、先生のお手本を見せてもらっても 自分で繰り返しても体と手の動きがわからない。 いまだによく分かっていない。 ①体重を右足に移し、左手を右手首に添える。 ★右ひじをどの程度曲げるか、 左足つま先は上げるのか。 ②重心を左足に移しながら 剣先を90°右に回す ③体重を左足に移したら ★右足つま先を軸にカカトを内側に入れる ④右足を左足にひきつけ、 ★つま先は地面につけない ⑤右斜め方

          第十一式 転身斜帯に進んだ

          8『新明解 故事ことわざ辞典』(三省堂)

          『新明解 故事ことわざ辞典 第二版』(2016年、三省堂)[日本語辞典] 小学館の『ことわざ辞典』について書いた時に 後から書くとしていたので。 好きな本屋にことわざの本を 探しているというと、やはり辞書だろうと 取り寄せてもらった。 仕事で企画のタイトルを考える時にも 索引を使って開くことがある。 まえがきで、ことわざについて 「人の心に訴えかける深い意味を含んでおり、 人生の指針や教訓・風刺などをその内容と しています。」とある。 心に訴えかけること、風刺であるこ

          8『新明解 故事ことわざ辞典』(三省堂)

          海底針は骨盤でできあがる

          発表に向けて24式を仕上げる、 ということなのかもしれない。 先生は2時間の練習でも時間を 気にしながら参加する全員の ゴールを考えているようだ。 私にとっては24式と32式剣だが 特に24式を人前でできるだけのものにしようと感じる。 まず気功の教室で「肝試し」と 他の参加者の前で演武した。 先生と2人でやることができて 私は先生の演武を見ることに 必死で緊張することはなかった。 見てくれた人に先生と並んで 演武した違いを聞きたかったが 聞けなかった。 太極拳のクラスで

          海底針は骨盤でできあがる

          次男の体の動かし方

          親バカだが次男(4歳)の体の動かし方が いいと思っている。 写真は長女と長男と一緒に 習っているバレエのレッスン中のもの。 たまたまだが面白い動きが撮れた。 1時間のレッスンは途中で飽きているが 先生のことが好きだと言っているので 楽しく続けてほしい。 バレエの動きの良しあしは分からないが、 いいと思ったのは普段の走りを見た時。 それも分かっているわけではないが、 足裏全体でしっかり地面を蹴っているような 走り方をしている。 次男は前から音楽を聞いて踊るが 考えたよう

          次男の体の動かし方

          7山本周五郎『ちいさこべ』

          山本周五郎『ちいさこべ』(2006年改版、新潮文庫)[日本文学小説物語] 望月ミネタロウ『ちいさこべえ(ビッグコミックススペシャル)』(2013年、小学館)から入ったのかもしれない。 山本周五郎の作品をいくつか読むきっかけにもなった。 この文庫の中でも、読み返していないが 「花筵」や「ちくしょう谷」など面白かった記憶がある。 「ちいさこべ」を読み返してみる。 書き出しの「茂冶は川越へ出仕事に いっていたので、その火事のことを 知ったのは翌日の夕方であった。」(p164)

          7山本周五郎『ちいさこべ』

          左右下勢独立の両手

          前回の24式の練習で先生に 左右下勢独立の手を直された。 今回、その起き上がった時の 前に出す手を伸ばすことを意識した。 すると今回も先生はまっすぐ私の 方に来て、今度は反対の手を直した。 手首が伸びて下がっていたという。 力点は手首の少し上あたりで、 肩と肘を下げる、と教えてもらった。 下げる方の手は24式を習った 最初からあまり言われたことがなく 今回、意識の仕方がよくわかった。 この両手で左右下勢独立の力強さが出せそうだ。 32式太極剣も一つ進んだ。 第11式 転

          左右下勢独立の両手

          海とソース焼きそばと保護猫

          仕事もあって隣町の祭りに行くことになり、 珍しく長女(8歳)と2人で出かけた。 初めて行く祭りで、駐車場から会場は 結構離れていた。 長女は話をしながらよく歩いた。 仕事を済ませ、昼になり、 どこかでご飯を食べようと話したが、 財布を見ると現金が1000円も 入っていないことに気がついた。 長女は不満を言うどころか、お金の 心配をしてくれ、店の前で売っていた ソース焼きそば(500円)でいいと言った。 店の前の護岸に座って食べた。 全部食べていいよと言ったが、長女は 「

          海とソース焼きそばと保護猫

          6D&DEPARTMENT PROJECT『d design travel SAGA』

          D&DEPARTMENT PROJECT『d design travel SAGA』(2014年)[地理・地誌・紀行 日本] このシリーズは何冊かあるが、 最初の1冊は佐賀にしたい。 長男と次男が生まれた土地だから。 ページをめくる度に写真が目に止まり、 思い出すことがある。 バルーンフェスタで自宅から 見える空に浮かぶバルーン、 唐津くんちで子どもが ひきやまを怖がったこと、 ノリ養殖で早朝の船に乗って出た有明海、 井出ちゃんぽんで家族でカツ丼も 一緒に食べたことなど。

          6D&DEPARTMENT PROJECT『d design travel SAGA』

          最後かもしれない散歩

          スイッチを買って早速、変化があった。 長男(6歳)はいつも寝る時、 暗くした部屋で光が出るおもちゃを使って 天井に文字や絵をかいて当て合うという 遊びが好きだった。その後、 「おててえほん」をして、その間に あくびが出てすぐに寝るという毎日だった。 だがスイッチを買った日の夜、 「早く寝よう」と言って寝てしまった。 スイッチを買う前、私がお願いしたことの 一つに早寝早起きがあったからかもしれない。 それでも、あからさまな変化に少し寂しかった。 そして翌朝、長男は5時過

          最後かもしれない散歩

          5マイケル・ウォルツァ―『解釈としての社会批判』

          マイケル・ウォルツァ―著、大川正彦・川本隆史訳『解釈としての社会批判ー暮らしに根ざした批判の流儀ー』(2014年、ちくま学芸文庫)[政治学] この本に最初に出合ったのは2002年、 大学を卒業する時に恩師(私淑する先生 という方が正確かもしれない)に紹介された。 当時は(1996年、風行社) 早速買い、先生と話す機会があると 先生は「面白いでしょ」と言われた。 正直、当時はもちろん今もよく理解できない。 だが仕事をしながら、ずっと開き続けた本だった。 いつか理解したいと

          5マイケル・ウォルツァ―『解釈としての社会批判』